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デッキ・テラス

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タイルデッキの高さはどう決める?|段差ゼロにできる条件と理想の高さの基準

リビングからすっと外へ出られる、段差のないタイルデッキ。 毎日の洗濯物干しが楽になりますし、小さなお子さんやペットのことも考えると、やっぱり「段差ゼロ」は魅力的ですよね。 ただ、「フラットにしたい」と思っても、どの家でも必ずできるわけではありません。 雨水の侵入や床下の湿気を防ぐために「特別な予防工事」があらかじめ必要になるからです。 家のつくりや窓まわり、雨水の逃げ道といった条件によっては、そもそも施工が難しかったり、通常の工事に比べて費用が大きく膨らんでしまったりすることもあります。 だからこそ、「段差ゼロ」だけに縛られず、予算や使い勝手のバランスがとれた「ちょうどいい高さ」を探してみるのがおすすめです。 この記事では、施工実績5,000件超の達匠(岐阜・愛知エリア対応)が、タイルデッキの高さパターンと、段差を少なくするときに見ておきたい条件を整理します。 この記事でわかること タイルデッキの高さ3パターンと決め方の基準 段差ゼロに近づけるための3つの条件 グレーチングの役割と費用が高くなる理由 段差が残る場合の安全対策(ステップ・手すり・タイル) タイルデッキの高さはどの位置を基準に決める? タイルデッキの高さを決める基準は、リビング床・水切り・庭の地面の3つです。 リビング床に近づけるほど、室内から外へ出る段差は小さくなります。 一方で、庭の地面に近づけるほど、リビングとの段差は大きくなります。 高さの考え方 高さを合わせる位置 リビングとの段差 費用感 リビングの高さに合わせる リビング床 ほぼ0cm 高め 水切り(合わせ) 外壁下の水切りラインに合わせる 10〜18cm 中程度 庭の地面に合わせる高さ 庭の地面に近づける 40〜60cm 抑えやすい リビングの床に合わせると段差はほぼゼロになるが費用が高い 一つ目は、タイルデッキをリビングの床とほぼ同じ高さでつくる方法です。 室内と屋外が境目なくつながって見えるので、リビングが外まで広がったような開放感を味わえます。 また、出入りのたびに段差をまたぐ必要がないので、高齢のご家族や小さなお子さんがいるご家庭でも安心です。   ただ、この「段差ゼロ」を実現するには高いハードルがあります。 住宅の足元には、床下の通気を確保するための換気口(または隙間)があります。 ここにそのままタイルデッキを施工してしまうと、床下の換気が止まったり、大雨の際に雨水が室内に侵入してしまいます。 そのため、建物の壁とタイルデッキの間に「グレーチング」と呼ばれる金属製の格子フタを設置し、床下の換気と排水の通り道を確保する必要があります。 窓サッシの高さや、雨水を逃がすための傾斜の計算もシビアになるので、ご紹介している3パターンのなかで最も費用が高くなりやすいです。 建物の構造によっては施工できないこともあるので、ご希望の際は事前の現地調査での確認が必須となります。 【達匠でも多い】水切りに合わせると階段1段分(10〜18cm)の段差が 水切り合わせは、リビングの床ではなく、外壁の一番下にある「水切り」の高さにタイルデッキを合わせる方法です。 外壁のいちばん下あたりに、細い金属の出っ張りが付いている家がありますよね? あれが「水切り」です。 雨水が外壁を伝って、建物の土台に流れ込むのを防いでいます。 水切り自体は、だいたい地面から40〜45cm程度の高さにあります。 タイルデッキを水切りに合わせると、デッキは庭より高く、リビングの床より少し低い位置になります。 このとき、水切りと窓の間には10〜18cmほどの高さ(外壁が見えている部分)があります。 そのため、完成したタイルデッキとリビングの床との間には、ちょうど階段1段分(10〜18cm)の段差が生まれます。 「1段分なら気にならない」という方もいれば、「毎日出入りするなら、その段差も気になる」という方もいます。 水切り合わせは、完全なフラットではありません。 ただ、段差ゼロにするための部材や高さ調整が少なく済むので、費用と使いやすさの折り合いをつけやすい高さです。 達匠でも、タイルデッキの高さは建物の水切りに合わせることが多いです。 庭の地面に合わせると階段3〜4段分(40〜60cm)の大きな段差に もう一つの方法は、タイルデッキを地面(庭)に近い高さでつくる方法です。 リビングの床は、当然ですが、庭の地面より高い位置にあります。 タイルデッキを庭の高さに合わせると、リビングから出るときの段差はいちばん大きくなります。 目安としておよそ40〜60cm、「階段3〜4段分」程度。 高さを出さなくていいので、3パターンのなかでは費用をもっとも抑えやすい方法です。 庭のスペースが削られにくいのも、この高さのいいところです。 段差が大きいほど転倒のリスクも高まるので、毎日の出入りへの影響は費用と合わせて先に考えておきたいですね。 自分の家で「段差ゼロ」のタイルデッキは作れる?3つの条件 段差なしは、床下の換気や雨水の排水ルートを計算するシビアな設計が必要です。 そのため、実際にできるかは現地で見てみないと分かりません。 段差ゼロにするには、事前に確認しておきたいことが3つあります。 床下の換気を確保する「グレーチング」のスペースが必要 段差をゼロにする場合、一番の課題になるのが「お家の床下換気口」です。 タイルデッキをリビングの床と同じ高さまで上げると、床下の空気を入れ替えるための換気口(すき間)をデッキで完全に塞いでしまう形になります。 換気口を塞いで床下の通気が止まると、湿気が家にこもり、最悪の場合は木材が腐ったりシロアリが発生したりする原因に。 家の寿命を縮めないためにも、換気口を塞ぐことは絶対にできません。   そこで必要になるのが、「グレーチング」と呼ばれる金属製の格子フタ。 建物の壁とタイルデッキの間にこの格子を挟むことで、「人が安全に歩けるフラットな床面」と「床下の空気の通り道」を両立させます。 このグレーチングは特殊な建材で、設置にも手間や専門的な技術が必要になるので、通常の段差があるデッキに比べてどうしても費用が高くなります。 また、このグレーチングをはめ込めるかどうかは、換気口の形や配置によって違います。 図面だけでは判断できない部分が多いので、実際に施工できるかは事前の現地調査での確認が必須となります。 「窓の高さ」と「水はけ」の両方が必要 本来、雨水の侵入を防ぐために窓とデッキの間には段差が必要ですが、グレーチングを使えばこの段差をなくせます。 ただし、これにはさらに2つの条件があります。 窓の高さ:もともとの窓の位置が低すぎると、グレーチングを仕込むスペース(厚み)が足りなくなります。 水はけ(雨水の侵入リスク):窓とデッキが同じ高さになるため、大雨や強風の際に雨水が室内に侵入しやすくなります。そのため、通常のデッキよりも「絶対に水を溜めない」シビアな排水設計が必要です。 つまり、「窓の高さ」と「安全な排水ルート」の両方がそろわないと、段差ゼロは作れません。 さきほどの床下換気口と同様に、ここも図面だけでは判断できない部分です。 やはり、実際に現地を見てみないと施工できるかどうかの判断ができません。 庭の傾斜や隣との距離によっては、施工自体ができないこともある 建物だけでなく、お庭の「傾斜や広さ」も、やはり現地で見なければ分からない重要なポイントです。 もし敷地に高低差がある場合、デッキを水平に保つために地面を高く立ち上げる工事が必要になります。 この高低差が大きいほど、土台を支えるコンクリートの壁を作るなど大掛かりな工事が必要になり、その分費用も上がります。   また、建物と隣の敷地との距離が狭い場合は、作業スペースの制限により、グレーチングの設置やデッキを持ち上げる工事自体が難しいこともあります。 ここまでご紹介したように、段差ゼロを実現するには、建物の構造から庭の環境まで、多くの条件をクリアしなければなりません。 図面だけでは判断できない部分が非常に多いので、段差のないタイルデッキをご希望の際は、まずは実際に現地調査で見てもらうのが一番です。 タイルデッキとの段差ゼロが難しい場合はどうする? もし、段差ゼロが難しい場合でも、ステップや手すりをつけたり、滑りにくいタイルにすることで、上り下りの負担やつまずくリスクを減らせます。 特に高齢の方や、お子さん、ペットがいる家では、安心ですよね。 ステップ(踏み台)で上り下りを楽にする デッキの高さを庭の地面に合わせる場合、リビングとの間に3〜4段分の大きな段差が生まれます。 この段差には、ステップを設置すると上り下りがかなり楽になります。 デッキと同じタイルやコンクリートで一体感を持たせて作れば、見た目もきれいです。 また、先ほどご紹介した「水切り合わせ(階段1段分の段差)」の場合も、あらかじめステップを1段足しておくことで、毎日の出入りがさらにスムーズになります。 手すりを設置して段差を上り下りしやすくする 段差が残る場合は、手すりを設置すると上り下りの動作がかなり安定します。 特に高齢の方やお子さんがいる家では、手すりがあるだけで上り下りの安心感が全然違います。 ステップと手すりを組み合わせれば、さらに安心です。 手すりの素材や形はデッキのデザインに合わせられるので、見た目のすっきり感を保ちながら、安全性をプラスできます。 雨の日も安心な「外床用タイル」にする 段差をなくしても、タイル自体が滑りやすければ転倒の危険は残ります。 屋外のデッキで使うタイルは、カタログや商品ページに「外床(そとゆか)○」のマークがあるものを選ぶのが基本です。 表面にザラつきや凹凸がある仕上げのものほど、雨の日でも足が滑りにくくなります。 逆に、見た目がツルツルしていて光沢のある室内用タイルなどは、濡れると一気に滑りやすくなるため屋外には向きません。 達匠の施工事例|高さの違いがわかるタイルデッキの仕上がりイメージ 高さの違いは、文章だけではイメージしにくい部分です。 リビングとほぼフラットにつながる事例、水切りまわりの納まりを考えたい事例、段差を残しながら使いやすくまとめた事例を実際に見てみましょう。 リビングからフラットにつなげて部屋が外まで広く見える事例 お部屋から庭へ出る位置に、水栓スペース付きのタイルデッキを設けた事例です。 広い人工芝の庭と組み合わせています。 リビングからフラットにつながる大判タイルのテラスを設けた事例です。 木目天井の独立テラスの下にソファを配置し、屋外リビングをつくっています。 水切りの高さに合わせた事例 タイルテラスと人工芝、パーゴラを組み合わせた事例です。 テラス部分には、日差しを調整できる可動式屋根のパーゴラを設置しています。 玄関ポーチ、アプローチ、タイルデッキがつながる広めの外構事例です。 玄関ポーチ・アプローチとつながる広いタイルデッキに、埋め込み型の二口水栓を合わせています。 深い軒の下に、大判タイルのテラスを設けた事例です。 日差しや雨を避けながら過ごせる場所をつくっています。 水切りの少し下の高さでタイルデッキを仕上げた事例です。 広めのアプローチ階段を組み合わせ、グレーのタイルと明るい砂利のコントラストでデッキまわりをすっきりまとめています。 大きな段差にステップを追加して出入りしやすくした事例 室内からテラス、ガーデンルームへつながる導線をつくった事例です。 駐車スペースから庭スペースまでをタイルテラスでつなぎ、外まわりを一続きにしています。 タイルデッキの高さ選びで後悔しないためには?2つのポイント タイルデッキの高さは、完成後に変えるのがかなり難しい部分です。 現地確認と、費用・使いやすさ・段差の優先順位を着工前に決めておくこと。これが、後悔を減らす準備になります。 完成後は高さを変えられないので「予算」と「使いやすさ」の優先順位を決めておく タイルデッキはコンクリートを使って頑丈に固めて作ります。 そのため、完成した後に「やっぱり高さを変えたい」と思っても、一度すべて壊して作り直す大掛かりな解体工事が必要になります。 余計な費用を出さないためにも、「予算を抑えるのか」「段差のない使いやすさを最優先するのか」を着工前に決めておくことが大切です。 段差なしにできるかは現地確認なしに決めない|業者と一緒に判断する ここまでご紹介した通り、段差ゼロにできるかどうかは、換気口の位置や窓の高さ、庭の傾斜など、家と庭の条件がすべて揃って初めて実現します。 これらは図面だけでは判断できない部分が多いので、まずは現地調査で「自分の家で段差ゼロができるかどうか」をプロに見てもらうのが一番です。 まとめ:段差ゼロにできるかは、現地調査の相談から始めよう タイルデッキの高さは、リビング床に近づけるか、水切りの高さで止めるか、庭の地面に近づけるかで変わります。 この記事のポイント リビング床に近づけるほど段差は小さくなるが、費用は高くなりやすい 水切り合わせは、10〜18cmほどの段差が残る中間の高さ 庭の地面に近づけると費用は抑えやすいが、段差は大きくなりやすい 段差が残る場合は、ステップや手すり、滑りにくいタイルで出入りを整える ただ、どの高さが合うかは図面だけでは決めきれません。 換気口の位置、窓の高さ、水はけ、作業できるスペースは、現地で見ないと判断しにくい部分です。 まずは段差ゼロにできるかを、現地で確認してもらいましょう。 段差が残る場合も、その場でステップや手すりの入れ方まで考えておくと、毎日の出入りがしやすくなります。 施工実績5,000件超の達匠では、現地調査で敷地条件を確認したうえで、ご自宅に合う高さパターンをご提案しています。 「段差ゼロにしたいけれど、自分の家で本当に可能か分からない」。その段階でのご相談にも対応しています。 迷っている段階でも構いません。まずはご相談ください。

タイルデッキが増加中?ウッドデッキとの9項目比較と10年後の費用差の意外な事実

タイルデッキにするか、ウッドデッキにするか。 デッキ選びで迷っている方は多いですよね。 価格、見た目、メンテナンス。 比較ポイントが多く、なかなか決められないのも無理はありません。 じつは最近、達匠ではタイルデッキのご依頼が増えています。 とはいえ、費用もメンテナンスの手間も、素材によってかなり違います。 BBQをよくするご家庭か、小さなお子さんの遊び場にしたいか。 そういった使い方によっても、変わってきます。 この記事では、タイルデッキとウッドデッキの費用・耐久性・安全性・用途別の向き不向きをプロの視点で解説します。 あわせて、最近タイルデッキのご依頼が増えている背景についても考察してみます。 この記事でわかること 初期費用と10年の維持費を合算したトータルコスト比較 耐久性とメンテナンスの手間の違い 安全性の違い(滑り・硬さ・夏の熱さ) BBQ・子どもの遊び場など用途別の向き不向き タイルデッキが増えてきた背景(現場からの考察) タイルデッキとウッドデッキはどこが違う?費用・寿命・メンテナンスで比較 「費用ってどのくらい違う?」「手入れはどっちが楽?」「どっちが長持ちするの?」 デッキを選ぶとき、きっとまずそこが気になりますよね。 まずはざっくりと全体像を把握するために、主な比較項目を一覧にまとめました。 比較項目 ウッドデッキ タイルデッキ 素材・構造 束柱+骨組み+木材(天然木または人工木) コンクリート基礎+モルタル+タイル仕上げ 耐久性・寿命 5〜30年(種類による) 30〜50年目安 メンテナンス 3年に1度の再塗装が目安+年1回水洗い 日常の掃き掃除・水洗いが中心 初期費用(10㎡目安) 25〜40万円 15〜80万円 10年間の維持費 12〜18万円(業者依頼の場合) ほぼなし(長期で目地補修の可能性あり) 滑りやすさ 濡れると滑り注意 防滑性能を数値で選べる。濡れると滑りやすい 転倒時の安全性 木材の弾力で衝撃を吸収 硬いため転倒時の衝撃が大きい 夏の表面温度 60℃程度まで上昇することがある 70℃近くになる場合もある 火気への対応 取説で「近くで火気使用禁止」と明記 陶磁器質タイルは国交省告示の不燃材料 では、それぞれの違いをもう少し詳しく見ていきましょう。 ウッドデッキは束柱、タイルはコンクリート基礎で作る まずは構造的なお話(どうやって作るか?)から。 ウッドデッキは、地面に束柱(支柱)を立てて骨組みをつくり、その上にデッキ材を張って仕上げます。 素材は天然木か人工木(樹脂系)かで、耐久性もメンテナンスの手間もかなり違ってきます。 床下に湿気がこもりやすいため、通気と水はけがとても大切になります。 一方、タイルデッキは、地面を砕石で固めてコンクリートを打ち、モルタルで平らに均してからタイルを張ります。 地盤から順番につくり上げていく分、工事の手間はかかります。 タイル自体は雨にも紫外線にも強い素材ですが、目地や下地が傷んでくると見た目も足元の安全性も落ちてきます。 木はナチュラルな温もり、タイルはモダンで高級感 見た目の方向性は、ウッドデッキが「自然な木の温もり・ナチュラルな雰囲気」、タイルデッキが「モダンで高級感のあるスタイリッシュな印象」と、大きく違います どちらが家の外観に合うか、どんな雰囲気にしたいかは最終的には好みによるところが大きいです。 タイルの寿命は30〜50年、天然木は5〜10年が目安 耐久性はの差は、「木かタイルか」だけはありません。 ウッドデッキは素材によって寿命の差がかなり大きいからです。 一般的な木材(ソフトウッド寄り):防腐塗装をしても耐久年数は5〜10年程度 ハードウッド(イペやウリンなど):20〜30年 樹脂系(人工木):20年以上   タイルデッキは、陶磁器質タイルの耐用年数は30〜50年が目安とされており、変色・変質がほぼ起きないのが特長です。 ただし「半永久的」というのはあくまで素材の話で、目地の劣化や施工不良が原因の浮き・剥がれは別の問題。 長期的な点検は必要です。 「長持ちさせたい」ならタイル、「経年変化を楽しみたい」なら天然木のウッドデッキ。 ここが選び分けのポイントになります。 メンテナンスの手間を減らしたいならタイルが楽 ウッドデッキを長持ちさせるには、年1回程度の水洗いと、3年に1度を目安にした再塗装が基本です。 「手間」と感じるか「楽しみ」と感じるかは人によりますが、忙しい共働き家庭にとっては正直なところ、負担になりやすいですよね。 タイルデッキは日常の掃き掃除と水洗いが中心で、メンテナンスの手間はずっと少なめです。 ただし完全にゼロではなく、10〜15年後には目地のひび割れが発生する場合があります。 要は、木は「塗装(保護)で延命する素材」、タイルは「汚れを落とせばリセットできる素材」というイメージでしょうか。 タイルデッキとウッドデッキ、10年間でかかる費用はどのくらい違う? 「ウッドデッキの方が安いですよね?」というご質問をよくいただきます。 初期費用だけを見るとウッドデッキの方が安く見えますが、長期的なメンテナンス費用を含めると、話は少し変わります。 10年間のトータルで計算してみました。 初期費用はウッドデッキが安くなりやすい 結論から言うと、同じ広さで比べた場合、ウッドデッキの方が初期費用は安くなりやすいです。 10㎡(約6畳)前後の費用目安は次の通りです。   初期費用の目安(10㎡前後) ウッドデッキ 25万〜40万円 タイルデッキ 15万〜80万円 タイルデッキの費用の幅が大きいのは、コンクリート基礎工事とタイル貼り作業が必要で、下地の条件・高さ・デザインによって費用が大きく変わるからです。 一方、ウッドデッキは基礎工事がシンプルな分、材料費・施工費ともに抑えやすいです。 ただしこれは、あくまで目安で、材質・サイズ・デザイン・土地条件によって変わるため、実際の費用は見積もりで確認するのが確実です。 維持費はタイルがほぼゼロ、ウッドデッキは再塗装費がかかる 初期費用と並んで大切なのが、毎年かかる維持費です。 ウッドデッキは定期的な再塗装が必要で、業者に依頼すると1㎡あたり4,000〜6,000円かかります。 10㎡なら1回4万〜6万円。 これが3年に1度のペースで発生します。 DIYで塗装する場合は塗料代のみで1㎡あたり1,000〜1,500円程度に抑えられますが、時間と体力は必要です。 タイルデッキの維持費のほとんどは掃き掃除・水洗いで、費用としてはほぼかかりません。 ただし、先ほどお伝えしたように10〜15年後に目地の補修が必要になる場合があります。 「まったくゼロ」ではない点は頭に入れておきましょう。 10年総額では同じくらいになることもある 10㎡のデッキで、10年分の費用を試算してみるとこうなります。 10㎡のウッドデッキ(業者再塗装の場合) 初期費用:25〜40万円 再塗装:4〜6万円×3回(3年に1度)=12〜18万円 10年の総額:37〜58万円 10㎡のタイルデッキ 初期費用:15〜80万円 維持費:ほぼなし(長期で目地補修の可能性あり) 10年の総額:ほぼ初期費用のみ   タイルデッキが40〜60万円台なら、再塗装を繰り返した場合のウッドデッキの10年総額とだいたい同じくらいという結果になります。 ただ、実際は庭の広さや素材の違いなどさまざまな要素が影響してくるので、まずは自分の希望がどれくらいなのか、見積もりを取ってみることから始めるといいかと思います。 安全性や快適性は?小さな子どもやペットがいても安心なのはどっち? 「子どもが転んでも痛くない?」 「夏に素足で出られるの?」 そのあたりも気になりますよね。 雨の日はどちらも滑るので注意 まず知っておいてほしいのが、「木なら滑らない」は正確ではない、という点です。 ウッドデッキも濡れたり苔が生えたりすると滑りやすくなります。 メーカーの取扱い情報でも「濡れた表面は滑りやすいので注意」と書かれているほどです。 ただし、タイルデッキは雨の日や水遊びの後に特に滑りやすくなります。 滑りにくいタイルを選ぶか、滑り止めマットを敷くといった対策がおすすめです。 転んだときの衝撃は、ウッドデッキの方がやわらかい これはイメージ通りかと思いますが、転倒したときの衝撃はウッドデッキの方が小さくなります。 タイルデッキはコンクリート+タイルの硬い下地のため、転倒時の衝撃がどうしても大きくなります。 小さ難いお子さんがいるご家庭では、マットやラグを敷く・コーナークッションを設置するなどするといいでしょう。 夏の表面温度は60〜70℃に達することも(色選びと屋根が重要) 夏場の表面温度は、正直なところ「どちらも熱くなります」。 どちらも条件次第で50〜70℃級に達することがあり、素足では歩けないレベルです。 タイルの方がやや高温になりやすいですが、素材だけで決まるわけではありません。 実は、素材よりも「色」の影響が大きいです。 濃色の素材は日射を吸収しやすく、明るい色は熱くなりにくい。 どちらの素材でも明るい色にすれば、表面温度はある程度抑えられます。 また、屋根があるだけでもずいぶん変わります。 BBQや子どもの遊び場、洗濯干しでどちらが向いている? BBQを楽しみたいのか、子どもを思いきり遊ばせたいのか、それとも毎日の洗濯を楽にしたいのか。 目的が違えば、選ぶべきデッキも自然と変わってきます。 代表的な4つの用途ごとにまとめました。 BBQや炭火を使うならタイルデッキが安心 バーベキューを楽しみたいなら、タイルデッキをおすすめします。 タイルは不燃材料なので、炭火や火の粉が飛んでも床が傷みません ウッドデッキでバーベキューをされる場合は、耐熱シートをデッキに敷いた上でご使用ください。 子どもの遊び場にはウッドがおすすめ 毎日子どもが駆け回る場所として使うなら、ウッドデッキの方が安心です。 転倒時の衝撃が和らぐだけでなく、素足で遊んでも夏場の熱さが比較的マイルドです。 ペットの場合は少し事情が違います。 ウッドデッキ(特に天然木)は爪跡がつきやすく、タイルデッキは滑りが気になる場合があります。 一長一短なので、使い方に応じてご相談いただくのがベストです。 なお、プールをデッキの上で使いたい場合はタイルデッキをおすすめします。 プールに水をたっぷり入れるとかなりの重さになります。 ウッドデッキだと構造に負担がかかりやすいですが、コンクリート基礎のタイルデッキなら重さにも対応できます。 毎日の洗濯干しには段差が少ないタイルが便利 毎日洗濯物を干す用途であれば、リビングとフラットに接続しやすいタイルデッキが使い勝手よく感じることが多いです。 段差が少なく出入りがスムーズで、砂・花粉・泥が付いても水洗いで落とせます。 ただし、ウッドデッキでも段差をなくせれば、同じように使えます。 くつろぎのセカンドリビングとしてはどちらも◎ 「セカンドリビングとしてくつろぎたい」という用途では、どちらも十分に使えます。 ウッドデッキは木の温もりと自然な風合いが魅力で、裸足で歩く心地よさは環境にはなかなか出せません。 天然木の経年変化を楽しめる方には、特に愛着が湧く空間になります。 タイルデッキはモダンで高級感のある雰囲気を長く保てます。 「うちの場合はどっちがいいんだろう?」と迷った方は、ご相談ください。 最近、達匠でもタイルデッキのご依頼が増えています。 お客様の暮らし方やご予算に合わせて、最適なプランをご提案します。 なぜ今、タイルデッキのご依頼が増えている?(達匠の肌感覚) データで裏付けたわけではありませんが、「こういう背景があるんじゃないか」と感じていることが4つあります。 毎日が慌ただしくなって「手間のかからない方がいい」に変わってきた コロナ以降、BBQとプールが庭の"定番"になった 庭ではなく「外部リビング」として設計する人が増えた 今どきのモダン・ホテルライクな住宅と、デザインの相性がいい ① 毎日が慌ただしくなって「手間のかからない方がいい」に変わってきた 共働き家庭が増え、週末の使い方も以前とは変わってきました。 庭は使いたいけれど、手入れに時間をかけられない。 そういう家庭が増えるほど、メンテナンスが楽な素材を選ぼうという流れは自然なのかもしれません。 ② コロナ以降、BBQとプールが庭の"定番"になった コロナを機に、庭を使って楽しむ時間が増えました。 油汚れ・水濡れ・ビニールプール。 これらとタイルの相性がとにかくいい。 水で流せばリセットできるので、後片付けの楽さは体感レベルで違います。 ウッドデッキでも楽しめますが、炭火や油汚れが木に染み込むとなかなか落ちません。 「もっと気兼ねなく使いたい」というニーズが強まったことが、タイルへの関心につながっているのかもしれません。 ③ 庭ではなく「外部リビング」として設計する人が増えた 最近は「庭」というより、リビングの延長線上に外のスペースを位置づけるお客様が増えているように感じます。 タイルは高級感が出しやすく、建物との一体感も作りやすいのが特長です。 モダンな外観の住宅との相性もよく、「室内から続く空間として見せたい」という方には選ばれやすい素材だと感じています。 ④ 今どきのモダン・ホテルライクな住宅と、デザインの相性がいい 新築住宅のデザインが、ここ数年でずいぶん変わってきました。 白や黒を基調としたシンプルな外観、石目調やマット系の素材取り入れたホテルライクな仕上げが増えています。 そういった家には、同じ素材感のタイルデッキが自然と合いやすい。 ウッドを合わせると「温もりが出すぎる」と感じる方もいて、そこがタイルを選ぶひとつの理由になっているのかもしれません。 【結論】あなたにはどっちがおすすめ? ここまで見てきて、まだ迷っている方は、この3つを考えてみてください。 10年後も塗装の時間(または費用)をかけてでも、木の質感を取りたいか? BBQや炭火を使う機会が多いか? 転倒リスクを、床の柔らかさで減らしたいか?   1・3にYESが多いならウッドデッキ、2にYESならタイルデッキが向いています。 おしゃれなウッドデッキの施工事例や選び方は、以下の記事で紹介しています。 タイルデッキのデザインや施工事例は、こちらをご覧ください。 まとめ:使い方が決まったら、まずは見積もりを取ってみよう この記事のポイント 初期費用+維持費の10年総額はほぼ同水準になる BBQや炭火を使うならタイル(不燃材料で安心) 子どもの遊び場にはウッドの弾力がおすすめ 夏の表面温度は素材より「色」の影響が大きい タイルも人工木も完全フリーではない タイルが増えている背景には、暮らし方やトレンドの変化がある 10年分のコストで考えると、タイルとウッドデッキの差は、実は初期費用ほど大きくありません。 決め手になりやすいのは「BBQをよく使う家かどうか」「子どもが毎日走り回る場所にするかどうか」といった、使い方の方向性です。 実は、費用より先に「使い方」を決めてしまうと、意外とすんなり決まるのではないでしょうか。 方向性が絞れたら、次は見積もりを取って費用感を確かめてみましょう。 達匠は岐阜・愛知エリアで5,000件超の施工実績を持ち、タイルデッキ・ウッドデッキどちらも自社施工で対応しています。 LIXILエクステリアコンテストのデザイン部門6年連続受賞の実績もあり、ご用途とご予算に合わせて中立的にご提案します。 どちらにするか迷っている方は、気軽にご相談ください。

屋根付きウッドデッキで暮らしが変わる!選び方や費用の不安に全部答えます

ウッドデッキを作ったのに、気づいたら使っていない。 そういう家は、正直かなり多いと思います。 夏は日差しがきつくて出られない。雨が降ればもちろん無理。 春と秋だけ使えればいい方で、年間を通じてほとんど外に出ていない、なんて話もよく聞きます。 屋根を付けるだけで、使える日がだいぶ増えます。 ただ、屋根にもいろんな種類があって、目的や予算によってピッタリなものも変わります。 そこでこの記事では、岐阜・愛知エリアで5,000件以上の施工実績をもとに、屋根の種類と費用・失敗しない選び方を解説します。 この記事でわかること 屋根のメリットとデメリットを整理 ウッドデッキの屋根の4つの種類と費用相場 失敗しない屋根選びの5つのポイント 後付け・DIY・固定資産税などへの疑問回答 ウッドデッキに屋根を付けると何が変わる?5つのメリット ウッドデッキに屋根を付けることで得られるメリットは、大きく分けて5つあります。 雨の日でも洗濯物を干せてくつろぎスペースとしても使える 屋根を付ける一番の目的として挙げる方が多いのが、洗濯物を干せるスペースの確保です。 気象庁のデータによると、日本の多くの地域で1年のうち3〜4割が雨の日にあたるそうです。 年間に換算するとなんと100日以上! 屋根付きウッドデッキがあれば、その日も外干しができます。 雨の日でもBBQや食事を楽しめますし、子どもたちが雨の日でも外で遊べるスペースになります。 猛暑日でも快適に過ごせる!日差しと紫外線をしっかり遮断 真夏のデッキが使われなくなる理由は、シンプルに「暑すぎる」からです。 何もないデッキは、まさに炎天下そのもの。 しかし、屋根で直射日光を遮るだけで、体感温度は大きく下がり、ウッドデッキを活用できるようになります。 もちろん、紫外線も防げますよね。 真夏でも、子どもを遊ばせたり、洗濯物を干したり、ちょっと椅子を出して座ることができるようになります。 さらに見逃せないのが、デッキ材の劣化防止。 紫外線を浴び続けると、天然木も人工木も必ず色あせます。 屋根があるだけで、その進行スピードは確実に変わります。 デッキ材の劣化が遅くなり、寿命が延びる さらに見逃せないのが、デッキ材の劣化防止。 紫外線や雨を浴び続けると、天然木も人工木も必ず色あせます。 屋根があるだけで、その進行スピードは確実に変わります。 素材選びについて詳しく知りたい方は、人工木ウッドデッキの選び方をご覧ください。   また、通気・排水設計の重要性については腐らないウッドデッキの作り方で詳しく解説しています。 上からの視線を遮ってプライベートな外空間になる 二階建てが多い住宅地では、「上から見られている」感覚が気になるものです。 屋根があれば、その視線を遮れます。 特に、すりガラス調やブロンズ系の屋根材にすると、空の光を取り込みながら視線だけをうまく遮れます。 フェンスや植栽と組み合わせれば、さらにプライバシーを高められます。 雨音を楽しむ、屋外リラックス空間としての新しい使い方 屋根付きウッドデッキで意外に喜ばれるのが、雨音です。 屋根に当たる雨の音は、不思議と落ち着きます。 雨の日も外に出られるから、「せっかくだからお茶でも」「雨音を聞きながら読書でも」という、新しい過ごし方ができます。 屋根を付ける前に知っておきたい4つのデメリット ただ、メリットが多い一方で、付け方によってはデメリットにもなります。 よくある4つのデメリットを整理しました。 空が見えにくくなり、開放感が損なわれやすい もともとウッドデッキの魅力のひとつは「空が見える開放感」ですよね。 屋根を付けると空が見えにくくなり、なんとなく狭く感じることがあります。 透明・半透明の屋根材にするか、サイズを調整するか、可動式を検討するといいでしょう。 特に透明タイプは、雨や日差しを防ぎながらも明るさは保てます。 屋根の奥行きによっては室内が暗くなりやすい 屋根を付けると、隣接するリビングが暗くなることがあります。 特に冬は日差しが低くなるため、日当たりが落ちやすくなります。 光を通したいか、熱を遮りたいか。どうバランスを取るかが鍵になります。 台風や積雪で壊れるリスクがある 固定式の屋根は、台風の強風や積雪の重みで壊れることがあります。 耐荷重がきちんと計算されているか、施工前に必ず確認しましょう。 鳥の糞や落ち葉が積もるため定期的な掃除が必要になる 屋根を付けると、鳥の糞・落ち葉・花粉などの汚れが積もります。 放っておくと雨水で流れた汚れが外壁や基礎を傷めます。 特に、鳥の糞は酸性が強く、屋根材の表面も傷みます。 防汚加工済みの屋根材にすると、汚れが雨水で流れやすくなります。 年1〜2回水で洗い流すといいです。 ウッドデッキの屋根は4種類|目的別の選び方 費用・雨除け効果・開放感はどれも違うので、目的に合わせて選びましょう。 種類 費用目安 雨除け効果 日除け効果 開放感 メンテ 手軽さ テラス屋根(固定) 15〜50万円 ◎ ◎ △ 年1〜2回 △ オーニング(可動) 10〜30万円 △ ◎ ◎ 収納時の確認 ○ サンシェード・タープ 3〜10万円 △ ○ ◎ 簡単 ◎ パーゴラ 10〜40万円 ✕ △〜○ ◎ 植物の手入れ △ テラス屋根(固定式):雨・雪・紫外線をしっかり防ぐ テラス屋根は、アルミ支柱とポリカーボネートパネルで構成された固定式の屋根で、ウッドデッキに常設するタイプです。 4種類の中でもっとも雨・雪・日差しへの対応力が高く、洗濯物干しスペースを作りたい方にいちばん選ばれています。 代表的な製品としては、LIXILの「スピーネ」「テラスSC」、YKK APの「ソラリア」、三協アルミの「ナチュレ」などがあります。 引用:LIXIL | スピーネ 引用:LIXIL | テラスSC 引用:YKK AP | ソラリア 引用:三協アルミ | ナチュレ 屋根材は大きくクリア・ブロンズ・熱線遮断の3タイプに分かれており、「UVカットはほぼ100%が前提で、暑さ対策(熱線カット率)と明るさ(全光線透過率)でグレードを選ぶ」という選び方が基本です。 費用の目安は工事費込みで15〜50万円程度です。 サイズや素材、施工条件によって幅が出ます。 メリット:雨・雪・紫外線をしっかり防げる、耐久性が高い デメリット:一度設置すると撤去が難しい、4種類の中では最も費用がかかる こんな方に:洗濯物を常時外干ししたい方、長期的に屋根を使いたい方 オーニング(可動式):開放感を保ちながら日除けになる オーニングは、必要なときだけ広げて使う可動式の日よけです。 使わないときは壁面に収納できるので、「開放感を保ちながら、日差しが強いときだけ使いたい」という方に向いています。 手動タイプと電動タイプがあり、費用の目安は工事費込みで10〜30万円程度。 細かく見ると、製品代だけで手動2〜15万円・電動15〜25万円、それに施工費3〜10万円が加わるイメージです。 注意点として、雨や雪を完全には防げないことと、強風時は壊れないよう収納する必要があることを押さえておきましょう。 「洗濯物を干すための屋根」としては少し心もとないですが、「日差しの強い日だけ日除けが欲しい」という目的なら十分です。 メリット:開放感を保てる、季節に合わせて使い分けられる デメリット:雨除けとしては不十分、強風時は収納が必要 こんな方に:日除けとして使いたいが開放感も欲しい方、季節によって使い分けたい方 サンシェード・タープ:まず試したい方に向いた簡易型 サンシェードやタープは、布製の日除けをロープやフレームで固定するタイプです。 市販品なら5,000円〜3万円程度からDIYで設置でき、業者に依頼する場合でも3〜10万円程度とコストが抑えられます。 取り付け・取り外しが簡単なので、気軽に試せるのが一番のポイントです。 ただし、耐久性は高くなく、雨や雪への対応力も限定的です。 強風時には飛ばされるリスクもあるため、事前にしっかり固定できる方法を確認しておきましょう。 メリット:費用を抑えられる、取り外しが簡単、手軽に試せる デメリット:耐久性が低い、雨除けの効果は限定的 こんな方に:まずは試してみたい方、季節限定で使いたい方 パーゴラ:ナチュラルな雰囲気が魅力も雨除け効果はほとんどない パーゴラはつる棚式の屋根構造で、植物を絡ませて自然な日陰を作るタイプです。 木製・アルミ製・スチール製など素材のバリエーションがあり、費用の目安は10〜40万円程度です。 4種類の中でもっとも「庭らしい雰囲気」を出せるのがパーゴラの魅力で、ナチュラルな外観にこだわりたい方に人気があります。 ただし、雨除けの効果はほとんどなく、植物の手入れも必要です。 また、屋根を付けた場合は建築基準法上の建築物に該当する可能性があるため、事前に自治体に確認することをおすすめします。 メリット:自然な雰囲気が楽しめる、デザイン性が高い こんな方に:ナチュラルガーデンを楽しみたい方、雨除けより雰囲気を重視する方 屋根の費用に加えて、ウッドデッキ本体の費用も気になる方は、【ウッドデッキの費用相場】で詳しく解説しています。 屋根付きウッドデッキで後悔しないために意識すべき5つのこと 失敗を防ぐポイントは5つ。 考える順番は「①安全性→②実用性→③明るさ→④快適性→⑤業者選び」です。 屋根を大きくするなら強度も比例して必要 「おしゃれ優先で強度を気にしなかった」というのが、施工後に後悔される方に多いパターンです。 細い柱がスタイリッシュ、フレームを目立たせたくない、屋根を大きくして開放感を出したい…… 気持ちは分かりますが、屋根が大きくなるほど風を受ける面積も増えます。 見た目を優先しすぎると、強度がギリギリになることがあるんですね。 「大きくするなら、強さも比例して必要」と覚えておいてください。 積雪についても同じです。 「うちは雪はそんなに降らない」と思っていても、年に数回のドカ雪は起きます。 「万一積もったらどうなるか」と考えておくことが大切です。 洗濯物を濡らしたくないなら奥行き1.5m以上が目安 「とりあえず屋根を付けたい」という曖昧な動機のままだと、使いにくい屋根になってしまいます。 まず「何のための屋根か」を明確にしましょう。 洗濯物を干したいのか、日除けが欲しいのか、BBQのためなのか。 目的によって、屋根の奥行きも変わります。 奥行きと防雨効果の目安はこちらです。 奥行き1m程度 → 軽い雨よけ程度 奥行き1.5m前後 → 日常的な雨はほぼ防げる 奥行き2m前後 → 横雨にも対応できる 洗濯物を絶対に濡らしたくないなら、1.5m以上の奥行きを確保することをおすすめします。 屋根の長さと透明度をセットで考えると室内も暗くなりにくい 軒を長くすると、室内が暗くなります。 ただ、透明タイプの屋根材を選べば、明るさをかなり保てます。 熱線遮断タイプなら、暑さも防ぎながら光を取り込めます。 「屋根の長さ(奥行き)」と「屋根材の透け具合(全光線透過率)」はセットで考えるのがコツです。 また、「図面ではOKだったのに、実物を見たら圧迫感があった」という失敗もよく聞きます。 高さの目安としては、床から屋根の先端まで2.2〜2.3m以上を確保できると、窮屈感が出にくいです。 可能であれば、ショールームなどで実際のサイズ感を体感してみてください。 固定式には季節による使い勝手の差がある。可動式も選択肢 固定式の屋根は万能ではありません。 夏は日差しを遮ってくれますが、冬は室内が暗くなりがちです。 そこで選択肢のひとつとして知っておきたいのが、開閉式の屋根です。 開閉式オーニングや可動ルーバー屋根なら、「雨も防ぎたい、でも明るさも欲しい」という2つのわがままが叶います。 ただし、固定式より費用がかかります(電動オーニングで製品代15〜25万円+施工費3〜10万円程度)。 施工実績が多い業者ほど、設計の引き出しが多い 屋根付きウッドデッキで一番難しいのは、「日差しをどこまで遮るか」と「圧迫感をどこまで抑えるか」のバランスです。 カタログや図面だけでは判断しきれない部分なので、同じような施工を数多くこなしてきた業者ほど、こういった感覚的な部分をよく知っていて、提案の幅も広がります。 ここまで読んで「なんとなくわかったけど、自分の家だとどうなのか」と感じている方が多いと思います。 達匠は岐阜・愛知エリアで5,000件以上の施工実績があり、その「自分の家だとどう?」という部分を一緒に考えるのが得意です。 現地調査・見積もりは無料です。 ウッドデッキの屋根でよくある質問 ここでは、屋根付きウッドデッキについてよくいただく質問にお答えします。 後付けで屋根を設置できる? 既存のウッドデッキへの後付けは可能です。 ただし、デッキの土台や柱の状態によっては補強工事が必要になる場合があります。 また、屋根の規模によっては建築確認申請が必要なこともあるため、施工前に確認が必要です。 DIYで屋根を取り付けることは可能? サンシェードやタープであれば、DIYしている方も多いです。 一方、テラス屋根やオーニングは、基礎への固定や防水処理などが必要になるので、プロに依頼するのが安全です。 屋根を付けると固定資産税は上がる? 一般的なテラス屋根(屋根と柱のみの構造)は、固定資産税の課税対象にはなりません。 壁が3面以上あって土地に固定されていると「家屋」扱いになり、固定資産税がかかります。 ただし、サンルームのように壁で囲われた構造(テラス囲い)になると課税対象になる可能性があります。 大きな屋根を設置する場合は、事前に自治体へ確認することをおすすめします。 まとめ:屋根があればデッキは一年中使える。選ぶなら施工実績のある業者に 洗濯物・日差し・プライバシーまで、屋根ひとつでカバーできます。 しかも目的に合わせてタイプもいろいろあります。 この記事のポイント 洗濯物干しなら固定式テラス屋根+奥行き1.5m以上が基本 圧迫感が気になるなら透明・半透明の屋根材を選ぶ 可動式(オーニング)は開放感◎だが雨除けは弱い テラス屋根(屋根+柱のみ)は固定資産税の対象外 業者選びは屋根付きウッドデッキの施工実績数が目安 「暑いから」「雨だから」と使えなかったデッキが使えるようになるだけで、きっと毎日の生活も変わってくるはずです。 屋根はカタログや写真だけでは、なかなかイメージがつかみにくいもの。 達匠は岐阜・愛知エリアで5,000件以上の施工実績があり、「うちの場合はどうなる?」を一緒に具体化できます。 現地調査・見積もりは無料です。

人工木ウッドデッキの寿命は本当に20年?劣化の原因と長持ちの条件

「人工木にすれば、メンテナンスなしで一生使えるんでしょ?」 お庭作りのご相談で、そんなふうに聞かれることはよくあります。 人工木ウッドデッキの寿命はおおよそ20年以上です。 確かに天然木と比べるとはるかに長持ちしますが、まったく傷まないわけではないんですね。 何年も直射日光や雨風にさらされれば、どうしても表面の色があせたり、細かいひび割れができたりするものです。 ただ、少し色が薄くなった程度なら、急いで交換しなくても大丈夫です。 この記事では、5,000件以上の外構施工実績をもとに、人工木デッキに起きる変化のしくみと、「まだ使えるのか」「もう寿命なのか」を見分ける基準をまとめました。 この記事でわかること 天然木(ソフト・ハード)と人工木の寿命の違い 紫外線や夏の温度変化によって起きるデッキの傷み方 ひび割れや反りから判断する交換時期の3つのサイン 年1回の中性洗剤洗いで30年以上長持ちさせる方法 人工木の寿命は20年以上。天然木とはどれだけ差がある? 人工木ウッドデッキの寿命は、一般的に20年以上とされています。 ただ、床下の風通しがよく、根太や束柱が傷んでいないことが前提の話。 寿命は素材の性能だけでなく、床下の湿気管理や温度変化など、施工条件にも左右されます。 まずは素材別の寿命から確認していきましょう。 ソフトウッド5〜10年、人工木は20年以上と大きく差がある ウッドデッキに使われる素材は大きく3種類です。 素材ごとの特徴と寿命の目安をまとめると、以下のようになります。 素材 耐久性 寿命の目安 メンテナンス ソフトウッド(天然木) △ 5〜10年 定期的な塗り直しが必要 ハードウッド(天然木) 〇 15〜30年 数年おきの塗り直しが必要 人工木(樹脂・木粉複合) ◎ 20年以上 基本的に不要 天然木との一番の違いは、やはり「腐りにくさ」にあります。 中でも、ソフトウッドは価格が抑えられる反面、腐食・虫害・変形・割れが起きやすいのが特徴です。 塗装をしないままでいると、数年もしないうちに劣化が始まることも。 ハードウッドは耐久性が高く、しっかりメンテナンスを続ければ20〜30年使えるものもありますが、数年おきの塗り替えが必要になります。 一方、人工木(樹脂と木粉を混ぜ合わせた工業製品)は腐食・虫食い・ささくれが起こりにくく、メンテナンスの手間が大幅に少ないのが一番の魅力です。 価格は高めになりますが、長い目で見るとメンテナンスコストの低さがしっかり活きてきます。 初期費用から将来のメンテナンスコストまで、ウッドデッキの全体的な費用相場を知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。 天然木との詳しい比較やおすすめ商品が気になる方はこちらの記事をご覧ください。 腐りにくく、虫害にも強い。これが人工木の寿命が長い本当の理由 人工木が長持ちしやすい理由は、大きく3つあります。 プラスチックが水を弾くから、内部が腐りにくい プラスチックが水を弾くのは、なんとなくイメージできると思います。 人工木はそのプラスチック(樹脂)と木の粉を混ぜ合わせて作られているので、天然木と違って水分が内部に入り込みにくい構造になっています。 腐朽菌が木を腐らせるには水分が欠かせません。 水が入りにくければ、腐朽菌はそもそも活動できないんですね。 品質が均一で「当たり外れ」がない 天然木には木目や節、含水率のばらつきなど、個体差がつきものです。 その差が耐久性の差にもなりやすく、同じ樹種でも「長持ちするものとしないもの」が出てきます。 一方、人工木は均一に製造された工業製品なので、性能のばらつきが少なく品質が安定しています。 シロアリに食べられにくい シロアリはセルロース(木の成分)を分解してエネルギーを得る虫ですが、人工木はプラスチックを含む複合材のため、天然木に比べてシロアリ被害を受けにくいことが研究でも確認されています。 ただし「ほとんどない」は「絶対ゼロ」ではありません。 ただ、床下が常に湿った状態になっていると、表面の木質部分が腐ってしまうこともあります。 だから、床下の湿気管理が大事になってくるわけです。 もっと手入れが楽で長持ちする素材を探している場合は、タイルデッキも有力な候補になります。どちらがご自身の用途に合っているか比較したい方は、こちらの記事も参考にしてください。 人工木にも劣化はある?起きやすい変化と原因を知っておこう 「人工木は劣化がないんだよね?」 実は、そうとも限りません。 代わりに起きるのが、紫外線と温度変化による傷みです。 さらに見落とされがちなのが「下地」の劣化です。 紫外線で色あせ・粉化は起きるが、すぐに交換が必要な変化ではない 日に当たり続けると色あせてくるのは、プラスチックの椅子でも車のボディでも同じですよね。 人工木も同じで、屋外で使い続けるうちに表面が少しずつ色あせてきます。 さらに年数が経つと、表面が白っぽい粉を帯びてくることがあります。 「チョーキング」と呼ばれる現象です。 ちょっと余談ですが、「デッキに白い粉がついているんですが、これ大丈夫ですか?」というお問い合わせはけっこう来ます。 不具合ではないので安心してほしいのですが、洗濯物や布団を直接置くと粉が付くことがあるので、そこだけ覚えておいてもらえると助かります。 ただ、色あせもチョーキングも、使い続ければ起きる自然な変化です。 見た目は気になりますが、すぐに交換が必要なわけではありません。 夏の温度差で反りが起きやすく、表面は70℃近くになることもある プラスチックは熱で伸び、寒さで縮みます。 夏と冬の繰り返しで、2mの板が5〜6mmほど変わることもあります。 わずかな数字に聞こえますが、この伸縮を考えていない施工だと、板が反ったり歩いたときにたわんだりすることがあります。 なので、施工のときは、板と板のつなぎ目に5mm以上の目地を設けます。 もう一つ、夏の表面温度も気になるところです。 直射日光を受けたデッキ面は、70℃近くに達することもあります。 色の濃い製品ほど熱を持ちやすく、夏に素足で乗るとやけどすることがあります。 小さなお子さんがいるご家庭は、特に気をつけてください。 下地の木材が、デッキ表面より先に傷むことがある 実は、ウッドデッキで一番見落とされがちな劣化箇所が「下地」です。 表面の人工木がいくら長持ちする素材でも、その下の根太(ねだ)や束柱(つかばしら)が先に傷んでしまうことがあります。 デッキの下は地面に近く、雨が降るたびに湿気がこもりやすい場所です。 風通しが悪ければその湿った状態が長く続き、木材が腐ってきます。 表面が人工木でも、床下が腐れば安全に使えなくなります。 うちのデッキはまだ使える?色あせ・ひび割れ・たわみで見分ける交換のサイン 人工木ウッドデッキは20年以上持つとはいえ、使い続けるうちに何かしら変化は出てきます。 「うちのデッキはまだ大丈夫?」と気になったとき、年数だけで判断するのは難しいですよね。 そこで劣化の状態を3段階に分けて、見ていきます。 色あせ・変色だけなら、まずは経過観察で十分 まず代表的なサインは、設置当初より色が薄くなった、わずかに変色が見られる、といった変化です。 色あせは人工木デッキで年数とともに起きる自然な変化です。 この段階では強度も防水性も大きく落ちているわけではありません。 まずは経過観察で十分です。 定期的に掃除して、汚れがこびりつかないようにするだけで、この段階はかなり長く維持できます。 気になるようであれば、人工木専用のコーティング剤を使うと紫外線から表面を保護でき、色あせの進行を遅らせることができます。 浅いひび割れ・軽い反りはメンテナンスで延命できる段階 この段階のサインは、表面に浅いひび割れが見られる、板の端がわずかに反っている、中央に少し水が溜まりやすい、といったものです。 すぐに交換が必要なわけではありませんが、放置すると劣化が進みやすいので、早めに対処しておきたいところです。 表面的な浅いひび割れであれば、番手60〜80のサンドペーパーで板の長手方向に沿って磨く補修ができます(取扱説明書に記載されている方法です)。 磨いた後にコーティング剤で保護すると、水分が入りにくくなって劣化の進みも遅くなります。 軽い反りについては、歩くのに問題がないようなら様子を見て構いません。 「水たまりができやすくなった」「少しボコつく感じがする」程度であれば、様子を見ながら管理していきましょう。 この段階でしっかりメンテナンスを続ければ、さらに10年以上使い続けることも十分可能です。 深いひび割れ・たわみ・ぐらつきが出たら交換を検討するサイン 深いひび割れ(内部まで達しているもの)、踏むとたわむ・沈む感じがする、きしむ音がする、デッキ全体がぐらつく。 こうしたサインが出てきたら、安全性に関わる問題が起きている可能性があります。 自己判断での先延ばしは避けてください。 深いひび割れができると水が中まで入り込み、下地の木材が腐るのが早くなります。 踏んだときのたわみやぐらつきも、下地が腐っていたり固定部分が弱くなっているサインのことが多く、見た目では判断しにくい場合もあります。 放っておくと事故につながるので、迷わずプロに診てもらってください。 人工木ウッドデッキを30年以上持たせるには、何をすればいい? ケアと施工条件さえ整えば、人工木ウッドデッキは30年以上使い続けることができます。 具体的な5つの方法を解説します。 中性洗剤での年1〜2回の清掃が、劣化を防ぐ基本 人工木のお手入れは基本的に年1〜2回の清掃だけで十分です。 やり方は「中性洗剤をうすめたもの+スポンジで拭いて、水で流す」だけ。 ワイヤーブラシなど硬いもので力を入れてこすると表面に傷がつくので、スポンジや柔らかいブラシを使ってください。 黒い斑点(カビ)が出た場合は、塩素系のカビ取り剤が使える製品もありますが、素材への影響があるものもあります。 まずはお使いの製品の取扱説明書を確認してください。 高圧洗浄機は使えますが、強い圧力で表面を削ってムラが出ることがあります。 弱めの設定で、板の長手方向に沿って使うのが基本です。 スチーム洗浄機はNGとしているメーカーもあるので、同じく確認しておきましょう。 寿命を左右するのは床下の湿気。年1回の草取りで空気の通り道を確保 人工木デッキの寿命を大きく左右するのが、「床下の湿気管理」です。 デッキ下に雑草や落ち葉が溜まると、空気の通り道がふさがれて湿気がこもり、下地の木材が腐ってきます。 定期的な草取りや落ち葉の掃除で、デッキ下に空気の通り道を確保しましょう。 防草シートを使う場合は、透水性だけでなく通気性も確保できるタイプにしてください。 色あせが気になってきたら、コーティングで表面を保護できる 色あせや表面の傷みが気になるようになったら、コーティング剤で表面を保護する方法があります。 人工木専用のものを選ぶ必要があり、塗布前にやすりがけが必要なこともあります。 塗料の種類によっては素材に合わないものもあるので、使う前にお使いのデッキのメーカーに確認してください。 必須ではありませんが、浅いひび割れや色あせが目立ってきたタイミングで試してみてください。 テラス屋根やシェードで日陰を作れば、劣化も表面温度も抑えられる 直射日光を長時間受け続けると、紫外線劣化(色あせ・チョーキング)が加速します。 また夏場はデッキ表面が高温になるため、素足でのやけどリスクも出てきます。 パーゴラやテラス屋根、シェードで日陰を作るだけで、どちらもかなり改善されます。 日射を遮ることで表面温度が下がり、夏でも素足で使いやすくなります。 雨の日に洗濯物を干したり、アウトドアリビングとして天候に左右されず使えたりと、活用の幅も広がります。 屋根のメリット・デメリットや費用について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。 まとめ:年1回の水洗いと床下管理で、人工木ウッドデッキは20年以上持つ 人工木ウッドデッキは「腐らない素材」として知られていますが、「腐らない」は「何もしなくていい」ではありません。 この記事のポイント 人工木の寿命は20年以上が目安となる 年1〜2回の水洗いだけで十分なお手入れになる 色あせや浅いひび割れならすぐには交換しなくていい 踏んでぐらつく、深いひび割れが出たら早めにプロへ 年に1、2回、中性洗剤で洗い流す。それだけで、人工木デッキは20年以上きれいに保てます。 色あせや表面のひび割れ程度なら、気になったタイミングでコーティングしてあげれば十分です。 「歩くと板が沈む」「全体がきしむ」といった症状が出てきたときは、放置せずプロに診てもらってください。 デッキの寿命は、素材の性能だけでなく、施工の質にも大きく左右されます。 「今の状態を一度見てほしい」 「ウッドデッキを新しく作りたい」 という方は、達匠にご相談ください。 ウッドデッキの補修・交換から新設まで対応しており、5,000件以上の外構施工実績があります。 LIXILエクステリアコンテスト6年連続受賞の経験をもとに、長く使えることを前提にした下地設計・素材選びをご提案しています。 はじめてのご相談でも、お気軽にどうぞ。

【面積・種類別】タイルデッキの費用相場と費用で注意してほしい4つのポイント

少し前まではウッドデッキのご相談が多かったのですが、最近はタイルデッキを選ぶ方が増えています。 ただ、やはり気になるのは費用。 「タイルデッキって高そう」というイメージを持つ方も多いと思います。 ただ、費用を抑えようとして注意してもらいたい点もあります。 そこでこの記事では、タイルデッキの費用相場と注意すべきポイントを詳しくわかりやすく解説します。 この記事でわかること 面積別の費用相場(小規模・中規模・大規模) 費用の内訳と下地工事が重要な理由 タイル種類による価格差 費用を抑えられる部分と削ってはいけない部分 タイルデッキの費用は10㎡で40万〜60万円【面積と下地で決まる】 タイルデッキの費用は、5㎡以下の小規模なもので20万円台、15㎡を超える大規模なもので100万円を超えることもあります。 よくあるのは10㎡(約6畳)で40万〜60万円くらい。 まずは、小規模・中規模・大規模に分けて、それぞれの費用相場を見ていきます。 5㎡以下の小規模タイルデッキは20万〜35万円 小規模なタイルデッキは、掃き出し窓の前やちょっとしたスペースに設置することが多いです。 費用の目安:20万〜35万円 ㎡単価:4万〜7万円/㎡ 面積が小さくても、基礎工事や諸経費の固定コストがあるため、㎡単価で見ると割高になりがちです。 用途例 玄関前のちょっとしたテラス 室外機の目隠しを兼ねたスペース ゴミ置き場の目隠し 最小限の費用で始められますが、極端に安くはならない点は覚えておきましょう。 10㎡程度の中規模タイルデッキは40万〜60万円【最も一般的】 中規模のタイルデッキは、家族でバーベキューを楽しんだり、子どもの遊び場として使ったりするのにピッタリなサイズです。 費用の目安:40万〜60万円 ㎡単価:4万〜6万円/㎡ 用途例 リビング前の掃き出し窓に接続 テーブルセットを置ける 子どもが遊べるスペース 洗濯物を干すスペース この規模になると、テーブルや椅子を置いても余裕があり、リビングの延長として使いやすくなります。 いちばんバランスが良く、タイルデッキの標準的な相場で、コスパも良いサイズです。 15㎡以上の大規模タイルデッキは70万〜120万円 大規模なタイルデッキは、広々としたアウトドアリビングとして、来客時のおもてなしスペースや、家族でゆったり過ごす空間として活用できます。 費用の目安:70万〜120万円 ㎡単価:4.5万〜5.5万円/㎡ 用途例 広いリビングテラス BBQスペース プール横のデッキ 屋外ダイニングスペース ㎡単価は下がりますが総額は高くなります。 オプション(テラス屋根・照明・水栓など)も追加されやすく、総額は100万円を超えることもあります。 坪単価・㎡単価の目安と自宅での計算方法 タイルデッキの費用は、坪単価や㎡単価で計算すると、おおよその予算が立てやすくなります。 一般的な単価の目安 ㎡単価:4万〜7万円(材料費・基礎工事費・施工費込み) 坪単価:13万〜23万円(1坪 = 約3.3㎡で換算) タイルのグレードや基礎工事の内容で、この範囲内で変わってきます。 自宅での計算例 たとえば、ご自宅に設置したいスペースが3坪(約10㎡)の場合: 3坪 × 13万〜23万円 = 概算39万〜69万円 または、10㎡ × 4万〜6万円 = 概算40万〜60万円 このように、「坪単価×自宅の希望面積」で概算費用を算出できます。 ただし、グレードや仕様で変わってくるため、あくまで目安です。 詳細は見積もりで確認しましょう。 タイルデッキの費用を決める4つの要素 では、具体的にタイルデッキの費用は何にかかるのでしょうか。 タイルデッキの費用は、大きく4つの要素(タイル材料費・下地コンクリート/基礎工事費・施工費・諸経費)で決まります。 それぞれの費用割合の目安と、なぜその価格になるのかを見ていきましょう。 タイル材料費はグレードで4,000〜12,000円/㎡ タイル本体の材料費(㎡単価 × 面積)です。 グレードで単価が変わってきます。 標準グレード(磁器質タイル):4,000〜5,000円/㎡ 中級グレード(石目調・木目調):5,000〜8,000円/㎡ 高級グレード(天然石調・大判タイル):7,000〜12,000円/㎡ タイルの種類(磁器質・石目調・木目調)や厚み、サイズで価格差が出ます。 輸入タイルは安いですが、国産タイルは品質・耐久性で優れています。 目地材や接着剤なども材料費に含まれます。 10㎡の場合:4万〜12万円(タイルのグレード次第) 下地コンクリート・基礎工事費は2万〜5万円/㎡【費用の半分以上】 タイルデッキでいちばん大事なのが下地コンクリート(躯体)と基礎工事です。 厚み10〜15cm程度のコンクリート打設が必要で、コンクリートの厚み、鉄筋の有無、地盤の状態で費用が変わります。 地盤が軟弱な場合は砕石転圧や地盤改良が必要で、追加費用がかかります。 費用目安:2万〜5万円/㎡ 10㎡の場合:20万〜50万円(下地コンクリート+基礎工事の合計) 施工費は複雑さで3,000〜5,000円/㎡ タイル割付・貼り付け・目地詰めなどの職人の手間賃です。 ㎡あたり3,000〜5,000円が目安で、タイルの大きさ・形状が複雑なほど施工に時間がかかり、費用も上がります。 達匠では自社職人による施工で、外注コストを削減しています。 費用目安:3,000〜5,000円/㎡ 10㎡の場合:3万〜5万円 諸経費は総額の5〜10% 運搬費、廃材処分費、現場管理費、保険料などです。 総額の5〜10%程度が目安で、既存ウッドデッキの撤去がある場合は、撤去処分費が追加されます。 達匠では自社建材店での仕入れにより運搬費を削減しています。 費用目安:総額の5〜10%程度 10㎡の場合:2万〜6万円(総額40万〜60万円の5〜10%) 費用内訳の比率をまとめると、以下のようになります(10㎡の例:総額40万〜60万円)。 タイル材料費:4万〜12万円(10〜20%) 下地コンクリート・基礎工事費:20万〜50万円(50〜70%) 施工費:3万〜5万円(7〜10%) 諸経費:2万〜6万円(5〜10%) タイルの種類で材料費が2〜3倍変わる タイルの種類デザイン面だけでなく、耐久性や価格も大きく変わります。 ここでは、タイルデッキでよく使われる3つのタイプと、グレードによる価格差を整理しました。 磁器質・石目調・木目調で4,000〜10,000円/㎡ 磁器質タイル 磁器質タイルは、高温で焼き締められているため、吸水率が低く、凍害やひび割れに強いのが特徴です。 費用の目安:4,000〜8,000円/㎡ 表面が硬く、汚れもつきにくいので、長く美しい状態を保ちやすいタイルです。 デザインのバリエーションも豊富で、石目調やウッド調など、さまざまな質感を選べます。 予算に余裕があり、長期的なメンテナンスの手間を減らしたい方には、磁器質タイルがおすすめ。 石目調タイル 石目調タイルは、天然石の質感を再現したタイルで、高級感のある仕上がりが特徴。 費用の目安:5,000〜10,000円/㎡ 本物の天然石と比べると、価格を抑えつつ、メンテナンスもしやすいため、外構で人気の素材です。 色や柄のバリエーションが豊富で、家の外壁や雰囲気に合わせて選べます。 ホテルライクな外構やモダン外構によく使われます。 木目調タイル 木目調タイルは、木の温かみとタイルの耐久性を両立したタイルです。 費用の目安:5,000〜8,000円/㎡ ウッドデッキのような温かみが欲しいけど、メンテナンスは楽にしたいという方に人気。 細長い形状(600×150mm程度)が多く、木材を並べたような見た目になります。 天然木と違い、腐食や反りの心配がないのが大きなメリットです。 国産と輸入で2倍の価格差、厚みとサイズでも変動 タイルのグレードは、産地(国産 vs 輸入)、厚み、サイズで変わってきます。 国産タイル(LIXIL・TOTO など)は、費用目安が5,000〜12,000円/㎡です。 品質が高く、寸法精度が良い。滑り止め性能も優れています。 ただし、価格は高め。 たとえば、LIXILの大判磁器タイル(600角)を使った場合、1㎡あたり6万円を超えることもあります。 一方、輸入タイルは3,000〜6,000円/㎡と安価です。 価格は安いですが、滑りやすい、寸法精度にばらつきがある、目地が崩れやすいといったデメリットに注意が必要。 どんな用途に合うか、よく確認しておきましょう。 厚みやサイズでも価格は変わります。 標準サイズ(300角):4,000〜6,000円/㎡ 大判サイズ(600角):6,000〜10,000円/㎡(カットが少なく、高級感がある) 細長サイズ(600×150mm):5,000〜8,000円/㎡(木目調に多い) 大判タイルは材料費が高いですが、目地が少なく高級感が出ます。 施工の手間も変わるため、タイルの選び方で総額が大きく変わります。 予算とデザインのバランスで選ぶなら、以下を参考にしてください。 予算重視:国産の標準グレード磁器質タイル(4,000〜5,000円/㎡) バランス重視:石目調・木目調の中級グレード(5,000〜8,000円/㎡) 高級志向:国産の大判タイル・天然石調(7,000〜12,000円/㎡) タイルデッキの費用で注意すべき4つのポイント 同じ10㎡でも、タイルデッキの費用は大きく変わります。 差が出るのは、タイル本体よりも「下地(コンクリ)」と「職人の手間」が増えるケースです。 ここでは、見積もり前に知っておくべき注意点を4つに絞り、確認すべき項目まで具体化します。 下地の仕様で同じ面積でも金額が変わる 勘違いしやすいですが、「タイルのグレードを下げれば大きく安くなるはず」とも限りません。 実際には、タイルのグレードだけでなく、下地の仕様(コンクリの厚み、鉄筋、排水勾配、立ち上がり、地盤対策など)や現場条件によっても費用が変わってきます。 ただし、費用は上がっても、下地はしっかりやるべきです。 割れ・沈下の原因になるからです。 高さ・ステップ・立ち上がりがあると費用が上がる リビングの掃き出し窓に合わせて高さを決めたくなりますが、掃き出し窓の位置が高いと、タイルデッキの高さも上がってしまいます。 高さがあると、型枠、コンクリ量などの手間が増え、費用が上がります。 同じように、ステップ追加、立ち上がりタイル、見切り材も、積み上がると地味に高くなっていきます。 費用を抑えるなら、高さとステップ・縁取りを見直しましょう 形が複雑だとカットが増えて施工費が上がる L字・コの字、斜め、曲線、柱や設備を避ける形状は、割付が難しくカットが増えやすいです。 カットが増えると、施工時間が伸びる、端材ロスが増える、端部の仕上げが増える、という3つの理由で費用が上がります。 予算重視なら「四角+直線」でまとめるのが基本です。 ただし、見た目の優先順位もあるため、そこは業者と相談して決めましょう。 施工品質が低いと浮き・割れ・剥がれのリスクがある タイルデッキは、ウッドデッキに比べると確かにメンテナンスがいりません。 しかしそれは、施工品質あってのもの。 施工品質が低いと、タイルの「浮き」が出てきます。 浮いた部分に水が溜まり、コケ・黒ずみが発生。 冬場は凍害で一気に悪化し、浮き→割れ→剥がれとなります。 一度こうなると、場合によっては大掛かりな補修が必要になることもあります。 価格だけで選ばず、施工実績や品質も確認した上で業者を選びましょう。 よくある質問|タイルデッキの費用に関する疑問を解消 タイルデッキの費用について、多くの方が抱く疑問をまとめました。 タイルデッキの工事期間はどれくらい? 規模と天候で日数は変わります。 10㎡程度なら7〜14日が目安ですが、天候による養生期間の延びや、既存撤去があると追加日数がかかります。 コンクリート養生がいるので、ウッドデッキ(1〜3日)に比べて長めになります。 夏は熱い?雨の日は滑る? タイルは日射で表面温度が上がりやすく、濡れると滑りやすい場合があります。 すべりにくいタイルや色選び、屋根・日よけなどで体感は変わります。 タイルデッキかウッドデッキかで迷ってる(どちらが費用が安い?) 初期費用はウッドデッキの方が安く、タイルデッキは1.5〜2倍の費用がかかります。 ただし、タイルデッキはメンテナンスフリーで半永久的に使えるため、長期的に見るとコストパフォーマンスは高くなります。 達匠では、少し前まではウッドデッキのご相談が多かった一方で、最近はタイルデッキを選ぶ方がかなり増えています。 まとめ:タイルデッキの費用は10㎡で40万〜60万円が相場 この記事では、タイルデッキの費用相場(小規模・中規模・大規模別)から内訳、タイル種類別の費用差、費用を抑えるコツまで、費用に関するすべてを解説しました。 この記事のポイント 10㎡で40万〜60万円が相場(面積で大きく変動) 費用の半分以上は下地コンクリート・基礎工事 タイルのグレードで材料費が2〜3倍変わる 施工品質が低いと浮き・割れ・剥がれのリスク 面積・グレード・高さ・形状で費用調整できる 一般的な10㎡のタイルデッキの費用相場は40万〜60万円です。 初期費用は高いですが、メンテナンスフリーで半永久的に使えるため、長期的に見るとコストパフォーマンスは高くなります。 有限会社達匠は、岐阜・愛知エリアで累計5,000件以上の外構施工実績があり、自社建材店でのコストカットと設計から施工まで一貫管理する体制で、適正価格で高品質なタイルデッキをご提供しています。 タイルデッキの費用やデザインについて、お気軽にご相談ください。

【素材・広さ別】ウッドデッキの費用相場と予算内で抑える3つの方法

「ウッドデッキ、いくらかかるんだろう」 「見積もりを取ってみたら想定より高くて驚いた。」 「素材で価格がどう変わるのか、業者の見積もりが妥当なのかも分からない。」 そんな方、多いと思います。 ウッドデッキの費用を決めるのは素材・広さ・基礎工事の3つ。 人工木と天然木では初期費用に10万円以上の差が出ますし、メンテナンス費用まで含めた20年トータルで見ると、2倍以上の開きになることもあります。 そこで、この記事では、ウッドデッキの費用相場を素材別・広さ別に整理して、費用を決める要素と抑える方法、見積もり時の注意点まで具体的に解説していきます。 この記事でわかること ウッドデッキの費用相場(素材別・広さ別の一覧表) 費用を決める3つの要素(材料費・施工費・基礎工事費) 人工木と天然木の20年トータルコスト比較 予算内で抑える具体的な3つの方法 見積もり時に確認すべきチェックポイント ウッドデッキの費用は50万円~150万円【素材と広さで決まる】 一般的な目安として、ウッドデッキの費用は、50万円~150万円の範囲に収まることが多いです。 中でも50万円~75万円あたりがボリュームゾーンですね。 この金額を決めるのが「素材」と「広さ」。 人工木にするか天然木にするか、何畳のデッキにするかで、価格は大きく変わってきます。 まずは全体像を見てみましょう。素材別・広さ別の費用相場を一覧表にまとめました。 広さ 人工木 天然木(ハードウッド) 天然木(ソフトウッド) 3畳(約5㎡) 25万円~40万円 30万円~45万円 20万円~35万円 6畳(約10㎡) 35万円~50万円 50万円~60万円 30万円~40万円 10畳(約16㎡) 50万円~70万円 70万円~90万円 45万円~65万円 この表から分かるとおり、人工木と天然木では初期費用に10万円以上の差が出ることもあります。 そして、広さが大きくなれば費用も増えていきます。これは当然ですよね。 ただ、ここで注意したいのが、初期費用だけ見て決めるのは危険だということ。 メンテナンス費用や耐用年数まで含めた「長期コスト」で考えないと、後で後悔することになります。 3畳・6畳・10畳の広さ別で費用はどう変わる? ウッドデッキの費用は、広さによって大きく変わります。 ここでは、代表的な3つの広さ(3畳・6畳・10畳)ごとの費用目安を具体的に見ていきましょう。 3畳(約5㎡)なら25万円~45万円 もっともコンパクトなサイズです。 掃き出し窓の前に設置し、洗濯物を干したり、ちょっとした休憩スペースとして使う場合に最適です。 人工木:25万円~40万円 天然木(ハードウッド):30万円~45万円 天然木(ソフトウッド):20万円~35万円 6畳(約10㎡)なら35万円~60万円 家族で食事やティータイムを楽しむスペースとして、もっとも一般的な広さです。 テーブルと椅子を置いても余裕があり、リビングの延長として使えます。 人工木:35万円~50万円 天然木(ハードウッド):50万円~60万円 天然木(ソフトウッド):30万円~40万円 10畳(約16㎡)なら50万円~90万円 バーベキューやガーデニングを楽しみたい方に向いた広さです。 複数の家具を配置でき、リビングの延長として広々と使えます。 人工木:50万円~70万円 天然木(ハードウッド):70万円~90万円 天然木(ソフトウッド):45万円~65万円 広さが大きくなるほど材料費と施工費が増え、費用は比例して上がります。 ただし、後で説明しますが、デザインの複雑さや基礎工事の方法によっても費用は変動するため、面積だけで単純に判断できないこともあります。 人工木と天然木では10万円以上の差が出る ウッドデッキの素材は、大きく分けて「人工木」と「天然木」の2種類。 どちらを選ぶかで初期費用が10万円以上変わることもあります。 人工木は35万円~50万円(6畳の場合) 人工木は、木粉と樹脂を混ぜて成形した素材です。 耐久性が高く、メンテナンスの手間がほとんどかからないのが特徴です。 項目 金額 材料費(1㎡あたり) 6,000円~12,000円 6畳(約10㎡)の場合 35万円~50万円 人工木は初期費用がやや高めですが、塗装や防腐処理が不要なため、長期的にはコストを抑えられます。 色あせや変形が少なく、10年以上メンテナンスなしで使えるケースも多いです。 天然木は素材で価格が2倍以上変わる 天然木は、木材そのものの風合いを楽しめる素材です。 ただし、種類によって耐久性と価格が大きく違います。 ハードウッド(イペ、ウリン、セランガンバツなど)は、高密度で硬く、耐久性に優れています。 防腐処理なしでも20年以上持つ場合があり、経年変化による色の深まりが魅力。 ただし、初期費用はいちばん高くなります。 項目 金額 材料費(1㎡あたり) 8,000円~15,000円 6畳(約10㎡)の場合 50万円~60万円 ソフトウッド(SPF材、レッドシダーなど)は、柔らかく加工しやすい木材で、初期費用を抑えられます。 ただし、防腐処理と定期的な塗装が必要で、耐用年数は5~10年程度と短め。 メンテナンスをしないと腐食やシロアリ被害のリスクが高まります。 項目 金額 材料費(1㎡あたり) 4,000円~8,000円 6畳(約10㎡)の場合 30万円~40万円 素材を決める時は、初期費用だけでなく、メンテナンスの頻度や長期コストまで総合的に見ておきましょう。 ウッドデッキの費用を決める3つの要素 ウッドデッキの費用は、「材料費」「施工費」「基礎工事費」の3つの要素で決まります。 同じ広さでも、素材の種類や設計の複雑さ、地盤の状態によって価格が大きく変わってきます。 材料費は素材で1㎡あたり3,000円~20,000円の差 ウッドデッキの費用の中で、もっとも大きな割合を占めるのが材料費です。 素材によって1㎡あたりの単価が違い、広さに比例して費用が増えていきます。 人工木の材料費は、1㎡あたり6,000円~12,000円。 木粉と樹脂を混ぜて成形した素材で、メーカーや製品グレードによって価格が変わります。 高品質なものほど色あせや変形に強く、長期間美しい状態を保てます。 天然木の中でも、ハードウッド(イペ、ウリン、セランガンバツなど)は材料費が1㎡あたり8,000円~15,000円と高額。 高密度で硬く、耐久性に優れた木材で、防腐処理なしでも長持ちします。 ソフトウッド(SPF材、レッドシダーなど)は、材料費が1㎡あたり4,000円~8,000円ともっとも安く抑えられます。 柔らかく加工しやすい木材ですが、耐久性が低く、防腐処理と定期的な塗装が必要です。 素材別の材料費の目安を整理すると、以下のようになります。 素材 1㎡あたり 6畳での目安 人工木 6,000円~12,000円 60,000円~120,000円 ハードウッド 8,000円~15,000円 80,000円~150,000円 ソフトウッド 4,000円~8,000円 40,000円~80,000円 材料費は素材次第なので、初期費用とメンテナンス費用を合わせたトータルコストで考えておきましょう。 施工費はデザインの複雑さで10万円以上変わる 施工費は、ウッドデッキの形状やデザインの複雑さによって変わります。 シンプルな長方形のデッキと、柱を避けた複雑な形状では、施工にかかる手間が大きく違うんですね。 一般的な施工費の目安は、1㎡あたり10,000円~20,000円。 6畳(10㎡)の場合、施工費だけで100,000円~200,000円がかかります。 ただし、この金額は基本的な長方形のデッキを前提としており、デザインが複雑になるほど費用は増えていきます。 施工費が高くなるケース L字型や曲線を含む複雑な形状 家の柱や排水管を避けるための切り欠き加工 階段や手すりの追加(数万円~十数万円の追加費用) 高低差のある土地での地面の高さ調整 施工費を抑えるのであれば、できるだけシンプルな形状にし、オプションを最小限にしましょう。 ただし、安全性や使い勝手を犠牲にするのは避けてください。 基礎工事費は地盤の状態で5万円~30万円 基礎工事は、ウッドデッキの耐久性と安全性を支えるいちばん大事な部分。 地盤の状態や施工方法で費用が変わります。 基礎工事には、主に「束石工法」と「独立基礎(コンクリート土台)」の2種類があります。 束石工法なら5万円~15万円 束石工法は、地面に束石を置いて、その上に柱を立てる方法です。 施工が簡単で、費用を抑えられます。 費用目安は5万円~15万円。 ただし、地盤が柔らかいと沈下のリスクがあります。 独立基礎なら15万円~30万円 独立基礎なら、費用目安は15万円~30万円。地面を掘ってコンクリートで固める方法です。 束石工法より費用はかかりますが、安定性が高くて、長期間の使用に向いています。 地盤が軟弱な場合や、重量のあるデッキを設置する場合は、こっちがおすすめ。 基礎工事費が高くなるケース 地盤が軟弱で土の掘削や地盤改良が必要な場合 地面に高低差があって、高さ調整が必要な場合 天然木のハードウッドなど、重い素材を使用する場合 基礎工事は、後から修正するのが難しく、費用がかさむ部分です。 ただし、ここをしっかり施工しないと、数年後に沈下や傾きが発生して、修繕費用がもっとかかることもあります。 初期費用を抑えることも大切ですが、基礎工事は妥協せず、しっかりとした施工を選ぶことをおすすめします。 人工木と天然木どっちがお得?20年で見るトータルコスト さて、ここからが重要です。 ウッドデッキの費用を考える時、初期費用だけ見ると後悔します。 メンテナンス費用や耐用年数まで含めた長期コストまで見ないと、本当の意味での「お得」は分かりません。 ここでは例として、6畳(約10㎡)のウッドデッキを設置した場合の、20年間のトータルコストを比較してみます。 人工木なら20年で40万円~60万円 人工木は、初期費用がやや高めですが、メンテナンスの手間がほとんどかからないのが最大のメリットです。 20年間のトータルコストを計算すると、初期費用が35万円~50万円で、メンテナンス費用はほぼ不要。 年間0円~5,000円程度の高圧洗浄で汚れを落とす程度で済みます。 結果、20年間の合計は40万円~60万円となります。 項目 金額 初期費用 35万円~50万円 メンテナンス費用 ほぼ不要(年間0円~5,000円程度) 20年間の合計 40万円~60万円 色あせや変形が少なくて、塗装や防腐処理が不要。 高圧洗浄で汚れを落とす程度のメンテナンスで十分なので、長期的にはコストを抑えられます。 ただし、製品によっては経年劣化で表面が毛羽立つことがあり、部分的な交換が必要になるケースも。 それでも、天然木に比べれば手間と費用は大幅に少なくなります。 天然木なら20年で70万円~200万円 天然木は、素材によって耐用年数とメンテナンス費用が全然違います。 ハードウッドなら20年で70万円~120万円 ハードウッド(イペ、ウリンなど)は高密度で硬く、防腐処理なしでも長持ちします。 定期的な塗装で見た目を保つ必要はありますが、人工木と比べても大きな差はありません。 項目 金額 初期費用 50万円~60万円 メンテナンス費用 年間1万円~3万円(塗装・補修) 耐用年数 20年以上 20年間の合計 70万円~120万円 ソフトウッドなら20年で100万円~200万円 ソフトウッド(SPF材、レッドシダーなど)は初期費用を抑えられます。 ただし、防腐処理と定期的な塗装が必須です。 メンテナンスをしないと、腐食やシロアリ被害が発生して、耐用年数が短くなります。 20年の間に1~2回の張り替えが必要になることもあって、トータルコストは高くなりがちです。 項目 金額 初期費用 30万円~40万円 メンテナンス費用 年間2万円~5万円(塗装・防腐処理) 耐用年数 5~10年 張り替え費用 30万円~40万円(10年ごと) 20年間の合計 100万円~200万円 メンテナンスの手間を減らしたいなら人工木、木の風合いを楽しむならハードウッド 人工木と天然木、どっちがいいか。 これは、初期費用・メンテナンスの手間・デザインの好みで変わってきます。 素材) 向いている人 人工木 メンテナンスの手間を減らしたい/長期的なコストを抑えたい/色あせや変形を気にせず使いたい 天然木(ハードウッド) 木の風合いや経年変化を楽しみたい/定期的なメンテナンスを苦にしない/初期費用が多少高くても長く使いたい 天然木(ソフトウッド) 初期費用を最優先で抑えたい/DIYでメンテナンスを楽しみたい/10年程度で張り替える前提で考えている 人工木が向いている人 色あせや変形が少なく、10年以上メンテナンスなしで使えるケースが多いので、忙しい方や手間をかけたくない方に最適です。 塗装や防腐処理が不要なので、20年間のトータルコストで見ると経済的です。 天然木(ハードウッド)が向いている人 木材特有の温かみや、時間が経つごとに深まる色合いを楽しめます。 定期的なメンテナンスを苦にしない方であれば、塗装や補修を通じて愛着が増していきます。 初期費用が多少高くても、20年以上長く使いたい方におすすめです。 天然木(ソフトウッド)が向いている人 加工しやすいので、DIYでメンテナンスを楽しみたい方に向いています。 ただし、10年程度で張り替える前提で考えている方向けの素材です。 長期使用を考えているなら、他の素材を検討するほうがよいでしょう。 初期費用だけでなく、20年後までのトータルコストで考えると、人工木かハードウッドを選ぶのが現実的です。 ソフトウッドは初期費用が安い反面、メンテナンスと張り替え費用がかさむので、長期的にはコストが高くなる可能性があります。 ウッドデッキの費用を抑える3つの方法 費用を少しでも抑えたいとき、まず見直したいのが「素材」「業者」「デザイン」の3つです。 予算内で納得のいくウッドデッキを作るための、具体的な方法を見ていきましょう。 自社建材店で仕入れコストを削減する ウッドデッキの費用の中で、材料費は大きな割合を占めます。 一般的な外構業者は、材料を外部の建材メーカーや卸業者から仕入れるので、中間マージンが発生します。その分が見積もりに上乗せされるわけです。 一方、自社で建材店を持つ業者に依頼すると、中間マージンが発生せず、材料費を抑えられます。 材料費を抑えたいなら、自社建材店を持つ業者に相談してみるといいでしょう。 自社建材店がある業者を選ぶメリット 仕入れコストが削減され、材料費が安くなる 在庫管理を自社で行うため、納期が短縮される 材料の品質を直接確認し、管理できる たとえば、当社「達匠」は岐阜県内で自社建材店を運営していて、外構工事に必要な材料を直接仕入れています。 だから、お客さまに適正価格でウッドデッキを提供できるんですね。 設計から施工まで一貫管理で中間マージンをカットする ウッドデッキの費用を抑えるもう一つの方法は、設計から施工まで一貫して管理できる業者に依頼すること。 一般的な外構工事では、設計を設計事務所に、施工を施工業者に、それぞれ別の会社が担当することがあります。 この場合、各業者に中間マージンが発生して、費用が膨らみます。 完全自社施工の業者なら、この中間マージンが発生しないので、費用を抑えられます。 完全自社施工の業者を選ぶメリット 設計・施工を同じ業者が担当するため、中間マージンが発生しない 設計意図が施工に正確に反映され、仕上がりの品質が安定する 打ち合わせの回数が減り、工期が短縮される 達匠では、設計から施工まですべて自社で完結します。 そのため、お客さまの要望を直接ヒアリングし、無駄なコストを削減しながら、高品質なウッドデッキを提供できます。 広さやデザインを工夫してコストを最適化する ウッドデッキの費用は、広さとデザインの複雑さでも変わります。 予算を抑えたいなら、必要最小限の広さに絞って、シンプルな形状を選ぶ。 費用を抑えるためのポイントは以下のとおりです。 シンプルな長方形にする(L字型や曲線は費用が増える) オプションを最小限にする(階段・手すり・フェンスは各数万円~十数万円) 広さを必要最小限にする(6畳→10畳で費用が1.5倍以上になることも) ただし、無理に削りすぎるのもよくありません。 コストと機能のバランスをうまく取る。これが大事です。 予算とご要望に合わせた最適な広さやデザインについては、5,000件以上の施工実績を持つ達匠にお気軽にご相談ください。 ウッドデッキの費用で注意すべき4つのポイント ウッドデッキの費用を検討する時、見積もりの内容や施工方法によっては、思わぬ追加費用が発生したり、後悔したり。 そんなことにならないよう、費用に関する注意点を4つ紹介します。 特注仕様は面積を減らしても金額があまり減らない ウッドデッキの費用は、面積に比例して増えると思われがちですが、実際には設計の複雑さでも違ってきます。 たとえば、家の柱や配管を避けるために複雑な形状にする場合、面積を減らしても施工費があまり下がらないことがあります。 施工費が下がりにくいケース 柱を囲むように切り欠きを入れる必要がある場合 L字型や曲線の形状で、加工の手間が増える場合 高低差のある土地で、地面の高さを調整する必要がある場合 面積を減らせば費用が下がると単純に考えず、設計の複雑さも含めて見積もりを確認しておきましょう。 業者に「面積を減らしたらどのくらい安くなるか」を具体的に聞いてみてください。 見積もりに含まれにくい「隠れたコスト」を確認する ウッドデッキの見積もりには、基本的な施工費用しか含まれていないことがあります。 後から追加費用が発生しないよう、以下の項目が見積もりに含まれているか確認しましょう。 基礎工事費(束石工法かコンクリート土台か) 階段・手すり・フェンス(オプションとして別料金になることが多い) 塗装・防腐処理(天然木の場合、初期塗装が含まれているか) 廃材処理費(既存の土間や植栽を撤去する場合) 諸経費(運搬費・駐車場代・管理費など) 見積もりを受け取ったら、内訳を細かく確認して、不明な項目があれば業者に質問しましょう。 「工事一式」とだけ書かれている場合は要注意です。 費用は上がるが基礎工事はしっかりやるのがおすすめ ウッドデッキの費用を抑えるために、基礎工事をシンプルにしたくなることがありますよね。 しかし、基礎工事は耐久性と安全性を支えるもっとも大切な部分。 基礎工事をしっかり行うべき理由は以下のとおりです。 束石工法では地盤が柔らかい場合、数年後に沈下するリスクがある 後から基礎を修正するには、ウッドデッキを一度解体する必要があり、費用がかさむ 基礎がしっかりしていないと、強風や地震で倒壊する可能性がある 基礎工事は初期費用が5万円~15万円程度上がりますが、いろいろ考えると、しっかりとやっておくのがおすすめです。 価格だけでなく施工品質も重視する ウッドデッキの費用を抑えるために、最安値の業者を選びたくなる。その気持ち、分かります。 でも、価格だけで業者を選ぶと、施工品質が低くて、数年後にトラブルが発生するリスクもあります。 費用が安い業者のリスク 仕上がりが粗い(板の間隔が不均一、ビスが飛び出しているなど) 耐久性が低い(基礎工事が不十分で、数年後に沈下や傾きが発生) 早期に劣化する(塗装や防腐処理が不十分) 施工品質を見極めるには、以下の点を確認しましょう。 過去の施工事例や写真を見せてもらい、実際の仕上がりを確認する 施工後の保証期間や、トラブル時の対応を確認する Googleレビューや知人の紹介をチェックし、業者の評判を確認する 価格だけで選ばず、施工実績や品質も確認した上で業者を選ぶ。これが大事です。 よくある質問(Q&A) ウッドデッキの費用に関して、よくある質問をまとめました。 Q1. ウッドデッキの費用は、DIYと業者依頼でどのくらい違いますか? DIYで作る場合、材料費のみで済むので、業者依頼の半額程度に抑えられることがあります。 ただし、基礎工事や加工の技術が必要で、失敗すると修正費用がかさみます。 安全性と耐久性を考えると、業者に依頼するほうが安心です。 Q2. 人工木と天然木、どちらがおすすめですか? メンテナンスの手間を減らしたい方は人工木。 木の風合いを楽しみたい方は天然木(ハードウッド)がおすすめです。 長期的なコストを考えると、人工木かハードウッドが現実的な選択肢になります。 Q3. ウッドデッキの費用に補助金は使えますか? 一部の自治体では、外構工事やバリアフリー化に対する補助金が利用できる場合があります。 お住まいの自治体のホームページで確認するか、業者に相談してみましょう。 Q4. 見積もりを取るときのポイントは? 複数の業者から見積もりを取って、内訳を細かく確認しましょう。 「工事一式」とだけ書かれている場合は、基礎工事費やオプション費用が含まれているか質問してください。 Q5. ウッドデッキの費用は、何年で元が取れますか? ウッドデッキは、家族の憩いの場や洗濯物を干すスペースとして長く使えるので、金額で「元を取る」という考え方より、暮らしの質を高めるものとして捉えるといいでしょう。 人工木なら20年以上、ハードウッドなら20年以上使い続けられます。 まとめ:ウッドデッキの費用を理解し、納得のいく選択をするために ウッドデッキの費用は、素材・広さ・基礎工事で大きく変わります。 初期費用だけではなく、メンテナンス費用や耐用年数まで含めた長期コストで見る。 これがポイントです。 この記事のポイント ウッドデッキの費用相場は50万円~150万円 人工木と天然木では初期費用に10万円以上の差が出る 20年のトータルコストでは人工木かハードウッドが現実的 費用を抑えるには自社建材店や一貫管理の業者を選ぶ 基礎工事はしっかり行い施工品質も重視する 長期的な視点で見ると、人工木なら20年で50万円~110万円、ハードウッドなら90万円~160万円が目安。 初期費用とメンテナンス費用を総合的に考えることで、納得のいく選択ができます。 当社「達匠」は、岐阜県内で5,000件以上の施工実績があり、自社建材店でのコストカットと設計から施工まで一貫管理する体制で、適正価格で高品質なウッドデッキをご提供しています。 費用のご相談から設計・施工まで、一貫してサポートいたします。 まずは、ご自身の予算と使い方を整理し、複数の業者に相談してみましょう。 ウッドデッキの費用や施工について、お気軽にご相談ください。

腐らないウッドデッキは人工木だけ?天然木でも諦めない厳選樹種と5つの設計条件

「せっかく作るなら、長く安心して使えるウッドデッキにしたい。」 お庭にウッドデッキを考えたとき、多くの方が気になるのが「腐って長持ちしないのでは?」という点です。 活論からお話しすると、腐らないウッドデッキなら、やはり人工木が候補にあがります。 ただ、やっぱり天然木の気持ちよさも捨てがたい、という方も多いはず。 実は、天然木の中にも非常に腐りにくい木材があり、さらに知っておいてほしいのが、素材選びと同じくらい「腐らせないための設計」が大切だということです。 この記事では、人工木と腐りにくい天然木(ハードウッド)それぞれの特徴と、どちらを選ぶにしても重要な「5つの設計ルール」を分かりやすく解説します。 この記事を読めば、こんなことが分かります 人工木が腐らない理由と注意点 腐りにくい天然木「ハードウッド」の種類と特徴 素材選びで後悔しないために知っておきたい「5つの設計ルール」 ウッドデッキの寿命やメンテナンスに関するよくある疑問 腐らないウッドデッキなら「人工木」。ただし知るべき注意点も ウッドデッキで「腐らないこと」を最優先するなら、結論からいうと人工木(樹脂木)がもっとも確実で人気です。 どうして人工木は腐らないのか、その仕組みと、意外と知られていない注意点まで、お話しします。 このあと、天然木の中でも特に腐りにくい「ハードウッド」との違いも比べていきますので、どちらが自分に合っているか、選ぶためのヒントが見つかるはずです。 樹脂と木粉の複合材だから腐らない・シロアリに強い 人工木が腐らない理由は、その素材の構造にあります。 人工木は、天然木の木粉とプラスチック(樹脂)を混ぜ合わせて成形した工業製品です。 木材を腐らせる「腐朽菌」は、湿気を栄養にして木の成分を分解しますが、人工木は樹脂でコーティングされているため、水分が内部にほとんど浸透しません。 また、シロアリも餌となる木の成分が樹脂で固められているため、食害の心配がほとんどないのが大きなメリットです。 さらに、工業製品であるため品質が安定しており、天然木のような反りや割れ、ささくれが起きにくい点も、長く安心して使える理由の一つです。 注意①:本体は腐らなくても「下地」や「設計」が寿命を左右する 「人工木なら絶対に安心」かというと、実はそうともいい切れません。 人工木デッキでよくある失敗が、デッキ本体ではなく、それを支える下地や根太といった構造部分が腐ってしまうというケースです。 特に、下地に耐久性の低い木材を使っていると、地面からの湿気で先に下地が劣化し、デッキの寿命を縮めてしまいます。 注意②:夏の熱さや経年変化 人工木を選ぶ際には、素材特有の性質も知っておくことが大切です。 特に注意したいのが、夏の表面温度の上昇です。 色の濃い製品は熱を吸収しやすく、真夏には裸足で歩けないほどの高温(70℃近く)になることもあります。 また、製品にもよりますが、長期間の使用で色あせが起こる可能性もゼロではありません。 表面の保護層が傷つくと、そこから水分を吸ってしまうリスクも考えておくと、より安心です。 5つのポイントで比較!人工木とハードウッド、あなたに合うのはどっち? 腐らないという意味では、人工木が確実ですが、やはり「天然木と比べるとどうなんだろう?」と気になりますよね。 そこで、人工木と、天然木の中でも特に腐りにくい「ハードウッド」を比べてみました。 項目 人工木デッキ 天然木デッキ(ハードウッド) 腐朽への耐性 ◎ 湿気で腐らない 〇 非常に腐りにくい メンテナンス ◎ ほぼ不要(洗浄程度) △ 定期的な手入れ推奨 初期費用 〇 やや高め △ 高価 裸足での快適性 △ ささくれ無しだが夏は熱い 〇 木の質感があり夏も比較的快適 夏の表面温度 △ 非常に高温になることも 〇 熱をためにくい 下地や設置環境によって条件は異なります。 手入れの手間をかけたくない、という点を最優先するなら人工木がおすすめです。 より詳しい比較については、こちらの記事も参考にしてみてください。 とはいえ、天然木の風合いや夏場の快適さも捨てられないという方向けに、天然木でも腐りにくいものを紹介します。 「天然木の風合いを諦めたくない」方向けの、腐りにくいハードウッド4選 人工木の機能性は魅力的でも、「やっぱり木の温もりや、本物の質感が欲しい」と感じる方も多いでしょう。 そんな方のために、天然木の中でも非常に腐りにくく、ウッドデッキに適した木材「ハードウッド」が存在します。 ここでは、日本国内での流通量や施工実績が豊富で、それぞれの特徴が分かりやすい4種類のハードウッドをプロの視点で厳選してご紹介します。 ウリン:「鉄の木」と呼ばれる最強の耐久性 とにかく頑丈で、長く持せたい人向け 「アイアンウッド(鉄の木)」という異名を持つほど、密度が高く非常に硬い木材です。 ポリフェノールを豊富に含んでいるため、防腐・防虫効果が極めて高く、薬剤処理なしで20年以上の耐久性が期待できます。 東南アジアでは桟橋などにも使われるほど、その耐久性は折り紙付きです。 ただし、非常に硬いため施工が難しく、専門的な技術が必要になります。 また、施工してしばらくは、雨によって赤茶色の樹液(アク)が出ることがあるので、コンクリートなどを汚さないよう注意が必要です。 イペ:ささくれが出にくい高級木材。美しい木肌が魅力 価格は高くても、見た目の美しさや質感を最優先したい人向け ウリンに次ぐ高い耐久性を持ち、「デッキ材の王様」とも呼ばれる高級木材です。 表面の木肌がとてもきめ細かく滑らかで、ささくれがほとんど出ないのが一番の特徴。 小さなお子様やペットがいるご家庭でも、安心して裸足で使いやすいでしょう。 落ち着いた色合いで、どんな住宅デザインにも上品にマッチします。 近年は価格が上がっているため、予算に余裕がある方向けの木材です。 イタウバ:しっとりした油分で素足に優しい 素足で歩く心地よさ、優しい肌触りを重視したい人向け 天然の油分を非常に多く含んでおり、しっとりとした滑らかな肌触りが魅力です。 その油分が天然の防腐剤の役割を果たし、高い耐久性を発揮します。 ささくれが出にくいため、イペと同じように素足で歩くことが多い方におすすめです。 耐久性とコストのバランスが良く、ウリンやイペに比べると価格も少し抑えめです。 経年変化で美しいシルバーグレーになるのも人気の理由です。 セランガンバツ:コストと耐久性のバランスに優れた木材 コストを抑えつつ、10年以上の耐久性を確保したい人向け ハードウッドの中では比較的価格が手頃で、ホームセンターなどでも手に入りやすい木材です。 コストパフォーマンスの高さから、広く利用されています。 15年ほどの耐久性が期待でき、防腐・防虫性も備えています。 ただし、他の3つの木材に比べると、乾燥による反りやささくれが出やすい傾向があります。 そのため、快適に使いつづけるには、定期的にヤスリをかけるなどのメンテナンスを考えておくと良いでしょう。 素材選びと同じくらい重要!“腐らせない”ウッドデッキ5つの設計ルール ここまで人工木と天然木、それぞれの素材についてご紹介してきましたが、実は素材選びと同じくらい重要なのが「腐らせないための設計」です。 どんなに良い素材を使っても、設計が悪ければウッドデッキは長持ちしません。 ここでは、その5つのポイントを、具体的に解説しますね。 ①下地材:見えない部分こそ「鋼製」か「高耐久木材」を ウッドデッキの寿命を左右する、大切なポイントが床板を支える「下地」です。 床板が無事でも、下地が腐ってしまっては元も子もありません。 もっとも確実で安心なのは、腐る心配のないアルミやスチール製の鋼製下地を選ぶこと。 予算が許せば、これが一番のおすすめです。 木材にこだわる場合は、床板と同じハードウッドや、防腐剤を加圧注入した木材など、耐久性の高いものを選びましょう。 特に注意したいのが、防腐注入材を現場でカットした場合です。 切り口には薬剤が染みていないため、必ず防腐塗料を塗ってもらうようにしてください。 ②床下通気:湿気を逃がす風の通り道を確保する 湿気は木材の大敵です。 床下の風通しを良くし、湿気を溜めないことが、腐れやシロアリを防ぐ上でとても大切です。 具体的には、 束石(つかいし)を使って、地面とデッキの間に十分な空間(最低20〜30cm)を確保する デッキの側面を幕板(まくいた)で覆う場合は、通気口を設ける 可能であれば、床下をコンクリートにする(湿気と雑草対策になります)  といった方法があります。 地面すれすれに設置された風通しの悪いデッキは、腐りやすい典型的なパターンなので、注意してください。 ③排水計画:表面に水を溜めないための勾配と隙間 デッキの表面に雨水が溜まったままになるのも、劣化を早める原因です。 プロは、見た目ではほとんど分からないくらいのわずかな勾配(1/100程度)をデッキにつけて、水が自然に流れるように設計します。 また、床板と床板の間に5mm程度のすき間を設けることで、雨水を下に逃がします。 このすき間がゴミや葉で詰まると水はけが悪くなるので、定期的な掃除も長持ちさせる秘訣です。 ④地面との絶縁:束石を使い、木材を地面から離す これは基本的なことですが、とても重要です。 木材部分が直接地面に触れていると、そこから水分を吸い上げてしまい、腐食やシロアリの格好のターゲットになります。 必ずコンクリート製の束石の上に柱を立て、木材と地面を切り離すのが鉄則です。 DIYでウッドデッキを作る際にも、この点は絶対に守ってください。 ⑤金物・ビス・木口:神は細部に宿る。防錆と防水処理の徹底 ウッドデッキを固定しているビスや金物が錆びてしまうと、その錆が木材に移ってシミになったり、木材を傷めたりする原因になります。 使用するビスは、必ずステンレス製を選びましょう。 安価な鉄のビスは数年で錆びてしまい、交換が必要になることもあります。 また、木材の切断面(小口)は水が染み込みやすいため、保護塗料を塗る「端部処理」をしっかりおこなうことも、腐りを防ぐ上で効果があります。 腐らないウッドデッキのよくある疑問(FAQ) 最後に、「腐らないウッドデッキ」を検討するときによくいただくご質問にお答えします。 Q. 人工木ウッドデッキの寿命はどのくらい? A. きちんとした設計と施工がされていて、よほど過酷な環境でなければ、20年以上の耐久性が期待できます。 多くのメーカーが10年保証などを付けており、素材自体の寿命はとても長いです。 ただし、これまでお話ししてきたように、下地の木材が先に傷んでしまうケースがあるため、下地選びも合わせて考えることが大切です。 Q. 夏のデッキ表面はどのくらい熱くなる? A. 人工木、特に色の濃いものは、夏の直射日光で70℃近くまで表面温度が上がることがあります。 裸足で歩くのは少し危険なくらいです。 一方、天然木は比較的熱を持ちにくく、人工木ほどの高温にはなりにくいです。 日除けのシェードを付けたり、夏場はサンダルを使ったりといった工夫をおすすめします。 Q. ハードウッドのささくれ、どう手入れすればいい? A. ハードウッドのささくれが気になった場合は、紙やすりや電動サンダーで磨くのが一番です。 年に1回くらい、表面をチェックして、気になるところだけ手入れすれば、滑らかな状態を保てます。 10年経ったデッキでも、サンディングで見違えるように綺麗になります。 Q. ウッドデッキの上でプールやバーベキューはできますか? A. 結論からいうと、安全や長持ちの観点からあまりおすすめはできません。 プール ビニールプールでも水の重さは想像以上に大きく(直径2m/水深30cmで約940kg)、デッキの耐荷重を超える恐れがあります。頻繁に水に濡れるのも劣化の原因になるため、どうしても置きたい場合は小型のものを短時間にし、使った後はすぐに水を拭き取ってください。 バーベキュー 炭の火の粉やコンロの高熱で、人工木は溶けたり、天然木は焦げたりする危険があります。火事の危険もあるため、コンロの下には必ず耐熱シートやブロックを敷き、安全に十分配慮する必要があります。 気兼ねなく楽しみたい場合は、タイルデッキなど他の方法を考える方が安心です。 Q. ウッドデッキにシロアリ対策は必要? A. 人工木やハードウッド自体はシロアリにとても強いため、デッキ本体への対策は基本的にいりません。 ただし、下地に耐久性の低い木材を使っている場合は、その部分への対策が必要になることがあります。 また、ウッドデッキが住宅に隣接している場合、デッキがシロアリの通り道になってしまう可能性もゼロではありません。 床下の風通しを良くしておくことが、シロアリ予防にも繋がります。 まとめ:「腐らない」ウッドデッキは、素材と設計のトータルバランスで選ぼう この記事では、腐らないウッドデッキを実現するための素材選びと、プロが実践する設計のポイントを解説してきました。 メンテナンスの手軽さなら「人工木」、木の温もりを重視するなら「ハードウッド」という選択肢がありますが、腐らせないためには素材だけではありません。 ウッドデッキの寿命は、下地選びや通気・排水計画といった「腐らせない設計」との組み合わせ、つまりトータルバランスで決まります。 この記事のポイント 手軽さと耐久性なら「人工木」、木の風合いなら「ハードウッド」 寿命を本当に左右するのは、下地選びと通気・排水の設計 地面と木を離し、ステンレスビスを使うなど、細部への配慮が重要 ウッドデッキの上のプールやBBQは、注意が必要 達匠では、これまで岐阜・愛知エリアで5,000件以上の施工を手掛けてきた経験を元に、地域の気候やお客様のライフスタイルに合わせた最適な「ウッドデッキ」をご提案します。 素材選びで迷われたり、専門家の視点からのアドバイスが必要でしたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

おしゃれなウッドデッキの作り方|参考にしたい施工事例とデザインのポイント

最近はどのご家庭にもある大人気のウッドデッキ。 ご自宅に取り入れようと考えている人も多いと思います。。 しかし、 「どんなデザインがおしゃれなの?」 「抑えておいた方がいいポイントはあるの?」 「費用はどれくらいかかる?」 など、様々な疑問で迷って、SNSで情報を探している方も多いのではないでしょうか。 どうしてもデザインから探しがちですが、理想のウッドデッキにするには、単におしゃれな事例を真似することではありません。 大切なのは、まず「ウッドデッキで、どんな暮らしをしたいか」という目的をはっきりさせすことが大切なのです。 この記事では、多くの施工を手掛けてきたプロの視点から、後悔しないウッドデッキ作り方をすべて解説します。 この記事でわかること 後悔しない!ウッドデッキで「理想の暮らし」をかなえる3つのポイント ウッドデッキをおしゃれに見せる7つのポイント 施工事例で見るおしゃれなウッドデッキのデザインアイデア おしゃれなウッドデッキに関するよくある質問 まずはここから!後悔しないウッドデッキ作りの3つのポイント ウッドデッキのある暮らし。 いざ始めるなら、後悔はしたくないですよね。 「思ったよりメンテナンスが大変だった」「サイズが合わず、結局使わなくなってしまった」とならないために、以下の3つのポイントを順番に押さえていきましょう。 ウッドデッキ作りの3つのポイント 目的の明確化: どんな暮らしがしたいかという「目的」を定める 素材の選択: その目的に合った「素材」を選ぶ プランの具体化: 具体的な「プラン」に落とし込む 1. まずは、ウッドデッキで「どんな暮らしがしたいか」を考えてみる ウッドデッキ計画でいちばん大切なのが「この場所で、どんな時間を過ごしたいか?」を具体的にイメージすることです。 目的がはっきりすれば、おのずと必要な広さやデザイン、機能が見えてきます。 家族や友人と集う「アウトドアリビング」として 「天気の良い日は、家族みんなでブランチを楽しみたい」 「友人を招いて、気兼ねなくBBQパーティーを開きたい」。 そんなふうに、人と集まる賑やかな時間を大切にしたい方には、「アウトドアリビング」としてのウッドデッキがぴったりです。 このスタイルにするには、ダイニングテーブルと椅子を置いても窮屈にならない、6畳以上の広さを確保するのがおすすめです。 また、食事の準備や後片付けがスムーズにできるよう、キッチンからの動線を意識した配置にすると、使う頻度が格段に上がります。 さらに、 屋外用のシンクや収納スペースを設ける 夜の時間も楽しめるよう照明を設置する 日差しを気にせず過ごせる庇(ひさし)を設ける(難しければシェード) など、少しの工夫で使い勝手がよくなります。 一人の時間を満喫する「プライベートな癒し空間」として 「朝の静かな時間に、コーヒーを片手に読書をしたい」 「夜風にあたりながら、誰にも邪魔されず物思いにふけたい」。 そんな、穏やかでプライベートな時間を大切にしたい方にとっても、ウッドデッキは最高の「お気に入りスペース」になります。 座り心地にこだわったリクライニングチェアや、肌触りの良い屋外用ラグ、そして心を和ませるグリーンなどを配置して、五感が喜ぶ空間を演出しましょう。 周囲からの視線が気になる場合は、高さ1.8m程度の目隠しフェンスを設置すれば、プライバシーが守られた安心のスペースが生まれます。 夜には、ソーラー式のLEDライトやキャンドル型照明で、優しい光を灯すのも素敵です。 子どもやペットと安全に遊ぶ「安心のプレイスペース」として 「子どもを思いっきり外で遊ばせたいけど、道路への飛び出しが心配」 「ペットが土で汚れず、のびのびと日光浴できる場所が欲しい」。 そんなご家庭にとって、ウッドデッキは、リビングからひと続きの「安心・安全な遊び場」になります。 この場合もっとも優先すべきは、もちろん安全性です。 お子様の転落を防ぐフェンスを設置すると、より安全です。 素材も、トゲやささくれの心配がない人工木を選ぶと、裸足で駆け回っても安心です。 夏にビニールプールを置くことを考えるなら、4畳以上の広さがあると、プールを置いた周りで大人が見守るスペースも確保できます。 2. 暮らしに合う「素材」を選ぶ|天然木と人工木の違い ウッドデッキでどんな暮らしをしたいかのイメージが固まったら、次に「素材」を選びましょう。 ウッドデッキの素材は、大きく「天然木」と「人工木」の2種類に分けられます。 違いは様々ですが、一言でまとめるなら「手入れの手軽さと耐久性をとるなら人工木、木の持つ自然な風合いを愛でたいなら天然木」という違いがあります。 3. 使い方からウッドデッキの「広さ・形・向き」を決める 理想の暮らしと素材が決まったら、いよいよ具体的なプランニングです。 ここでは、ウッドデッキの「広さ・形・向き」という、後から変更するのが難しい3つの要素について考えていきます。 「なんとなく大きい方が良さそう」と安易に決めてしまうと、「庭が狭くなりすぎた」「掃除が大変」と後悔することもあります。 最後までじっくり考えましょう。 【広さ】何人で何をする?具体的な使い方から考える ウッドデッキの最適な広さは、そこで何をしたいかによって決まります。 食事を楽しむなら 4人家族でテーブルを囲むなら6畳、友人を招いてBBQをするなら8畳ほどの広さがあると、ゆったりと快適に過ごせます。 くつろぎの空間なら チェアとサイドテーブルを置く程度なら2畳〜4畳もあれば十分。奥行きは、足を伸ばしてくつろげる1.5m以上を確保するのがおすすめです。 子どもの遊び場なら 中型のビニールプールを置くことを想定するなら4畳〜6畳が目安。プールだけでなく、周りで大人が見守るスペースも考慮することが大切です。 【形・向き】敷地と日当たり、動線を考慮する ウッドデッキの形は、シンプルな長方形だけでなく、建物の角に合わせたL字型など、敷地に応じて柔軟に設計できます。 また、設置する方角によっても、使い勝手は大きく変わります。 南向き 日当たりが良い人気の配置ですが、夏場の強い日差しを遮るための屋根やシェードは必須と考えましょう。 東向き 気持ちの良い朝日を浴びられるため、朝食や午前中のティータイムに最適です。 西向き・北向き 午後の時間を有効活用したい、夏場でも涼しく過ごしたいなど、ライフスタイルによっては最適です。 日当たりだけでなく、隣家からの視線などプライバシーの観点も重要です。   どの場所で、どの時間帯に、どのように過ごしたいかを具体的にシミュレーションしてみましょう。 ウッドデッキをおしゃれに見せる7つのポイント ウッドデッキの基本的な計画の立てかたがわかったところで、次は「おしゃれ」に見せるための具体的なポイントを見ていきましょう。 ここからはLIXILエクステリアコンテストで6年連続受賞、累計5,000件以上の実績を持つ達匠が、デザインのコツを「基本編」と「応用編」に分けて、ご紹介します。 《基本編》空間の印象をガラリと変える3つの基本要素 まずは、ウッドデッキ全体の印象を大きく左右する、基本的な3つのデザイン要素について解説します。 色調 フェンス 床の貼り方 この3つを意識するだけで、空間の印象が大きく変わります。 ① 色選びで空間の印象をコントロールする ウッドデッキの色は、空間の雰囲気を決めるもっとも重要な要素です。 明るい色は空間を広く開放的に見せ、ダークな色はモダンで重厚な高級感を演出します。 おしゃれに見せるための色選びのコツは、建物との統一感を考えること。 外壁や窓サッシの色とトーンを合わせるのが基本ですが、もう一歩踏み込むなら、リビングのフローリングの色と揃えるのがおすすめです。 室内と屋外の境界線が曖昧になり、リビングとの一体感が生まれます。 必ず、実際のサンプルと照らし合わせながら確認しましょう。 ② フェンスのデザインにこだわって外観を格上げする ウッドデッキの印象は、周囲を囲むフェンスのデザインによっても左右されます。 フェンスは、プライバシーを守る機能だけでなく、空間全体を引き締める重要なデザイン要素でもあります。 最近は、板を水平に張った横張りフェンスがトレンド。 モダンでスタイリッシュな印象を与え、板の隙間の調整次第で、目隠し効果と開放感のバランスを取ることができます。 とはいえ風通しと視線のカットを両立させたいならルーバータイプもおすすめなので、お好みに合わせてお選びください。 ③ 床の貼り方を工夫して空間に広がりと高級感を 加えてウッドデッキの床板の「貼り方」にもこだわりましょう。 効果的な方法の一つが、先ほども触れた室内のフローリングと板の向きを揃えること。 これにより、リビングからウッドデッキへの視線がスムーズに抜け、空間に広がりが生まれます。 いわゆるアウトドアリビングですね。 《応用編》ウッドデッキを、もっと快適でおしゃれにする4つのアイデア 基本を押さえたら、次はいよいよ応用編です。 照明、家具、室内とのつながり、そして機能的なパーツ。 これらを効果的に取り入れることで、ぐっとおしゃれになります。 ④ 照明を取り入れて、夜の雰囲気も楽しむ ウッドデッキの本当の魅力は、夜にあるかもしれません。 ウッドデッキに照明を設置すれば、昼間とは全く違う、夜の時間を楽しむための特別な空間が生まれます。 リラックスした雰囲気を醸し出す、暖色系の光を選ぶのがポイントです。 ただし、照明を設置する場合は屋外コンセントの位置や配線など、事前の電気計画も重要になるので注意が必要です。 ⑤ 家具やグリーンを置いて、さらに居心地よく 何もないウッドデッキは、言ってしまえばただの「床板スペース」。 そこに、どんな家具を置き、どんなグリーンで彩るか。 そのコーディネート力が鍵となります。 ウッドデッキを「屋外のリビングルーム」として、インテリアを選ぶ感覚で家具や小物を配置してみましょう。 デッキの色や素材感とテイストを合わせた家具を選べば、空間全体に統一感が生まれます。 それから忘れてはならないのがグリーン。 ウッドデッキと植栽の相性は抜群です。 ⑥ リビングとウッドデッキの高さを揃えて、空間を一つにする そして「室内と屋外の境界をなくす」ことも大事なポイントです。 リビングとウッドデッキを、隔てられた空間ではなく、ひと続きの大きな空間として演出することで、圧倒的な開放感と洗練されたデザインが生まれます。 そのためのもっとも重要なポイントは、リビングの床とウッドデッキの高さを揃えること。 段差のないフラットなつながりは、視覚的にも物理的にも空間を一体化させます。 さらに、床材の色や質感を室内に合わせたり、室内のインテリアとデッキ上の家具のテイストをコーディネートしたりすることで、内でも外でもない、新しい一つのリビングのようにみせることができます。 ⑦ おすすめは屋根!ステップも工夫しておしゃれに ウッドデッキをより快適な空間にするなら、屋根や庇(ひさし)の設置を強くおすすめします。 特に日当たりの良い南向きのウッドデッキは人気ですが、夏場には表面が高温になり、素足では歩けなくなってしまうことも少なくありません。 屋根があれば、強い日差しを遮ってくれるだけでなく、雨の日でも気兼ねなくウッドデッキを使えるようになります。 デザイン性の高い木製のパーゴラや、開閉できる布製のシェードなどを選ぶのも良いですが、やはり屋根があった方が快適です。 また、庭との段差を解消するステップも、ただの階段ではなく、腰掛けられるベンチのようにデザインしたり、デッキ自体を二段構成の「段床」にしたりと、アイデア次第でおしゃれで便利なスペースになります。ステップに照明を仕込むのも、安全性とデザイン性を両立する良い方法です。 【達匠の施工事例】おしゃれなウッドデッキのデザイン事例 ここまで、おしゃれなウッドデッキのポイントについて解説してきました。 ここからは、私たち達匠が手掛けた豊富な施工事例の中から、これまでのポイントを抑えた、代表的な事例をご紹介します。 フェンスで囲い、子どもとペットが安心して遊べる庭へ こちらは、ウッドデッキの周囲をフェンスでしっかりと囲み、安全性を高めた事例です。 これなら、小さなお子様やペットが道路に飛び出す心配もなく、安心して遊ばせられますね。 お部屋のどこからでもお庭にアクセスできる動線も〇です。 休日にくつろぐ、もう一つのリビング空間 「休日をリビング前のスペースでゆっくり過ごしたい」という想いを形にした、プライベートな癒やし空間です。 高さのある門壁と木調デザインのフレームでデッキ全体を囲み、周囲の視線を遮る工夫がされています。 これなら、人目を気にせず、一人の時間を満喫できますね。 開閉式のパーゴラ(屋根)がついているため、季節や天候に合わせて光や風を調整できるのも、快適さを高めるポイントです。 リビングとの一体感で、部屋をより広く見せる こちらの事例の一番のポイントは、リビングの床とウッドデッキの高さを揃えている点です。 段差をなくし、明るいベージュカラーのデッキを選ぶことで、室内と屋外がひと続きに見え、リビングに開放感が生まれます。 さらに、庭全体を高いフェンスで囲うことで、プライバシーを確保しています。 屋根と照明を工夫し、天候に左右されない快適空間へ 木目調の屋根(Gルーフ)が印象的な、モダンなデザインの事例です。 ウッドデッキとタイルデッキ、二つの素材を組み合わせることで、単調にならない美しい空間を演出。屋根があるため、雨の日でも気兼ねなく使えます。 さらに、屋根に埋め込まれたダウンライトが夜にはデッキ全体を照らし、幻想的な雰囲気に。天候や時間に左右されず、いつでも快適に過ごせる工夫が詰まっています。 その他当社が施工したウッドデッキの事例は以下からご覧ください。 おしゃれなウッドデッキに関するよくある質問 ここでは、お客様から特によくいただく3つの質問について、お答えします。 Q1. ウッドデッキの費用はどのくらいかかりますか? ウッドデッキの費用は、広さと選ぶ素材によって大きく変わります。 一概にはいえませんが、一般的な広さ(約10㎡)の場合、25万円~40万円程度がひとつの目安となります。 比較的価格の手頃なソフトウッド、メンテナンス性に優れる人工木、高級感のあるハードウッドなど、素材によって価格帯は異なります。 Q2. 天然木と人工木、どっちがいいですか? お手入れの手軽さや耐久性を重視するなら「人工木」、木の自然な風合いや経年変化を楽しみたいなら「天然木」がおすすめです。 それぞれにメリット・デメリットがあるため、ライフスタイルに合わせて選びましょう。 より詳しい比較や選び方については、こちらの記事で解説しています。 Q3. ウッドデッキとタイルデッキ、どっちがいいですか? 温かみのあるデザインや、素足での心地よさを求めるなら「ウッドデッキ」が向いています。 一方、掃除のしやすさや、火の気に対する強さ(BBQなど)を重視するなら「タイルデッキ」に軍配が上がります。 こちらも、どちらが良いというよりは、どんな使い方をしたいかで選ぶのが正解です。 より詳しい比較や選び方については、こちらの記事で解説しています。 Q4. ウッドデッキでプールやバーベキューはできますか? プールのご利用は、ウッドデッキへの負担が大きいため、基本的にはおすすめしていません。 水の重さによる耐荷重の問題だけでなく、大量の水がデッキのシミやカビ、劣化につながる可能性があります。 また、デッキ下の排水経路も考慮する必要があるなど、クリアすべき点が多くあります。 気兼ねなくプールを楽しみたい場合は、耐水性やメンテナンス性に優れたタイルデッキをおすすめします。 もし、どうしてもウッドデッキでプールを楽しみたい場合は、下地を補強してもらったうえで、耐荷重に耐えられる設計にしましょう。 バーベキューは、注意点を守れば楽しむことができます。 ウッドデッキは高温に弱いため、コンロの下に必ず耐熱シートを敷きましょう。火の粉が飛ばないよう配慮すれば、安全に楽しんでいただけます。 まとめ:岐阜・愛知エリアで、後悔しないおしゃれなウッドデッキを実現するなら この記事では、おしゃれなウッドデッキ作りで失敗しないための計画の立て方から、具体的なデザインのコツ、そして達匠の施工事例まで、幅広く解説してきました。 たくさんの情報がありましたが、理想のウッドデッキ作りは、いくつかのポイントを押さえることで、決して難しいものではありません。 この記事のまとめ 計画の立て方: 暮らしのイメージから「目的・素材・プラン」を決める。 デザインの基本: 「色・フェンス・床の貼り方」で印象をコントロール。 ワンランク上の工夫: 「照明・家具・屋根」で快適性とおしゃれ度をアップ。 イメージの具体化: 施工事例で理想の形を見つける。 ここまで読んで、「理想のイメージはなんとなく固まってきたけど、うちの庭ではどんな感じになる?」 「費用は結局いくらくらいかかるんだろう?」 といった、具体的な疑問も生まれているかもしれません。 達匠は、岐阜・愛知エリアで年間500件以上、累計5,000件を超える外構工事を手掛けてきた、デザインと施工のプロ集団です。 LIXILのデザインコンテストで6年連続受賞という評価をいただいたデザイン力と、自社職人による確かな施工品質で、お客様の想いを形にします。 まずは、どんな些細なことでも構いませんので、お気軽に私たちにご相談ください。

おしゃれなタイルデッキの作り方|参考にしたい施工事例9選とデザインのポイント

おしゃれなタイルデッキ、素敵ですよね。 SNSや施工事例を見て「我が家にも!」と思っても、いざ具体的に考え始めると、「どんな色やデザインがいいんだろう?」「費用は?」「そもそも何から手をつけていいの?」と、次々に疑問が浮かんで、結局そのままになっていませんか。 この記事では、岐阜で5,000件以上の外構・エクステリアを手がけてきた私たち「達匠」が、プロの視点から後悔しないタイルデッキづくりのについて解説します。 この記事を読めば、こんな疑問が解決します。 ウッドデッキと比べて、何がどう良いの? おしゃれに見えるタイルの色やサイズの選び方 費用やメンテナンスで後悔しないためのポイント 「我が家らしい」暮らしに合うデザインの見つけ方 読み終える頃には、理想のタイルデッキに向けた、具体的な道筋が見えているはずです。 タイルデッキの基本知識|メリット・デメリットを知ろう タイルデッキを検討するなら、まず押さえておきたいのが基本的な特徴です。 ウッドデッキと比べた時のメリット・デメリット、そして、それらが日々の暮らしにどう影響するのかを、一つずつ見ていきましょう。 タイルデッキがもたらす5つのメリット 多くの方がタイルデッキに惹かれる理由は、デザイン性だけではありません。 長い目で見た時の手入れのしやすさや、気兼ねなく使える丈夫さなど、日々の暮らしが楽になる点にこそ、本当の魅力があります。 ① 手間いらずで、ずっとキレイが続く タイルは磁器質でできているため、水や汚れをほとんど吸収しません。 そのため、泥汚れなどがついても、ほうきで掃いたり、デッキブラシで水洗いするだけで、さっとキレイに。 ウッドデッキのように数年ごとに塗り直しをするような、面倒な再塗装や防腐処理は基本的に不要で、長い間美しい状態を保てます。 ② 腐食・シロアリに無縁の圧倒的な耐久性 木材ではないため、湿気による腐食や、シロアリの被害の心配が一切ありません。 雨ざらしになる屋外空間においても、その劣化スピードは非常に緩やかです。 例えば人工木のウッドデッキの耐用年数が10〜20年なのに対し、タイルデッキは下地のコンクリートごと30年以上持つケースも珍しくなく、非常に長く使い続けられます。 ③ 住まいの価値を高めるホテルライクなデザイン タイルの持つ硬質でシャープな質感は、他の素材にはないホテルライクな高級感を演出します。 石目調や木目調、素焼き風などタイルの種類は非常に豊富。 チャコールグレーのような濃色を選べばモダンで落ち着いた空間に、ベージュ系なら明るくナチュラルにと、住まいのテイストに合わせて自由な空間づくりが可能です。 住まいの外観がグッと引き締まり、家全体の印象を高めてくれます。 ④ 傷や汚れに強く、アクティブに使える 表面が非常に硬いタイルは、テーブルや椅子を引きずったり、お子様がおもちゃを落としたりしても、ほとんど傷がつきません。 また、油汚れなども染み込みにくいため、ご家族や友人とBBQを楽しんだり、鉢植えを置いてガーデニングを楽しんだりする際も、汚れを気にせず満喫できます。 万が一、どうしても落ちない汚れがついても、その部分だけタイルを交換できるのも強みです。 ⑤ 火を扱う場面でも安心の不燃性 タイルは不燃性の素材であるため、火の粉が落ちても燃え広がる心配がありません。 ウッドデッキでは炭が落ちて焦げ跡が残ることもありますが、タイルデッキならBBQコンロや焚き火台なども安心して使用でき、安全性の高さも大きなメリットです。 知っておきたいタイルデッキの3つのデメリットと解決策 もちろん、タイルデッキにもいくつかのデメリットは存在します。 しかし、これらは設計や素材選びの工夫で十分にカバーできるものばかり。 具体的な解決策とあわせて解説します。 ① 夏は表面が熱くなる タイルは熱を蓄えやすい性質があるため、夏の強い日差しを受けると、表面が高温になることがあります。 特に濃い色のタイルは熱を吸収しやすく、素足で歩けないほどになることも。 とはいえ、これは人工木のウッドデッキでも同様で、夏場のデッキは素材に関わらず熱くなるもの、と考えるのが良いでしょう。 解決策 日差しを遮るオーニングやシェードを設置するのがもっとも効果的です。 使わないときは収納できるタイプを選べば、開放感も損ないません。 また、打ち水をするだけでも、気化熱によって表面温度を効率良く下げることができます。 最近では、熱を吸収しにくい特殊な加工がされたタイルも登場しているので、タイル選びの際に相談してみるのがおすすめです。 ② 雨の日は滑りやすい タイルによっては、雨や水に濡れると滑りやすくなるものもあります。 特に表面がツルツルしたタイプや、冬場に表面で薄い氷が張った場合は注意が必要です。 解決策 現在、屋外用のタイルは、表面にザラザラした凹凸をつけるなど、滑りにくさを高めた「防滑性」の製品が主流です。 安心して使うためにも、この防滑性タイルを選びましょう。 また、施工の段階で、水が溜まらないようにわずかな傾斜(水勾配)をつけて排水を促すのも、大切なポイント。 こうした対策を施すことで、雨の日でも安心して過ごせるようになります。 ③ 初期費用がウッドデッキより高い タイルデッキは、ウッドデッキに比べて材料費が高いことに加え、施工に手間がかかるため、初期費用が高くなる傾向があります。 下地となるコンクリートを打設し、それが乾いてから一枚ずつタイルを貼っていくため、工期も長めになります。 解決策 確かに初期投資は大きくなるかもしれませんが、長期的な視点で考えることが大切です。 ウッドデッキの場合、数年ごとの再塗装や、十数年後の大規模な修繕・交換が必要になるケースが多く、維持管理費用(ランニングコスト)がかさみます。 一方、タイルデッキは前述のとおりメンテナンスがほぼ不要。 このランニングコストを含めた「トータルコスト」で比較すると、ウッドデッキよりも経済的になることもあります。 タイル vs 天然木 vs 人工木|素材選びの決定版!あなたに合うのはどれ? 「庭にデッキを作りたいけど、タイル、天然木、人工木、どれがいいの?」これは、お客様から非常によくいただくご質問です。 それぞれに良さがあるため、一概にどれが一番とはいえません。 大切なのは、ご自身のライフスタイルや「何を重視するか」という価値観に、どの素材が一番フィットするかを見極めることです。 特に最近では、メンテナンスの手軽さからタイルデッキと人工木ウッドデッキで悩まれる方が非常に増えています。 以下の比較表で、それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。 比較項目 タイルデッキ 天然木ウッドデッキ 人工木ウッドデッキ デザイン性 ◎:高級感、モダン、多彩 〇:本物の質感、温もり 〇:均質、カラー豊富 メンテナンス ◎:ほぼ不要(水洗い) △:定期的な塗装・防腐処理 〇:基本的に不要 耐久性 ◎:半永久的、劣化に強い △:腐食・シロアリのリスク 〇:腐食・シロアリに強い 初期費用 △:高め 〇:樹種によるが比較的安価 △:やや高め 夏の表面温度 △:熱くなりやすい ◎:熱くなりにくい △:熱くなりやすい (特に濃色) 質感・風合い 硬質、シャープ 自然な木の香り、経年変化 樹脂と木粉、均質的 工期 △:やや長め (天候に左右されやすい) ◎:短い(1~2日) ◎:短い(1~2日) こうして比べてみると、それぞれの特徴がよりはっきりと見えてきます。 タイルデッキ:初期費用はかかりますが、メンテナンスの手間がほとんどなく、高級感のある美しい状態を圧倒的に長く保てるのが強みです。デザイン性を重視し、手入れの手間を最小限にしたい方に最適です。 天然木ウッドデッキ:本物の木の質感と温もり、経年変化を楽しめるのが最大の魅力です。コストを抑えたい方や、自然素材にこだわりたい方に向いています。ただし、きれいさを維持するには定期的なメンテナンスが欠かせません。 人工木ウッドデッキ:天然木のような見た目と、メンテナンスフリーというタイルデッキの長所を両立させた、いわば「いいとこ取り」の素材です。天然木のメンテナンスは面倒だけど、タイルの硬い質感が好みでない、という方にぴったりです。ただし、夏場は熱くなりやすいという点はタイルと共通しています。   このように、どれを選ぶべきか、というのは「何を一番大切にしたいか」で決まります。 もし、初期費用をかけることよりも「将来にわたる手入れの手間をなくしたい」「高級感のある美しい空間を長く維持したい」という点を重視するなら、タイルデッキはのちのちの満足度が非常に高いといえます。 次は、この比較を踏まえ、特に「タイルデッキがおすすめなのはどんな人か」をさらに掘り下げていきます。 比較で納得!こんな方にはタイルデッキがおすすめ! 比較した結果を踏まえ、「自分にはタイルデッキが合っているかも」と感じ始めた方。 ここでは、どのような方にタイルデッキが特におすすめなのか、具体的な人物像を挙げながら、その理由をさらに深掘りして解説します。 ① とにかく手入れの手間を減らしたい多忙な方 「休日は、庭仕事よりも家族との時間を優先したい」「面倒な手入れはできるだけ避けたい」という方には、タイルデッキがぴったりです。 天然木のウッドデッキは、美しい状態を保つために数年に一度の再塗装が欠かせません。 この作業は時間も費用もかかり、人によっては大きな負担になります。 人工木ウッドデッキも基本的にはメンテナンスフリーですが、経年で多少の色褪せや、表面のささくれが起こる可能性はゼロではありません。 その点、タイルデッキは基本的に水洗いだけでOK。 共働きで忙しいご夫婦や、メンテナンスに時間をかけたくない方にとって、その手軽さは何物にも代えがたいメリットです。 ② ホテルライクな高級感やデザイン性を求める方 住まいの外観を、ワンランク上の上質な空間にしたいと考える方にも、タイルデッキはぴったりです。 タイルの持つ硬質でクリーンな質感は、日々の暮らしに非日常的な特別感をもたらしてくれます。 例えば、リビングから続くタイルデッキは、室内空間に広がりと連続性を生み出し、まるでリゾートホテルのような開放感を演出できます。 モダンで洗練されたデザインの住宅との相性も抜群で、建物全体の価値を高めてくれます。 ③ BBQやペットとの時間を気兼ねなく楽しみたい方 「庭で子どもたちと気兼ねなくBBQを楽しみたい」 「愛犬がデッキの上を走り回っても、傷や汚れを気にしたくない」 そんなアクティブなご家庭には、タイルデッキがうってつけです。 表面が硬く、傷に非常に強いタイルは、BBQコンロや重いテーブルを置いても安心。 油がはねたり、食べ物をこぼしたりしても、汚れが染み込みにくく、後片付けも簡単です。 また、ペットの爪によるひっかき傷もつきにくいため、大切な家族の一員であるワンちゃんとの時間も、のびのびと楽しむことができます。 タイルデッキをおしゃれにする4つのポイント 「自分にはタイルデッキが合っている」と確信できたら、次はいよいよ具体的なプランニングの段階です。 「おしゃれ」という曖身なイメージを、具体的で使いやすい形にしていくためには、いくつかの重要なポイントがあります。 ここでは、達匠がお客様からご要望をいただく際に、特に大切にしている4つの視点をご紹介します。 ① 「どんな暮らしがしたいか」から考える まず考えていただきたいのは、「そのタイルデッキで、誰が、どんな風に時間を過ごしたいか?」ということです。 具体的な利用シーンを思い描くことで、デザインの方向性、必要な広さや機能が自然と見えてきます。 「週末は友人を招いて、大人数でBBQを楽しみたい」 →テーブルや椅子を置いても十分な、広いスペースが必要。汚れに強く、掃除がしやすいタイルが最適。 「夫婦二人で、静かにお茶を飲んだり、読書をしたりする空間がほしい」 →広さよりも、落ち着いた雰囲気やプライベート感が重要。隣家からの視線を遮る工夫も。 「子どもたちが安全に遊べる、第二のリビングにしたい」 →リビングとの段差をなくし、裸足でも歩けるような滑りにくいタイルを選ぶと安心。 理想の暮らしを具体的にイメージすること。 まずはそれが、タイルデッキづくりの出発点です。 ②: 家全体の印象を決める「色」と「素材感」 タイルデッキの色や素材感は、住まい全体の印象を大きく左右します。 建物の外壁やサッシの色、庭の雰囲気との統一感を考えることで、洗練された空間が生まれます。 色の選び方 ホワイト・ベージュ系: 明るく、清潔感のある印象。空間を広く見せる効果も。どんな外壁にも合わせやすい万能カラー。 グレー・ブラック系: モダンでシャープ、高級感を演出。落ち着いた大人の空間に。汚れが目立ちにくいのもメリット。 アースカラー系: 周辺の植栽や自然と調和し、温かみのあるナチュラルな雰囲気に。 素材感の選び方 同じ色でも、表面の質感が違うだけで印象は大きく変わります。 光沢のある磨きタイルはラグジュアリーな雰囲気に、マットでざらつきのあるタイルは落ち着いた印象を与えます。 実際にサンプルを手に取り、太陽光の下で見てみることを強くおすすめします。 ③: 空間の質が変わる「タイルサイズ」と「照明計画」 タイルのサイズや、夜の空間を演出する照明計画も、空間の質を決定づける大切な要素です。 タイルのサイズ 最近のトレンドは、600mm角などの「大判タイル」です。 目地(タイルの継ぎ目)が少なくなることで、すっきりとした見た目になり、空間に広がりと高級感をもたらします。 狭いスペースでも、大判タイルを使うことで開放感を演出できます。 照明計画 夜のタイルデッキは、照明ひとつで昼間とは全く違う表情を見せます。 壁を照らす間接照明や、足元を優しく照らすフットライトなどを効果的に配置することで、幻想的でムードのある空間に。 防犯効果も高まります。 照明計画は、タイルデッキの魅力を最大限に引き出すための重要なスパイスです。 ④: 長く快適に使うための「安全性」と「清掃性」 美しいデザインに加えて、長く快適に使い続けるために考えておきたいのが、安全性と日々の手入れのしやすさです。 これらもデザインの一部として捉え、プランニングの初期段階から検討しましょう。 安全性 雨の日に滑りにくい「防滑性」の高いタイルを選ぶことは、小さなお子様やご年配の方がいるご家庭では特に重要です。 また、リビングとの段差をなくす「フラット設計」は、つまずきのリスクを減らし、室内との一体感も高めてくれます。 掃除のしやすさ タイル表面の目地は、汚れが溜まりやすい部分です。 目地の色を汚れが目立ちにくいグレー系にしたり、目地材自体に防カビ性能のあるものを選んだりすることで、日々の掃除の手間を軽減できます。 【達匠の施工事例】おしゃれなタイルデッキのデザイン事例9選 ここでは、外構工事のプロである「達匠」が実際に施工した、おしゃれなタイルデッキのデザイン事例をご紹介します。 「どんなタイルデッキが自分の家に合うのか分からない」「具体的なイメージが湧かない」という方は、ぜひ参考にしてください。 1. プライベート空間にこだわったホテルライクなタイルデッキ   高さのある壁と電動ゲートで周囲の視線を完全にシャットアウトした、プライベートなテラス空間です。 床はメンテナンスしやすいグレー系のタイル敷きで、落ち着いた高級感を演出。 夜はアッパーライトがタイルの壁面を照らし、陰影の美しい上質な空間で、家族や友人との特別な時間を過ごせます。 2. 水の音が心地よい和モダンな中庭タイル 滝を模したタイル張りのオブジェが印象的な、和モダンの中庭です。 伝統的な和の要素と、シャープなタイルの質感が絶妙に調和。 水の音や美しい緑に癒される、上品で落ち着いた空間は、まさに大人のための癒しのスペースです。 3. 人工芝と組み合わせた機能的なタイルデッキ 広いお庭に敷いた人工芝の隣に、水栓付きのタイルデッキを設置。 ガーデニングやBBQ、子どもの水遊びなど、様々なシーンで活躍します。 汚れたらすぐに洗い流せるので、室内への動線としても便利。 緑の美しさと、メンテナンスのしやすさを両立した実用的なプランです。 4. 雨の日も楽しめる屋根付きの多目的タイルデッキ ウッドデッキとタイルデッキ、二つの異なる素材を組み合わせたお庭です。 ウッドデッキは屋根の下でくつろぐリラックススペース、タイルデッキはガーデニングなどアクティブに使うスペースとして、用途に応じた使い分けができます。 異素材を組み合わせることで、空間に変化と機能性をもたらした好例です。 5. 愛犬と駆け回るリゾート風タイルテラス 広々とした人工芝のドッグランに隣接する、リゾート感あふれるタイルテラスです。 お庭で遊んだ後に、テラスで汚れを落としてから室内に入れる便利な動線を確保。 タイル敷きのベンチも設けるなど、愛犬との快適な暮らしを考え抜いた工夫が光ります。 6. 駐車スペースから一体でつながる広大なタイルテラス 駐車スペースからお庭までを一直線のタイルテラスでつなぎ、圧倒的な開放感と一体感を演出。 敷地全体がひとつの大きなステージのようになり、屋外と屋内をスムーズに行き来できます。 多目的に使える、贅沢なプライベート空間です。 7. 玄関からアプローチ、リビングまでつながるホテルライクなタイルデッキ   玄関ポーチからアプローチ、そしてリビング前までを一体のタイルデッキで構成。 照明を内蔵した浮き階段が、夜は幻想的な光を放ち、ラグジュアリーなホテルライク空間を創出します。 建物と外構の一体感が見事な、洗練されたデザインです。 8. アレンジ自在な広々タイルテラス 建物の外壁と色調を合わせた自然石張りの門柱が印象的なお庭に、広々としたタイルテラスを設けました。 ガーデンファニチャーを置いたり、季節の花を飾ったりと、暮らしに合わせて自由にアレンジできるのが魅力。 開放感とプライベート感を両立した心地よい空間です。 9. 高低差を解消する多目的タイルデッキ 高低差のある敷地条件を活かし、ビルトインガレージの上に広々としたタイルデッキを設置。 洗濯物を干すスペースとしてはもちろん、BBQを楽しんだりと、ライフスタイルに合わせて自由に活用できます。 人工芝のエリアも隣接させ、遊びの幅が広がる機能的なお庭です。 まとめ:後悔しない、おしゃれなタイルデッキで「理想の暮らし」を ここまで、プロの視点から、後悔しないおしゃれなタイルデッキの選び方について、メリット・デメリットの基本から、具体的なデザインのポイント、そして達匠の実際の施工事例まで詳しく紹介してきました。 単にデザインがオシャレなだけでなく、メンテナンスの手間がほとんどかからないこと、そして暮らしの幅を広げてくれる機能性こそが、タイルデッキの本当の価値魅力だとお分かりいただけたかと思います。 この記事の重要なポイントを振り返ってみましょう。 この記事のまとめ タイルデッキの魅力は見た目だけじゃない。手入れの楽さと丈夫さが強み。 夏の熱さや滑りやすさも、タイル選びと工夫でしっかり対策できる。 「おしゃれ」の決め手は、暮らしに合った機能性と家全体のバランス。 タイルの色や大きさ、照明ひとつで、空間の雰囲気はがらりと変わる。 目先の費用だけでなく、長く満足できるかで考えるのが後悔しないコツ。 「おしゃれなタイルデッキ」という憧れを後悔なく形にするには、デザイン力はもちろん、専門的な知識と豊富な経験を持つ業者選びが何よりも大切です。 私たち有限会社達匠は、岐阜市を拠点に、岐阜・愛知エリアで5,000件以上の施工実績を誇る外構・エクステリアの専門家集団です。 LIXILのデザインコンテストで6年連続受賞という客観的な評価をいただいたデザイン力と、自社職人による確かな施工品質、そして建材店も運営するからこそ実現できる適正価格には、絶対の自信があります。 「うちのケースでは、どんなタイルデッキが考えられる?」 「具体的な費用について、一度相談してみたい」 そんな風に思われましたら、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。  

人工木ウッドデッキはどう選ぶ?天然木との徹底比較やおすすめ商品を紹介!

「庭にウッドデッキを作りたいけど、人工木ってどうなんだろう?」 「天然木との違いや、どのメーカーを選べばいいか分からない…」 マイホームの庭づくりで絶大な人気を誇る人工木ウッドデッキですが、いざ検討し始めると様々な疑問が浮かびますよね。 高い買い物だからこそ、絶対に失敗したくない気持ち、よく分かります。 実は、後悔しないウッドデッキ選びの鍵は、製品のスペック比較ではなく「設置後にどんな暮らしがしたいか」を具体的に想像することにあります。 この記事では、5,000件以上の庭づくりをお手伝いしてきたプロの視点から、後悔しないためのポイントを分かりやすく解説します。 この記事でわかること 人工木と天然木の比較、メリット・デメリット 後悔しないための「暮らし」に合わせた選び方 人気メーカー3社の製品徹底比較 おしゃれな施工事例と費用相場 この記事を読めば、人工木ウッドデッキの基本的な知識から、後悔しないための選び方のポイントまで、すべて分かります。 天然木とどう違う?人工木ウッドデッキのメリット・デメリット まずは基本から。 人工木ウッドデッキがどんなものか、天然木との違いを比較しながら見ていきましょう。 人工木ウッドデッキは「樹脂」と「木粉」の複合材 人工木と天然木のもっとも大きな違いは、その素材にあります。 人工木(樹脂木) 木の粉と樹脂(プラスチック)を混ぜ合わせて作った工業製品です。品質が均一で、腐食や虫害に強い特徴を持ちます。 天然木 自然の木をそのまま使用したものです。木ならではの温かい風合いや香り、経年変化を楽しめるのが魅力ですが、種類によっては定期的なメンテナンスが必要です。 一言でまとめると「手入れの手軽さと耐久性をとるなら人工木、木の持つ自然な風合いを愛でたいなら天然木」というのが大きな違いになります。 比較項目 人工木 天然木(ハードウッド) 耐久性 ◎ 非常に高い 〇 高い メンテナンス ◎ ほぼ不要 △ 定期的な塗装が必要 安全性 ◎ ささくれ・割れなし △ ささくれ・割れの可能性あり 初期費用 〇 やや高め △ 高価 質感・風合い 〇 自然な風合い ◎ 唯一無二の風合い 夏の表面温度 △ 高温になりやすい 〇 比較的穏やか この表から分かるように、人工木はメンテナンスの手間をかけずに、長期間安心して使えるという大きなメリットがあります。 人工木の5つのメリットと選ばれる理由 多くの方が天然木ではなく人工木を選ぶのには、明確な理由があります。 主な5つのメリットをご紹介します。 メンテナンスが圧倒的に楽 最大のメリットは、お手入れの手軽さです。 天然木のように数年ごとの防腐剤や保護塗料の再塗装は基本的に必要ありません。 汚れたときも水洗いやデッキブラシでの軽い掃除で済むため、休日の貴重な時間をメンテナンスに費やすことなく、ご家族との団らんや趣味の時間にあてることができます。 高い耐久性・耐候性 木粉と樹脂から作られる人工木は、湿気で腐らないのはもちろん、シロアリの被害をほとんど受けません。 雨や紫外線に長期間さらされても、反りや変形、色褪せが起きにくく、設置したての美しい状態を長く保つことができます。 この耐久性の高さが、大きな特徴です。 安全性が高い 天然木で起こりがちな「ささくれ」や「トゲ」が、人工木では発生しません。 小さなお子様やペットが裸足で走り回っても怪我の心配が少なく、安心して遊ばせることができます。 また、防腐・防蟻剤を塗布する必要がないため、人体や環境への優しさも嬉しいポイントです。 デザイン・カラーが豊富 工業製品である人工木は、カラーバリエーションが非常に豊富です。 住宅の雰囲気に合わせたモダンなグレー系や、明るいホワイト系など、自由なデザインが可能です。 近年では技術の進歩により、天然木と見分けがつかないほどリアルな木目を再現した製品も増えています。 フェンスやステップといったオプションも同色で統一しやすく、理想の空間をトータルコーディネートできます。 安定した品質で、長く使える 天然木は、どうしても反りや割れ、ささくれ、色褪せといった経年劣化が避けられません。 一方、人工木は工業製品であるため品質が安定しており、そうした心配がほとんどありません。 厳しい品質管理のもとで製造されており、長く安心して使えるのが大きなメリットです。 知っておきたい人工木ウッドデッキの3つのデメリットと解決策 多くのメリットがある人工木ですが、もちろんデメリットも存在します。 しかし、これらは設計や製品選びの工夫で十分に対策可能です。 具体的な解決策とあわせて解説します。 夏場に表面が高温になる 樹脂を含む人工木は、夏の強い日差しを浴びると表面温度がかなり高くなります。 実験によっては天然木より5℃以上高くなるというデータもあり、真夏の日中に裸足で歩くのは危険な場合があります。 解決策 オーニングやシェードで日差しを遮るのがもっとも効果的です。 また、製品選びも重要で、熱を吸収しにくい淡い色を選んだり、表面温度の上昇を抑える特殊な顔料を使用した製品(例: LIXIL「樹ら楽ステージ」のクールタイプ)を選ぶことで、体感温度は大きく変わります。 使用前にサッと水をまくだけでも、気化熱で表面温度を手軽に下げることができます。 初期費用が比較的高くなる 一般的に、材料費だけを見ると人工木は天然木(特に安価なソフトウッド)よりも高くなります。 施工費込みで、天然木の1.5〜2倍の価格になることもあります。 解決策 確かに初期費用は高くなるかもしれませんが、長期的な視点で考えることが大切です。 天然木の場合、数年ごとの再塗装といった維持管理費(ランニングコスト)がかかります。 メンテナンスがほぼ不要な人工木は、このランニングコストを含めた「トータルコスト」で比較すると、結果的に経済的になることも少なくありません。 天然木特有の風合いはない 人工木では、本物の木が持つ唯一無二の香りや、時と共に色合いが深まっていく「経年美」を楽しむことはできません。 解決策 「人工木は見た目が安っぽい」というのは一昔前の話です。近年の製品は技術が飛躍的に向上し、天然木から型取ったリアルな木目や、手触りの凹凸まで再現したものが主流になっています。 例えば、YKK APの「リウッドデッキ200 EG」は、高級な広葉樹の柾目(まさめ)の木肌を再現しており、光の当たり方で表情が変わるほどの質感です。 とはいえ、自然素材ならではの不均一さや変化を愛せる方には、やはり天然木が向いています。 「いつまでも変わらない均一な美しさを保ちたい」のか、それとも「自然な風合いの変化を楽しみたい」のか。 ご自身の価値観に合う方を選ぶことが、後悔しないための鍵となります。   あなたはどのタイプ?3つの価値観から見つける、最適なウッドデッキ活用法 ウッドデッキのスペックが分かったところで、次は「そのウッドデッキで、どんな暮らしを実現したいか」を考えてみましょう。 ここではお客様の代表的な3つの価値観タイプと、それぞれに最適なウッドデッキの活用法をご紹介します。 【時間価値重視】メンテナンスの手間をかけず、家族や自分の時間を大切にしたい方 仕事や家事、子育てに忙しい毎日を送る中で、「休日はメンテナンスに追われるのではなく、家族や自分のために時間を使いたい」と考える方は非常に多くいらっしゃいます。 リビングの延長として、気軽に屋外での食事やティータイムを楽しむ リビングの掃き出し窓と高さを揃えてフラットに繋げたウッドデッキは、まさに「第二のリビング」。 天気の良い休日の朝に家族でブランチを楽しんだり、午後に友人を招いてお茶をしたり。 わざわざ遠出しなくても、自宅にいながらリゾートのような開放感を気軽に味わうことができます。 洗濯物干しなど、日々の家事を効率化するスペースとして活用する 1階のリビングから直接出られるウッドデッキは、毎日の家事を楽にしてくれる実用的なスペースにもなります。 重たい洗濯カゴを持って2階のベランダまで上がる必要がなくなり、家事動線がぐっとスムーズに。 日当たりと風通しの良い場所なら、洗濯物も気持ちよく乾きます。 テラス屋根を組み合わせれば、急な雨の心配もいりません。 【安全性・安心重視】子供やペットの安全を第一に考え、のびのびと遊ばせたいファミリー 小さなお子様や大切なペットがいるご家庭にとって、何よりも優先したいのは「安全」です。 ウッドデッキは、そんなご家族のためのプライベートな遊び場になります。 ささくれの心配なく、裸足で走り回れるプライベートな遊び場を確保する 人工木ウッドデッキなら、天然木のようにささくれやトゲができる心配がありません。 お子様が裸足で元気に走り回っても安心です。 デッキの周りにフェンスを設置すれば、道路への飛び出しを防ぐこともでき、周囲の視線を気にすることなく、のびのびと過ごせる安全な空間が生まれます。 夏場はビニールプールを広げ、気兼ねなく水遊びをさせてあげる 人工木は耐水性に優れているため、デッキの上でビニールプールを広げて気兼ねなく水遊びが楽しめます。 お庭が土の場合と違って、泥で体や家が汚れる心配もありません。 プールで遊んだ後は、デッキごと水でサッと洗い流せるので、後片付けも簡単で衛生的です。 【長期的視点・堅実派】初期費用より、10年後を見据えたトータルコストを重視する方 「せっかく設置するのだから、長く快適に使えるものを選びたい」と考える堅実な方もいらっしゃいます。 初期費用だけでなく、将来にわたる経済的・身体的な負担まで見据えることは、とても賢い選択です。 雑草対策の手間を省き、常に手入れの行き届いた美しい景観を保つ お庭の雑草対策は、多くの方にとって悩みの種です。 ウッドデッキを設置して地面を覆うことで、雑草が生えるのを物理的に防ぎ、毎年の大変な草むしりの手間から解放されます。 除草剤をまく必要もなくなり、体にも環境にも優しいお庭が実現。 いつでも手入れの行き届いた美しい景観を、楽に維持することができます。 塗り替えなどの維持費をなくし、将来の余計な出費を抑える 天然木の場合、美観と耐久性を保つために数年に一度、数万円から十数万円の再塗装費用がかかることが一般的です。 メンテナンスフリーの人工木なら、この維持費が一切かかりません。 将来にわたって余計な出費を心配する必要がなく、家計の計画も立てやすくなります。 【メーカー製品比較】人気3社の特徴を達匠の視点で徹底解説 さて、ご自身の理想の暮らし方が少し見えてきたでしょうか。 ここでは、数ある人工木製品の中から、特に人気の高い主要3メーカー(LIXIL、YKK AP、三協アルミ)の代表的な製品を、私たち達匠のプロの視点から徹底比較します。 カタログスペックだけではわからない、それぞれの「個性」と「どんな人におすすめか」を解説します。 LIXIL(リクシル):スタンダード・デザイン・機能の3つのタイプから選べる 業界最大手のLIXILは、品質・デザイン・サポートのバランスが良く、製品ラインナップの豊富さが魅力です。 中でも、「樹ら楽ステージ」は、人気の商品です。 樹ら楽ステージ(スタンダードタイプ):基本性能を抑えた標準モデル コストパフォーマンスに優れた、いわば入門モデルです。 シンプルなデザインと機能で、価格を抑えつつもリクシル品質の安心感を得たい方におすすめです。 公式サイト 樹ら楽ステージ デッキDS・樹ら楽ステージ 木彫(デザインタイプ):こだわりの空間を演出する多彩なデザイン デッキDSは、自然さながらの濃淡やラフな木肌をリアルに再現した、意匠性を高めたモデルです。 見た目にこだわり、ワンランク上の上質な空間を演出したい方にぴったり。 また、「樹ら楽ステージ 木彫」も、樹ら楽ステージのデザインタイプとして、デッキ表面に溝をつけ木の自然な風合いを表現しています。 達匠でも、デザイン性を重視するお客様によくご提案します。 公式サイト デッキDS 樹ら楽ステージ 木彫 デッキDC(機能タイプ):特殊なニーズに応える高機能オプション 夏の表面温度の上昇を抑える「クールタイプ」など、特別な機能を付加したモデルです。 小さなお子様がいるご家庭や、日当たりの良い南向きのお庭など、特定のニーズに的確に応えたい場合にぴったりです。 公式サイト デッキDC YKK AP:暮らし方に合わせて進化する「リウッドデッキ200」シリーズ 窓サッシなどのアルミ建材で培った高い技術力に定評のあるYKK AP。 「リウッド」シリーズは、硬度が高く傷つきにくいのが特徴で、その耐久性の高さは業界でもトップクラスです。 リウッドデッキ200:長年愛される信頼のスタンダードモデル 発売以来、長く愛され続けている定番商品です。 最大の特長は、シロアリによる食害がほぼゼロという驚異的な防蟻性能。 品質と耐久性を何よりも重視する方から絶大な信頼を得ています。 公式サイト リウッドデッキ 200 リウッドデッキ200 EG:デザイン性とメンテナンス性を向上させた上位モデル 「リウッドデッキ200」の安心性能はそのままに、デザイン性をさらに高めた上位モデルです。 高級な広葉樹の木目を再現した緻密なデザインは、モダンで洗練された空間を演出します。 公式サイト リウッドデッキ 200 EG 性能もデザインも妥協したくない、という方におすすめです。 三協アルミ:用途で選ぶ3つのタイプを揃えた「ヴィラウッド」 三協アルミの「ヴィラウッド」は、住宅のスタイルや使い方に合わせて、特徴の異なる3つのタイプから選べるのが最大の魅力です。 標準タイプ(スタンダード・アルミ幕板・小口キャップ) 住宅のテイストに合わせて選べる、最もベーシックな仕様です。9色の豊富な床板カラーと3つの納まり(仕上げ)を組み合わせることで、ナチュラルな雰囲気からデザイン性の高い空間まで、幅広いニーズに対応します。 公式サイト ヴィラウッド 高強度タイプ 標準タイプよりも高い強度(耐荷重2900N/㎡)を持つ、公共施設などにも対応可能なプレミアム仕様です。多くの人が利用する場所でも安心な耐久性に加え、静電気の発生を抑える機能も備えています。 公式サイト ヴィラウッド(高強度タイプ) 躯体バルコニータイプ マンションなどのバルコニーに直接設置するために設計された専用タイプです。夏の表面温度の上昇を抑える機能や、静電気抑制機能など、限られたスペースを安全で快適な空間に変えるための配慮がされています。 公式サイト 人工木デッキ ヴィラウッド 躯体バルコニータイプ   人工木ウッドデッキの設置費用はいくら?費用相場と工事の内訳 いよいよ、気になる費用のお話です。 人工木ウッドデッキの設置には、一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか。 結論から言うと、一般的な10㎡(約3坪)のウッドデッキで、25万円〜40万円程度がひとつの目安になります。 ただし、費用は様々な要因で変動します。 費用相場と具体的な見積もり例 より具体的にイメージしていただくために、最も標準的な「2.0間×6尺(横幅3.6m×奥行1.8m≒6.6㎡(約2坪)」のウッドデッキを設置した場合を考えてみましょう。 この広さのウッドデッキ本体に、ステップ(階段)を追加して設置した場合、費用の内訳の例は以下のようになります。 項目 金額の目安(税抜) ウッドデッキ本体(2.0間×6尺) 約29万円 ステップ(階段) 約3万円 設置工事費 約8万円 合計 約40万円 ※LIXIL「樹ら楽ステージ」を設置した場合の一例です。 この例は敷地の形状に合わせて加工が必要なケースを想定しており、やや高めの金額となっています。 実際の費用は、製品グレードや設置状況によって変動します。 ウッドデッキの費用を抑える4つのポイント 費用を抑えるには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。 グレードと色選びを工夫する デザインと仕様はシンプルに 業者選びで中間マージンをなくす 基礎工事を計画的に行う 1. グレードと色選びを工夫する 各メーカーから多機能なハイグレード製品も出ていますが、基本的な耐久性はどのグレードも大きくは変わりません。 ベーシックな製品や標準色を選ぶだけで、品質を保ったまま費用を大きく抑えられます。 2. デザインと仕様はシンプルに ウッドデッキの形は、加工の少ない四角形が最もコストがかかりません。 また、フェンスやステップなどのオプションは、本当に必要か、暮らしをイメージしながら考えてみましょう。 特にフェンスは費用への影響が大きいため、安全上不要であれば設置しないのも一つの方法です。 3. 業者選びで中間マージンをなくす 費用を左右する大きな要因が、どこに工事を依頼するかです。 ハウスメーカーや工務店に頼むと、紹介料としての中間マージンが発生します。 そのため、外構・エクステリアの専門業者に直接依頼するのが基本です。 さらに、その専門業者が工事まで自社で一貫して行う会社であれば、もっとも費用を抑えられます。 工事を下請けに任せないため、さらなる中間マージンがなくなり、品質管理やトラブル時の対応もスムーズです。 業者選びの際は、「工事も自社のスタッフの方ですか?」と聞いてみるのが確実です。 4. 基礎工事を計画的に行う ウッドデッキ下の地面の処理も、意外と見落としがちなポイント。 雑草対策など後々の手間を考えると、地面をコンクリートで固めてしまうのがおすすめです。 特に新築の場合は、住宅の基礎工事と同時にウッドデッキの基礎も作ってしまうのがベスト。 別々に工事するよりも、手間と費用を大きく節約できます。 【達匠の施工事例】おしゃれなウッドデッキのデザイン事例5選 ここまで様々な情報をお伝えしてきましたが、最後に、私たちがこれまでに手がけた実際の施工事例をご紹介します。 【安全な遊び場】ペットと子供が安心して走り回れる庭へ 広々としたお庭をフェンスで囲い、建物沿いにウッドデッキを設置しました。 プライバシーはしっかり確保しつつも、家族全員がのびのびと過ごせる団らんスペースができました。 お部屋のどこからでもお庭にアクセスできるので動線もばっちりです。 【アウトドアリビング】リビングと繋がる、もう一つの家族団らんスペース 「休日をゆったり過ごしたい」というご要望のもと、建物に調和した、温かみのあるブラウンカラーのウッドデッキを設置しました。 かなり奥行きを広く設計したのでガーデンファニチャーを置くのにも十分なスペースがあります。 天井を開閉できるパーゴラも用意しているので、天候に合わせていつでも快適に過ごすことができますよ。 【プライベート空間】周囲の視線を気にしない憩いの場 明るいベージュカラーのウッドデッキでお部屋と高さを合わせて一体感を持たせ、室内が広く見えるよう工夫しています。 思い切ってお庭はフェンスでしっかりと覆い、外からの視線が気にならない完全プライベートな空間に仕上げました。 【癒し空間】ローメンテナンスなウッドデッキ こちらのお庭はオリーブの木がある癒し空間に仕上がっています。 もちろん家族がゆったりと過ごせるウッドデッキも設置しています。 こちらも建物と高さを合わせて設置し、お部屋が広く見える工夫も忘れていません。 お隣との境界には高さのあるアーバンフェンスでしっかりと目隠しを施し、プライバシーを確保しています。 【モダンデザイン】夜間のライトアップが美しい、非日常を味わう空間 こちらはウッドデッキとタイルデッキを組み合わせた事例です。 雨を凌げる屋根にはダウンライトが取り付けられているため、夜でも明るく快適です。 正面の芝は人工芝を採用しているのでお手入れも簡単ですよ。 その他当社が施工したウッドデッキの事例は以下からご覧ください。 まとめ:後悔しないウッドデッキ選び、プロに「理想の暮らし」を相談してみよう ここまで、人工木ウッドデッキのメリット・デメリットから、メーカー製品の比較、そして実際の施工事例まで、後悔しないための選び方をご紹介してきました。 もっとも大切なことは、スペックを比較すること以上に「ウッドデッキを設置して、どんな時間を過ごしたいか」をご家族で想像してみることです。 メンテナンスの手間から解放されて、自由な時間を手に入れたい。 子供やペットが、安全な場所で笑顔いっぱいに走り回る姿を見たい。 友人を招いて、自慢の庭で賑やかに食事を楽しみたい。 そんなあなたの「理想の暮らし」を形にするのが、私たち達匠の仕事です。 達匠は、岐阜の地で約20年にわたり、5,000件以上の庭づくりを通して、お客様の「理想の暮らし」を形にしてきました。 プラン作りから施工まで、すべてを自社の職人が責任を持って担当。 下請けを挟まないため、余計な費用がかからず、細かなご要望にもお応えできる品質の高さが強みです。 LIXILデザインコンテストでの6年連続受賞も、そうした実直な仕事の積み重ねの評価だと考えています。 「うちの場合はどうなんだろう?」 「予算内でどこまでできるの?」 そんな疑問やご不安がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。 あなたの理想のウッドデッキの実現を、私たちが全力でサポートします。  

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【主な施工エリア】

  • 岐阜県: 岐阜市、各務原市、大垣市、羽島市、瑞穂市、本巣市、関市、美濃加茂市、可児市などを中心とした岐阜地域・西濃地域・中濃地域
  • 愛知県: 名古屋市(全域)、一宮市、春日井市、小牧市、稲沢市、清須市、北名古屋市などを中心とした尾張地域
  • 三重県: 桑名市など北勢エリアの一部

上記は主なエリアです。近隣の市町村についても、まずはお気軽にご相談ください。