投稿日:2026.04.30 最終更新日:2026.04.30
「造作門柱、いくらかかるんだろう」
「見積もりを取ってみたら、想定より高くて驚いた。」
「仕上げ材で価格がどう変わるのか、見積もりの内容が妥当なのかも分からない。」
そんな方も、多いと思います。
造作門柱の費用を決めるのは仕上げ材・設備・工事条件の3つ。
塗り壁と天然石では初期費用に2倍以上の差が出ることもあり、設備や工事の組み合わせ次第で15万〜50万円以上の幅があります。
岐阜・愛知エリアで施工実績5,000件超、LIXILエクステリアコンテスト7年連続受賞(2024年は金賞・銀賞の同時受賞)の達匠が、現場の経験をもとに整理しました。
デザインや事例のイメージを固めたい方はこちらも見てみてください。
家づくりやリフォームで外構デザインや玄関まわりにこだわりたい方は多いですよね。 中でも門柱は、お客さまを最初にお迎えする「家の顔」的存在です。 しかし、「費用はどのくらい?」「どんなデザインのアイデアがあるか知りたい」と、考えている方も意外と多いのではないでしょうか。 機能門柱と造作門柱どちら
機能門柱の詳細な商品選び方については、こちらの記事で解説しています。
新築やリフォームの際、玄関周りの印象を大きく変える機能門柱。 「正直、全部同じに見えるけれど何が違うの…?」「おしゃれなデザインにしたいけど、どうやって選べばいいの…?」とお悩みの方もいらっしゃるかもしれませんね。 この記事では、そんな皆さんの疑問を解決するために、おしゃれな機能門柱の選び方から
絵や写真に携わる異業種経験を通し、建物やエクステリアに興味を持ち転職。外構エクステリアの業界で営業設計として21年目。LIXILエクステリアコンテスト2024では、手がけた作品が金賞・銀賞。
目次

造作門柱でまず見ておきたいのは、仕上げ材(素材)ごとの価格差です。
同じサイズの門柱でも、塗り壁と天然石では費用が2倍以上違うことがあります。
下記は、標準的な設備(ポスト+インターホン)を含めた総額の目安です。
照明や宅配ボックスを足すと、その分だけ費用も上がります。
| 仕上げ材 | 費用目安(標準設備込み総額) | メンテナンスの目安 |
|---|---|---|
| 塗り壁 | 15万〜25万円前後 | 10〜15年で再塗装 |
| タイル | 25万〜40万円前後 | 10年前後に目地補修 |
| 天然石 | 30万〜50万円以上 | 目地補修・基礎仕様に注意 |
| レンガ | 15万〜25万円前後 | 目地補修が中心 |
| 木材・木目調の仕上げ材 | 10万〜25万円前後 | 天然木は3〜5年で再塗装 |
| スチール・アイアン | 25万〜50万円以上 | 防錆仕様・定期点検が前提 |
もう少し詳しく見ていきましょう。

塗り壁(モルタル下地に仕上げ材を塗る工法)は、造作門柱の中でも費用を抑えやすい素材です。
標準設備(ポスト+インターホン)込みの相場は15万〜25万円前後が目安です。
ただ、「塗り壁なら安い」というわけではなく、「仕上げ方」にもよります。
表面に凹凸をつける仕上げは、フラットな仕上げより職人が整える手間がかかります。
仕上げ材の種類によっては、材料単価も1㎡あたり数千円上がります。
見積で差が出やすいのは、主にこの3つです。
塗り壁のいいところは、外壁と色を合わせやすいことです。
家全体の雰囲気に合わせて、和風・洋風・モダンのどれにも寄せられます。
一方で、10〜15年ごとの再塗装は見ておきたいところ。
門柱は面積が小さい分、外壁全体の塗り替えよりは費用が下がりますが、最低工事費の影響もあり「小さいから安く済む」とは言い切れません。
初期費用だけでなく、あとからかかる塗り替え費用も一緒に見ておくと安心です。

タイル貼りは塗り壁より費用が上がりやすいものの、耐久性と高級感のバランスがいい仕上げです。
標準設備(ポスト+インターホン)込みの相場は25万〜40万円前後が目安です。
外装壁タイルの材料単価は、目安として約4,000〜16,000円/㎡ほど。
ここに、貼り方の手間が加わります。
通し目地・馬踏み目地など、目地ラインの揃え方が違うだけでも、施工時間に差が出ます。
端部の切り込み処理が多いデザインなら、さらに手間が増えます。
見積を見るときは、タイルの品番だけでなく、貼り方や端の仕上げまでセットで聞いておくと比べやすいです。
長期的なメンテナンスで問題になりやすいのは、タイル自体ではなく目地や下地です。
10年前後でコーキング(継ぎ目の防水材)が劣化しやすいので、その時期に目地の状態を見ておくと安心です。
初期費用はやや高くなりますが、長い目で見ると塗り壁より補修の頻度が少ないことも多く、20年スパンで考えると塗り壁と総費用が近くなることもあります。

重みと質感のある外観にしたいなら、天然石も存在感があります。
御影石を使った門柱の相場は15万〜40万円で、標準設備(ポスト+インターホン)込みになると30万〜50万円以上が目安です。
石は種類ごとに材料単価の差があります。
天然石で特に注意が必要なのは、材料そのものの重さです。
石灰岩のスライス材では120kg/㎡に達するものもあり、重い石ほど基礎をしっかり作る必要が出てきます。
門柱本体費だけでなく、基礎・下地の費用が増える可能性があるので、見積では基礎工事まで含まれているか見ておくと安心です。

レンガ積みの門柱は、あたたかみのある外観にしたいときに合いやすい仕上げです。
施工費込みで5万〜15万円台からありますが、積み方やレンガの種類による差が大きく、標準設備(ポスト+インターホン)込みの相場は15万〜25万円前後が目安です。
縦横を揃えた「芋目地(縦横の目地ラインが揃う積み方)」、半分ずらした「馬目地(互い違いにずらす積み方)」、組み合わせた「イギリス積み(段ごとに縦横を変える積み方)」など、目地のパターンで見え方に差が出ます。
国産・輸入・アンティークの違いでも単価に差があり、アンティークレンガは国産の2倍近い価格になることも。
面積が小さい門柱でも職人の手間は省けないので、「小さいから安い」とは言い切れないです。
笠木(門柱上部の仕上げ材)や曲線処理が入ると、さらに手間がかかります。
レンガもタイルと同じく、長く使う中で見ておきたいのは目地まわりです。
目地の痩せやひびが出てきたら、補修のタイミングになります。

ナチュラルでやわらかい印象にしたいなら、木材や木目調の仕上げ材を使った門柱もいいですね。
ただ、木目系の門柱は「どこまで造作するか」「ポストやインターホンをどう組み込むか」で金額がかなり変わります。
最近の外構では「本物の木を使う」だけではありません。
木の雰囲気を出したい場合でも、コンクリート製の枕木風材や、木目調アルミなどを使う方法があります。

見た目は木に寄せながら、腐食や再塗装の手間を抑えやすいのが特徴です。
かなりざっくりした目安としては、次のように見ておくと分かりやすいです。
本物の木なら、自然な風合いが出る一方で、3〜5年ごとの防腐塗装を見ておく必要があります。
手入れの負担を減らしたいなら、木目調の代替材も候補に入れて比べると分かりやすいです。

モダンな外観にしたいなら、スチールやアイアンを使った門柱も候補になります。
造作のオーダー色が強くなるほど費用が上がりやすく、標準設備(ポスト+インターホン)込みの相場は25万〜50万円以上が目安です。
金属の種類によって費用と耐久性が変わります。
また、屋外で長く使うなら、防錆仕様も必須。
見積では、防錆仕様が含まれているか見ておくと安心です。
初期費用が安くても、防錆仕様が不十分だと数年後に補修費がかかることもあります。

費用が変わってくるのは、仕上げ材だけではありません。
造作門柱の見積は「一式○○万円」とまとめて出てくることもありますが、実際には複数の費用項目に分かれています。
ここまで見てきた仕上げ材ごとの価格差は、見積書では主に「本体費」に出てきます。
塗り壁なら抑えやすく、天然石やアイアンにすると高くなりやすい、という差がここに入るイメージです。
ポスト・インターホンなどの設備費は本体費とは別に計上されます。
「造作門柱一式」のような一括表示では、本体費・設備費・工事費の内訳が見えません。
見積書が届いたら、これらが個別に明記されているか見ておきましょう。
工事費は「基礎工事費」と「電気配線費」に分かれます。
基礎工事費は、小型の門柱なら1万〜3万円程度が目安です。
天然石やレンガのように重い仕上げ材を使うと、費用が上がることがあります。
地盤が軟弱な場合は補強工事が発生するので、現場確認後に別途見積になります。
電気配線費は、インターホンや門灯の配線を含めると約3万円が目安です。
既存の配線を流用できれば下がりますが、新規配線になると距離が長いほど費用が上がります。
ちなみに、電気配線工事は資格が必要なのでDIYできません。
後から照明や宅配ボックスを追加すると再施工費がかかります。
計画段階でまとめて検討しておきましょう。
基礎工事費・配線工事費が本体費とは別に明記されているか確認しましょう。
既存の門柱を撤去して作り替える場合は、新設費用に加えて撤去費用が発生します。
小規模な既製品の撤去は約2万円が目安です。
ブロックや門袖を解体する場合は1㎡あたり5,000円〜1万円前後に廃材の処分費が加わります。
既存基礎が大きい場合や電気配線の切断処理が必要な場合は、さらに費用が増えることがあります。
リフォームでは、新設費用のみが記載された見積が届くことがあります。
撤去費用が含まれているかどうかを必ず確認し、撤去費込みのトータルで予算を組んでおきましょう。
仕上げ材と費用の仕組みが分かったところで、「自分ならどのくらいかかるか」の目安を、代表的な3つの条件で整理しました。

いちばんオーソドックスな仕様です。
新築で既存の撤去がなく、照明や宅配ボックスは不要という場合の費用の目安は15万〜25万円前後です。
| 費用項目 | 目安 |
|---|---|
| 本体費(塗り壁) | 8万〜11万円程度 |
| 基礎工事費 | 1万〜3万円程度 |
| 電気配線費(インターホン) | 3万円前後 |
| 設備費(ポスト+インターホン) | 3万〜8万円程度 |
| 合計 | 15万〜25万円前後 |
既存配線が流用できれば費用を抑えられますし、高機能なインターホンや意匠仕上げを加えると高くなります。
塗り壁+標準設備の仕上がりイメージはこちらの事例が参考になります。

参考:達匠のInstagram

タイル仕上げに標準設備(ポスト+インターホン)を組み合わせた仕様です。
費用の目安は25万〜40万円前後で、タイルのグレードと貼り方によって差が出ます。
| 費用項目 | 目安 |
|---|---|
| 本体費(タイル) | 17万〜25万円程度 |
| 基礎工事費 | 2万〜4万円程度 |
| 電気配線費(インターホン) | 3万円前後 |
| 設備費(ポスト+インターホン) | 3万〜8万円程度 |
| 合計 | 25万〜40万円前後 |
タイル仕上げの実例はこちらです。
既存の門柱を撤去して塗り壁で作り替える場合の費用目安は、17万〜33万円前後です。
既存基礎の大きさや配線の状態によっては40万円近くになることもあります。
| 費用項目 | 目安 |
|---|---|
| 撤去費(既存門柱+基礎) | 2万〜8万円程度 |
| 新設本体費(塗り壁) | 8万〜11万円程度 |
| 基礎工事費 | 1万〜3万円程度 |
| 電気配線費 | 3万円前後 |
| 設備費(ポスト+インターホン) | 3万〜8万円程度 |
| 合計 | 17万〜33万円前後 |
同じ仕様でも、新築と比べて撤去費用の分だけ費用が上がります。
見積では撤去費が別途になっていないか、確認しておくと安心です。

費用を少しでも抑えたいのであれば、「仕上げ材の使い方」「依頼先」「発注タイミング」を見直してみましょう。
それぞれ見ていきます。
費用を抑えたいときは、まず「全部を同じ高級な仕上げ材で仕上げる必要があるか」を考えてみるといいでしょう。
たとえば、「正面はタイル、側面は塗り壁」にするだけでも、見た目の印象を崩さず費用を抑えられます。
よく見える正面にだけ費用をかけて、側面や裏面はシンプルに仕上げる。
といった使い分けをすると、見た目も予算もバランスが取れます。
設備は、全部を最初から揃えなくても大丈夫です。
インターホンとポストは最初から必要ですが、照明や宅配ボックスはあとから付けることもできます。
ただ、配線だけは最初の工事のときに先に通しておきましょう。
後から「やっぱり照明も欲しい」となったとき、配線がないと壁や床を開け直す工事費がかかります。
「まだ決めていないけど、後で検討するかも」というものは、工事前に業者へ伝えておくといいでしょう。
形状はシンプルにするほど施工の手間が減り、工事費も下がります。
ポストや表札を自分でネット購入して持ち込む「施主支給」という方法もあります。
設備費の部分を抑えられますが、業者によっては対応していなかったり、取り付け後の保証対象外になることもあります。
検討するなら、最初に業者へ確認しておくといいでしょう。
「どこに頼むか」でも費用が変わります。
| 依頼先 | 費用構造 | 特徴 |
|---|---|---|
| ハウスメーカー経由 | 中間マージンが発生しやすい | 窓口一本化・保証面の安心 |
| リフォーム会社経由 | 下請け手数料が発生することあり | 改修工事と同時発注が可能 |
| 外構専門業者(直接) | 中間コストなし・自社施工 | 要望を直接反映しやすい |
ハウスメーカー経由が高くなりやすいのは、本社経費や広告費などが上乗せされるからです。
外構専門業者へ直接頼むと、その分がカットされます。
達匠では自社の建材店から仕入れているので、さらに資材コストが抑えやすい体制です。
設計から施工まで自社で完結しているため、下請けへの外注費も発生しません。
費用だけで決めるのはリスクもあります。施工品質・保証・アフター対応も、費用と一緒に確認しておくといいでしょう。
「門柱だけ先に変えたい」という場合、単独での施工は割高になりやすいです。
外構工事には、仮設や残土処理といった共通費用があります。
複数の工事をまとめて発注すると、この費用を分散できるので、1件あたりの負担が下がるという仕組みです。
新築外構と一式でまとめるのが効率がいいです。
リフォームでも、同じ考え方です。

A. 一般的に5〜7日程度です。
基礎工事・ブロック積み・仕上げとそれぞれの工程があるので、機能門柱の1〜2日と比べると工期は長くなります。
塗り壁仕上げの場合は、作業日だけではなく、下地モルタルや仕上げ材の乾燥養生(24〜48時間)が入ります。
既存門柱の撤去を伴うリフォームでは、解体・搬出の工程が加わりさらに1〜3日程度多くなります。
門柱周辺の外構工事も合わせて行う場合は、全体で1〜2週間になることもあります。
A. 単純に安いのは機能門柱ですが、グレードを上げると意外と近い金額になります。
機能門柱は工事費込みで6万円台から入れる製品もあります。
造作門柱のシンプル仕様は15万円前後からなので、単純比較では差があります。
ただし、機能門柱もグレードを上げると費用は上がります。
メーカーの高意匠モデルでは設置費込みで20万〜30万円台に入るものもあり、単純に「機能門柱=安い」とは言えなくなります。
コスト重視なら機能門柱、外構全体との一体感やデザインのオーダー感を求めるなら造作門柱、というのが選び方でしょうか。
機能門柱の詳しい選び方は、こちらの記事が参考になります。
新築やリフォームの際、玄関周りの印象を大きく変える機能門柱。 「正直、全部同じに見えるけれど何が違うの…?」「おしゃれなデザインにしたいけど、どうやって選べばいいの…?」とお悩みの方もいらっしゃるかもしれませんね。 この記事では、そんな皆さんの疑問を解決するために、おしゃれな機能門柱の選び方から
A. 仕上げ材によって違い、天然木は3〜5年、塗り壁は10〜15年ごとに補修が必要です。
仕上げ材を決める前に、長期的なコストも確認しておくといいでしょう。
造作門柱は完成して終わりではなく、仕上げ材によっては定期的な補修費がかかります。
初期費用だけでなく、長期的なメンテナンスコストも見込んでおきましょう。
造作門柱の費用は、安いもので15万円前後から、高くなると50万円以上かかることもあります。
特に差が出やすいのは、使う仕上げ材です。
塗り壁やレンガは比較的費用を抑えやすく、タイル・天然石・アイアンなどを使うと費用は上がりやすくなります。
木目の雰囲気を出したい場合も、天然木だけでなく、コンクリート製の枕木風材や木目調アルミなどもあるので、見た目とメンテナンス性を比べて選びましょう。
造作門柱は、デザインの自由度が高い分、どこに費用をかけるかで総額が大きく変わります。
費用を抑えるなら、正面だけタイルにする、ポストや表札を施主支給にする、外構専門店へ直接依頼するなどの方法がありますが、初期費用だけでなく、使いやすさやメンテナンスまで見て選ぶといいです。
達匠は、岐阜・愛知エリアで施工実績5,000件超、LIXIL外構コンテスト7年連続受賞(2024年は金賞・銀賞の同時受賞)の外構専門店です。
自社建材店からの仕入れと設計から施工まで自社一貫体制で、費用と仕上がりのバランスも取りやすいです。
まず費用感だけでも、お気軽にご相談ください。
投稿日:2026.04.30 最終更新日:2026.04.30
投稿日:2026.04.01 最終更新日:2026.04.28
投稿日:2026.03.30 最終更新日:2026.03.30
投稿日:2026.03.24 最終更新日:2026.03.27
投稿日:2026.02.03 最終更新日:2026.03.26
投稿日:2025.12.18 最終更新日:2026.03.26
岐阜市・名古屋近郊で
新築外構をお考えの方へ
オンラインの打ち合わせにも対応しております。
お気軽にご相談ください。
【主な施工エリア】
上記は主なエリアです。近隣の市町村についても、まずはお気軽にご相談ください。