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手入れのいらない目隠し庭木4選|実際によく提案する木と選び方のポイント

手入れのいらない庭木で目隠しをしたい。 外からの視線が気になりながら、「どんな木を選べば管理が楽で、ちゃんと隠れるのか」と迷われている方は多いです。 ただ正直に言うと、完全に手入れ不要なシンボルツリーというものはなかなかありません。 多くの常緑樹は成長が旺盛すぎて、植えて数年後に手に負えなくなることもあります。 それでも、他の木と比べて管理の手間が少ない木も確かにあります。 この記事では、岐阜・愛知エリアで累計5,000件超の施工実績を持つ達匠が、実際によく提案している「手入れが楽で目隠しになる庭木」をご紹介します。 この記事でわかること 「手入れが楽」と「目隠しになる」を両立させるための2つの選び方 達匠がよく提案する常緑樹4選の特徴と、それぞれの管理のコツ シマトネリコ・キンモクセイなど人気樹種の正直な評価 苗選びのポイント 目隠し効果が出るまでの期間 費用の目安 「手入れの楽さ」と「目隠し効果」を両立する庭木の選び方は? シンボルツリーで目隠しをしたいなら、2つの軸で選ぶ必要があります。 「手入れが楽かどうか」と「実際に目隠しになるかどうか」。 この2つは別の問題で、どちらか一方だけで選ぶと思ったような結果にならないことが多いです。 なお、手入れゼロを目指すならフェンスなども選択肢に入ります。 今回はシンボルツリーで目隠しをしたい方向けに、管理の手間が少ない樹種を絞ってご紹介します。 「手入れの楽さ」を見極める3つのチェックポイント 「常緑樹を選べば手入れが楽」と考える方は多いですが、これは半分正しくて半分不十分です。 常緑樹でも、成長が旺盛すぎて管理が追いつかなくなる木はたくさんあります。 オリーブ・ユーカリ・ミモザなどがその代表例で、実際に「バンバン大きくなりすぎて手に負えなくなってしまった」ということも珍しくありません。 ご自身にとって「本当に手入れが楽な木」を見極めるには、次の3つを確認してみてください。 ① 「落ち葉の掃除」をどこまで許容できるか 庭木の手入れとして真っ先に思い浮かぶのが「秋の落ち葉掃除」です。 「落ち葉の掃除だけは絶対に避けたい」「一年中しっかり目隠しをしたい」という場合は、冬に葉が落ちない常緑樹を選ぶことになります。 一方で、「冬はカーテンを閉めるから視線は気にならない」「落ち葉を掃くくらいなら構わない」と割り切れるなら、落葉樹も選択肢に入ります。 ② 成長スピードが遅いか 常緑・落葉を問わず、手入れの楽さを一番大きく左右するのがこの「成長スピード」。 成長スピードは、そのまま「伸びた枝を切る剪定(せんてい)」の頻度に直結します。 年間1〜2メートルも伸びる木(シマトネリコ等)は、適度に剪定しないと樹形が乱れ、手間がかさみます。 手入れが楽な樹種を選ぶ際は、年間20〜30cm程度の成長速度を目安に考えるとよいでしょう。 ③ 病害虫に強いか 虫や病気が出やすい木は、それだけ予防や駆除のために薬剤をまく手間が増えてしまいます。 よく「日当たりが良いと手入れが楽になる」という話が出ますが、日当たりは「その木がその場所の環境に合っているか」という問題です。 合わない場所に植えると木が弱り、結果として管理の手間が増えることはあります。 木そのものの手入れの楽さとは少し分けて考えるといいでしょう。 ちゃんと目隠しになるかは「高さ」と「葉の密度」次第 目隠し効果を左右する要素は、木の高さと、葉の密度(どれだけ視線を遮れるか)の2つです。 必要な高さの目安 通行人・近隣道路からの視線:1.5m〜2m程度 2階や道路より敷地が低い場合など:3m以上必要になることもある つまり、いくら手入れが楽な木でも「最終的にどこまで育つか(目隠しに必要な高さに届くか)」を確認せずに選んでしまうと、本来の目的を果たせなくなってしまいます。 達匠でよくご提案する「手入れが楽で目隠しになる庭木」4選 すべてパーフェクトな木というのはなかなかないのが実際のところですが、達匠が現場でよく提案する、「手入れ」の観点でバランスがいいおすすめの樹種は以下の4種です。 まず4種の特性を一覧で紹介しますね。 樹種 成長速度 目隠し到達高 管理頻度 日当たり ソヨゴ 遅い(年20〜30cm) 1〜5m(剪定で調整) ほぼ不要 日向〜半日陰OK オリーブ 品種による(一部速め) 3〜10m(品種選びが重要) 年1〜2回+ゾウムシ対策 日向必須 ハイノキ 遅い(年20〜30cm) 2〜4m ほぼ不要 半日陰〜日陰 常緑ヤマボウシ 普通(年30cm) 1〜6m 基本不要 日向〜半日陰 たとえば、この4種の中でもハイノキは「半日陰〜日陰」を好みます。 「日向でよく育つ木」「日陰の方がきれいな葉を保てる木」など、木によって育ちやすい環境が全然違います。 この「日当たり」も、手入れを楽にするための大切なチェックポイントです。 それでは、各樹種の詳細について見ていきましょう。 ソヨゴ:葉が密で自然な目隠しになる常緑樹 項目 内容 常緑/落葉 常緑 成長速度 遅い(年20〜30cm) 目隠し適性 高(葉が密) 手入れ頻度 年1回未満(間引き程度) ソヨゴはモチノキ科の常緑高木で、達匠がよく提案するシンボルツリーの一つです。 成長速度は年20〜30cmととても遅く、自然な樹形をそのまま楽しめます。 剪定はほとんど不要で、混み合った枝や枯れ枝を間引く程度で十分です。 病害虫の心配も少なく、日向から半日陰まで対応できる適応力の高さも魅力。 雌株は秋から冬に赤い実をつけます(実を楽しみたい場合は雌株と雄株を近くに配置してみてください)。 葉が小さく繊細でナチュラルな印象があり、シンプルでモダンな外構にも、和風の外構にもなじみます。 成長が遅い分、一度植えたら長く美しい形が保たれる一方で、目隠し効果が早くほしい場合は「最初からある程度高さのある苗」を選ぶのがポイントです。 また、1本だけでは目隠しとしてやや物足りなく感じる場合があります。 複数本を並べて植えたり、他の樹種と組み合わせたりして全体のボリュームを出すのがおすすめです。 オリーブ:高さと透け感で洋風外構に似合う 項目 内容 常緑/落葉 常緑 成長速度 品種により差あり(一部速め) 目隠し適性 中〜高(品種選びが重要) 手入れ頻度 年1〜2回+ゾウムシ対策 オリーブは地中海原産の常緑高木で、シルバーグリーンの葉が洋風外構に映えることから、達匠でもよく提案する樹種です。 品種によって樹高が3〜10m程度と幅があり、目隠し目的なら高木品種を選びましょう。 品種にもよりますが、剪定で樹形をコントロールしながら高さを確保できます。 乾燥に強く、水はけの良い場所を好みます。日当たりは必須です。 地中海風やナチュラルモダンなど、おしゃれな外構づくりを目指す方に人気が高く、光と風を通す透け感が魅力です。 気をつけておきたいのは病害虫。 オリーブにはオリーブアナアキゾウムシという天敵がいます。 幼虫が幹の内部を食害して木を弱らせるため、4月・6月・8月の年3回を目安に薬剤での予防が必要です。 他の3種と比べると病害虫リスクがある点は、あらかじめ知っておいていただきたいポイントです。 ハイノキ:日陰でも育ち、透け感のある繊細な樹形 項目 内容 常緑/落葉 常緑 成長速度 遅い(年20〜30cm) 目隠し適性 中(2〜4m・透け感あり) 手入れ頻度 ほぼ不要 ハイノキは常緑高木で、細い枝と小さな葉が作り出す繊細で涼しげな樹形が特徴です。 最大の特徴は、直射日光を嫌い、日陰〜半日陰を好むこと。 「北側の玄関」「家と家の間の日陰になるスペース」など、他の木が育ちにくい場所の目隠しやシンボルツリーとして重宝します。 成長がとても遅いため剪定はほとんど必要なく、自然な樹形を長く楽しめます。 初夏には白い小さな花を咲かせます。 知っておきたいのは、枝葉に透け感があるため、「壁のように完全に視線を遮る」ほどの強い目隠し効果はないことです。 シルエットをぼかしてやわらかく視線を遮りたい場所に向いています。 また、日差しが強すぎる場所(西日が強く当たる場所など)に植えると葉焼けを起こして弱ってしまうため、植える場所をしっかり選ぶ必要があります。 成長が遅くて手入れが楽なので、北側など日当たりが悪い場所の目隠しに困ったら、ハイノキをよくご提案しています。 常緑ヤマボウシ:高さと密度があり、しっかり視線を遮りたい場所に 項目 内容 常緑/落葉 半常緑(寒冷地では一部落葉) 成長速度 普通(年30cm) 目隠し適性 高(1〜6m) 手入れ頻度 基本不要(年1回程度、軽く整える) 常緑ヤマボウシは半常緑の高木で、5〜6月に白または薄ピンクの花を咲かせる観賞価値も備えています。 樹高は1〜6m程度で、ある程度の高さが必要な目隠し場所に向いています。 剪定はほぼ不要で、「植えた時3mの苗が6年後もほぼ3mのまま」という実例があるほど、成長が穏やかです。 一年中緑が美しく、和風・洋風どちらの庭にも合います。 注意点として、「ヤマボウシ」で検索すると落葉品種と常緑品種が混在しています。 落葉品種を選ぶと冬に葉が落ちて目隠しとしての役割を果たせなくなります。 常緑を選ぶ場合は「常緑ヤマボウシ」です。 ある程度の高さが必要な場面で選びやすい樹種で、花が咲くので華やかさも加わります。 達匠が実際によく提案している樹種の一つです。 目隠しをするために、植える前に確認したい3つのポイント 木を選んだら次は植え方です。 苗の大きさ、フェンスとの併用、費用という、植える前に押さえておきたい3つのポイントをお伝えします。 小さい苗を選ぶと目隠し効果が出るまでに数年かかる 手入れが楽な木ほど、成長が遅いので、目隠し効果が出るまでに時間がかかります。 たとえばソヨゴの成長速度は年20〜30cmです。 高さ0.5mの苗を植えて1.5mになるまでには、約3〜5年かかる計算になります。 なるべく費用を抑えようと小さい苗を選ぶと、しばらく目隠しとして機能しない期間が続きます。 植えた日から目隠ししたい場合は、最初から目的の高さ(1.5〜2m)に近い苗を選びましょう。 庭木だけで不安な場所は「目隠しフェンス」と組み合わせる 苗が目的の高さに育つまでの数年間や、庭木だけでは隙間が空いてしまう場所には、フェンスとの併用がおすすめです。 苗が育つまでの期間だけ、低めのフェンスを一時的に組み合わせる 庭木だけでは隙間が生じる場所を、部分的にフェンスで補う 庭木かフェンスかを二択で考えている方が多いですが、実際にはこのように組み合わせて使う方法もあります。 最初から目隠しになる大きさの苗を選ぶと、費用は5〜12万円が目安 当然ながら、苗は大きくなるほど費用も高くなります。 目安として、高さ1m未満の苗と、目隠しに十分な高さ1.5〜2mの苗では、価格が数倍違うこともあります。 植栽工事の費用としては、2m前後の木を1本植える場合で5〜12万円程度(植え付け工事費込み)が一つの目安です。 なお、安さを優先して小さい苗を選んだ結果、期待した目隠しにならずあとから植え直しになっては、かえって費用がかさんでしまいます。 もちろん、「小さい苗から自分で育てていくのが楽しい」という方もいれば、「最初から目隠しとして完成した形がほしい」という方もいます。 どちらが正解ということはなく、最初からすべてを完成させず、お庭に「余白」を残しておくのも一つの楽しみ方だと思います。 ただ、もし「手入れの心配なく、最初からプロにお任せしたい」という場合は、ご希望の目隠しの高さとご予算のバランスを一緒に考えますので、どうぞお気軽にご相談ください。 手入れのいらない木でよくある質問 Q. シマトネリコは目隠しに向いていますか? シマトネリコはよく選ばれる人気樹種で、達匠でも提案することがある木です。 常緑で目隠し効果も十分にあります。 ただ、成長が早いので「手入れを楽にしたい」という目的とは少し合わなくなってしまいます。 年間1〜2メートルも成長することがある木で、適度に剪定をしないと大きくなりすぎてしまいます。 一方、目隠し効果を早く出したい方には向いている木です。 ただ「手入れの手間を最小にしたい」というご希望なら、ソヨゴやハイノキの方が向いている場合があります。 Q. キンモクセイは目隠しに向いていますか? キンモクセイは香りの良さから庭木の候補として挙がることが多く、葉が密で目隠し効果自体はしっかりあります。 ただ達匠では、キンモクセイをシンボルツリーとしてスポットライトを当てて提案することは積極的にはしていません。 理由は樹形です。 成長とともに「ずんぐりむっくり」とした形になりやすく、見栄えを重視する場合は注意が必要です。 剪定後にも樹形が乱れやすいという特性もあります。 剪定は花後(10〜11月)と芽吹き前(2〜3月)の年2回が基本です。 もちろん、「香りを楽しみたい・目隠しにも使いたい」というご要望があれば、選択肢の一つとしてご提案することは可能です。 Q. 北側・日陰でも育つ木はありますか? 4選の中で、半日陰に対応できる樹種はハイノキ・ソヨゴ・常緑ヤマボウシの3種です。 ハイノキ<:半日陰〜日陰。むしろ直射日光を嫌うため、北側など日当たりの悪い場所に一番向く樹種 ソヨゴ:日向〜半日陰OK(直射日光もOK)。4選の中で日照の融通がきく樹種 常緑ヤマボウシ:日向〜半日陰。半日陰での育成実例もある 一方、オリーブは日向必須です。 半日陰では生育が悪化し、成長もほとんど期待できません。 北側でも使える樹種は限られています。 達匠では、そういった点も考慮して樹種をご提案させていただいています。 Q. 剪定はどのくらいの頻度で必要ですか? 「手入れが楽な木」として選んだ樹種でも、剪定はゼロではありません。 ただ、頻度は確実に少なくなります。 樹種 剪定頻度 適期 ソヨゴ ほぼ不要(間引き程度) 5〜6月(軽く整える程度) ハイノキ ほぼ不要(間引き程度) 花後(5〜6月) 常緑ヤマボウシ 基本不要(軽く整える程度) 花後(6〜7月) オリーブ 年1〜2回 春〜夏(成長期前後) 年1〜2回の樹種でも、成長速度が遅いので1回あたりの作業量は少なめです。 「剪定の回数」より「1回の手間」が少ないことが、この4種を選ぶ理由の一つでもあります。 まとめ:手入れと敷地条件を踏まえて、外構のプロに相談しよう 手入れがいらない目隠しを作りたいなら、「常緑かどうか」だけでなく「いかに成長が遅いか(=剪定しなくていいか)」にこだわって木を選んでみてください。 達匠では、ソヨゴ・オリーブ・ハイノキ・常緑ヤマボウシなどをよくご提案します。 この記事のポイント 常緑+成長が遅い樹種を選ぶ シマトネリコのように人気でも成長が早い木は目的に応じて選ぶ 目隠し効果を早く出すには、最初から高さのある苗を選ぶ 庭木だけで不安な場所は、フェンスとの併用も検討する ただし、同じ木でも植える場所の広さや日当たりによって、育ちやすさはまったく違います。 「うちの庭のこの場所には、どの木が一番合うだろう」というのは、日照条件などを現地で実際に見てみないと判断できないのが本当のところです。 岐阜・愛知エリアでの外構・植栽については、累計5,000件超の実績を持つ達匠にご相談ください。 どの木をどこに植えるべきかを現地でご提案します。 まだイメージが固まっていない段階でも、まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

虫がつきにくいシンボルツリー5選!外構のプロが選ぶ木と虫を防ぐポイント

シンボルツリーを選ぶなら、「虫がつかず、手入れが楽で、冬も葉が落ちない常緑樹がいい」。 外構のご相談をいただく際にも、こういったご希望はとても多いです。 ただ正直に言うと、実は「虫がつかない・手入れが楽・常緑」の3つが完全に揃う木というものは、なかなかありません。 常緑で見栄えのする木ほど成長が旺盛で、放っておくと管理が大変になりやすいからです。 とはいえ、「比較的虫がつきにくい木」なら、ちゃんとあります。 この記事では、岐阜・愛知エリアで累計5,000件以上の外構を手がけてきた達匠が、現場でよくご提案している樹種をもとに、虫がつきにくい木と、逆に虫が多くて後悔しやすい木を正直にご紹介します。 この記事でわかること 比較的虫がつきにくいシンボルツリー5種の特徴と注意点 虫が多くて後悔しやすい木と、その理由 「常緑・手入れ楽・虫なし」の3拍子が揃う木が実際には少ない理由 植えた後の管理で虫を抑えるポイント 「完全に虫がつかない木」はないが、比較的つきにくい木はある 結論から言うと、木を植える以上、程度の差こそあれ虫はやってきます。 一般に言われるとおり、完全に虫をゼロにする魔法の木はありません。 ただ、もともと「比較的虫がつきにくい木」はあります。 そうした木を選んで、植えた後の日々の管理を少し工夫するだけで、虫のトラブルは大きく減らすことができます。 先ほど「常緑・手入れ楽・虫なしの3拍子が揃う木は現場ではほとんど存在しない」とお伝えしました。 「落ち葉掃除がないから、常緑樹は手入れが楽」と思われがちですが、実は成長が早い木も多く、放置するとあっという間に枝葉が茂って風通しが悪くなり、かえって虫の温床になりやすいからです。 だからといって「諦めてください」と言いたいわけではありません。 虫がつくという現実を知っていただいた上で、「じゃあ、リスクの低い木をどう選べばいいか」を正直にお伝えするのが、この記事の目的です。 達匠でよくご提案する、虫がつきにくいシンボルツリー5選 虫への強さ、成長の安定感、そして管理のしやすさ。 この3つのバランスを見たとき、比較的虫がつきにくいと判断できるシンボルツリーが5種類あります。 達匠が現場でよくご提案する3種(シマトネリコ・ソヨゴ・オリーブ)と、虫への耐性で広く評価されている2種(常緑ヤマボウシ・ハイノキ)です。 達匠がご提案しやすいシンボルツリーの条件は「常緑樹で、樹形が整いやすいこと」ですが、これらの木はその条件も満たしてくれます。 私たちが樹種をご提案するとき、実は次の3つのポイントを見ています。 その木が本来持っている病害虫への強さ 成長のスピードと樹形の安定感(放置すると虫の温床になりやすいため) 管理のしやすさ(続けられない手入れは意味がありません) この3点で5種を評価すると、以下のようになります。 樹種 ①病害虫への耐性 ②成長の安定性 ③管理しやすさ こんな人に シマトネリコ ○ △ ○ 存在感が欲しい・剪定を続けられる人 ソヨゴ ◎ ◎ ◎ 手入れを少なくしたい・組み合わせ前提 オリーブ ○ ○ △ おしゃれ重視・管理知識がある人 常緑ヤマボウシ ○ ○ ○ 季節感も欲しい人 ハイノキ ◎ ◎ ◎ 虫と管理の手間を両立したい人 ここからは、それぞれの木の特徴と注意点について、順番に詳しく見ていきましょう。 なお、見た目やデザインとの相性でじっくり比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。 シマトネリコ:虫には強いが成長が早い。「毎年の剪定」を前提に選ぶ木 シマトネリコは、細かい葉と繊細な枝ぶりが涼しげで、和風にも洋風にも合わせやすい人気の木です。 達匠でも、常緑樹の定番としてよくご提案しています。 比較的病害虫に強く目立った被害は少ないものの、新芽を食べるイモムシやハマキムシがつくことはあります。 また、成長のスピードが非常に速く、日当たりの良い場所だと1年で1〜2メートル伸びることもあります。 毎年の剪定が欠かせないので、「手入れがいらない木」ではなく「手入れがしやすい木」と考えるのが正解です。 刈り込みには強いので、適期である3月や9〜10月に定期的に手を入れられる方なら扱いやすいはずです。 ちなみに、夜にスポットライトを当てるととても雰囲気が出ますよ。 シンボルツリーのライトアップについては以下の記事で紹介しています。 ソヨゴ:病害虫に強く成長も遅い。単体より下草と組み合わせて植えるのがおすすめ ソヨゴは、秋に赤い実をつける、可愛らしい常緑樹です。 半日陰でも育つ丈夫さがあり、先ほどの3つのポイントで見たときに、もっともバランスが良い木の一つです。 病害虫に強く、カイガラムシがつくことはあるものの被害は少なめです。 成長も緩やかで1年に20〜30cm程度しか伸びず、樹形が崩れにくく安定しています。 剪定の手間があまりかからず、手入れを少なくしたい方にはぴったりです。 ただ、現場の本音を少しだけ。 ソヨゴは単体で植えるとボリュームが出にくく、少し寂しい印象になることがあります。 優秀な木だからこそ、他の下草や植栽と組み合わせるのがおすすめです。 オリーブ:基本は虫に強いが、幹に入る「アナアキゾウムシ」の確認が必須 オリーブは、地中海風のおしゃれな雰囲気で、根強い人気があります。 基本的には病害虫に強いのですが、一つだけ例外的に厄介な天敵がいます。 それが「オリーブアナアキゾウムシ」。 成虫は体長15mmほどの黒褐色で、樹皮と色が似ていて見落としやすく、幹に産んだ卵から孵った幼虫が内部を食い荒らします。 幹まわりのオガクズ状の木くずや幹表面のボコボコが発見のサインで、4〜10月は特に要注意です。 月1回は根元を観察し、見つけ次第取り除いて株元を清潔に保つことが大切です。 「虫がつきにくい」とよく紹介されますが、この虫の存在を知らずに放置すると、幹の中を食い荒らされてある日突然木が枯れてしまうことがあります。 こうしたリスクを知った上で、月に1回の観察を続けられる方には、十分おすすめできる木です。 常緑ヤマボウシ:比較的虫に強く季節感もある。購入時は品種名の確認を 常緑ヤマボウシは、初夏に白い花を咲かせ、秋には赤い実をつけ、ほんのり紅葉もします。 1本で季節の移ろいを感じられるのが魅力です。 病害虫に比較的強く、アブラムシがつく程度で済むことが多いです。 成長のスピードはやや早めですが、シマトネリコほど暴走せず、樹形が比較的整いやすいのが特徴です。毎年の剪定(年1〜2回、厳寒期を除く)で十分コントロールでき、管理しやすい部類に入ります。 ここで注意点として、一般的な「ヤマボウシ」は冬に葉が落ちる落葉樹です。 常緑のものが欲しい場合は、必ず「常緑ヤマボウシ(ホンコンエンシスなど)」と品種名を確認してください。 ハイノキ:虫に強く管理もほぼ不要。西日を避けた半日陰に植える ハイノキは、細い幹がスッと立ち上がる、繊細で軽やかな樹形が特徴です。 春(4〜5月)には甘い香りのする白い花を咲かせます。 狭い場所でも圧迫感が出ず、モダンな住宅によく似合います。 深刻な害虫被害の報告が少なく、虫への強さは最高レベルです。 また、成長のスピードが極めて遅いので、放置しても樹形がほとんど崩れません。 剪定もほぼ不要で、ソヨゴと並んでもっとも管理が楽な木です。 ただし、強い西日や乾燥には弱いため、半日陰の場所に向いています。 また、成長が遅い分、立派なボリュームになるまでには時間がかかります。 条件さえ合えば、虫と管理の手間を両立できる「知る人ぞ知る」優秀な木です。 逆に、虫が多くつきやすいシンボルツリーとその理由 逆に、シンボルツリーの候補としてよく名前が挙がるものの、実は虫がつきやすい傾向がある木もあります。 知らずに植えて後悔するより、特徴を理解した上で選ぶかどうかを決めていただきたいので、正直にご紹介します。 サクラ:美しい花と引き換えに、チャドクガなどの毛虫対策が必要になる 春の美しい花は本当に魅力的ですが、毛虫(チャドクガなど)やアブラムシが発生しやすい木です。 特にチャドクガは毒針毛を持っており、触れると激しいかゆみが出ます。 さらに、サクラは湿気のある土を好むので、幹や根の周りにシロアリが寄ってきやすいという厄介なリスクもあります。 また、大木になりやすいので、手が届かない高い場所で虫が発生すると、ご自身での駆除や薬剤散布がとても大変になります。 周囲に毛虫が落ちるなど、近隣トラブルになることもあります。 花の美しさと虫対策の手間、この両方を天秤にかけて判断したい木です。 モミジ・カエデ:アブラムシによる「すす病」と、秋の落ち葉掃除が必須 秋の紅葉が美しいモミジやカエデですが、アブラムシがつきやすいのが難点です。 アブラムシの排泄物が原因で「すす病」になり、葉が黒く汚れてしまうことがあります。 ただ、アブラムシ自体は市販のスプレー剤で簡単に予防・駆除できるため、そこまで神経質になる必要はありません。 本当に警戒すべきは、夏場に発生する「イラガ(毒毛虫)」と、幹を食い荒らす「テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)」。 とくにイラガは触れると激痛が走るため、見つけたらすぐに駆除する必要があります。 また、落葉樹なので虫対策に加えて、秋から冬にかけての落ち葉掃除も必要です。 とはいえ家庭用のサイズなら数日おきにサッと掃く程度で済みます。 虫への注意ポイントさえ知っていれば、紅葉の美しさを存分に楽しめる木です。 落ち葉の量や紅葉についてもっと知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。 ここで紹介した木も、選んではいけないわけではありません。 虫がつきやすい傾向を知った上で、次にお伝えする管理方法を実践すれば、リスクは大きく下げられます。 それでも不安な場合は、達匠にお気軽にご相談ください。 シンボルツリーの虫を防ぐ日常管理と、見つけたときの対処法 どんな木を選んでも、「絶対に虫が来ない庭」を作ることはできません。 ただ、木の種類選びと日々の手入れ次第で、「虫が寄りつきにくい環境」は十分作れます。 ここからは、虫を防ぐために具体的にどんな手入れをすればいいのかを見ていきましょう。 年1〜2回の剪定で風通しを確保し、虫の温床をなくす 虫を寄せつけないための一番の基本は、「風通しを良くすること」。 定期的に剪定をして枝葉が密集しないようにするだけで、虫の温床をなくすことができます。 日常の管理として、以下のポイントを押さえておきましょう。 枝葉が混む前に、年1〜2回を目安に剪定する 枯れ枝や落ち葉は、見つけたらその都度取り除く 水はけを整える(砂利や腐葉土で土壌改良しておくと安心) 下草は植え込みすぎず、根元の風通しを残す 「虫がつきにくい木を選んだから、あとは放置で大丈夫」と思ってしまうと、どんな木にも虫はやってきます。 こうした手入れを続けていれば、虫の被害は抑えやすくなります。 虫を見つけたら、まずは市販の園芸用薬剤で対処する 虫対策で何よりも大切なのは、早期発見です。 水やりのついでなどに、定期的に木を観察する習慣があれば、多くの場合は大事にならずに済みます。 「虫が出た=失敗した、もう手遅れだ」というわけでもありません。 見つけたら、その虫に合った市販の園芸用薬剤を使ってみてください。 たとえば毛虫なら、群れている葉っぱごと切り取って専用の薬剤をまきます。 オリーブアナアキゾウムシなら、木肌の異常を見つけて幼虫を取り除き、4月・6月・8月を目安に薬剤を散布する、といった具合です。 もし木が大きくなりすぎたり、高い場所で被害が出たりして、どうしてもご自身では手に負えない場合は、無理をせずプロにご相談ください。 シンボルツリーと虫に関するよくある質問 虫がつかないシンボルツリーを選ぶとき・育てるときの疑問をまとめました。 Q. 常緑樹と落葉樹では、どちらが虫がつきにくいですか? A. 一概にはいえませんが、常緑樹のほうが比較的つきにくい傾向があります。ただし、最終的には樹種による違いのほうが大きいです。 落葉樹は葉が薄くて柔らかいので、虫に食べられやすい傾向があります。 一方、常緑樹は葉が硬くて厚いものが多いので、一般的に「虫がつきにくい」と言われます。 ただ、常緑のオリーブでも虫のリスクはあるように、樹種ごとの特性で判断するのが確かです。 Q. 園芸用の薬剤は、安全に使えますか? A. 使用方法と注意書きを守れば使えます。ただし、子どもやペットへがいる場合は注意しましょう。 市販の園芸用薬剤は、ラベルに書かれている使用方法や注意書きを守って正しく使うことが大前提です。 散布するときは子どもやペットを遠ざけ、散布した直後も近づけないようにしてください。 ご自身での使用が不安な場合は、プロに任せるのも選択肢です。 Q. 植えて数年後に虫が増えるのはなぜですか? A. 木が大きくなって管理が行き届かなくなることが、主な原因です。 よくある原因は以下の3つです。 木が大きくなって剪定が追いつかず、風通しが悪くなった 根が張って土の状態が変わった 近隣に木が増えて、虫の移動ルートができた 「植えたときは平気だったのに」というご相談の多くは、年数が経って管理が行き届かなくなったことが原因です。 剪定をして風通しを確保するだけで、状況はかなり改善します。 まとめ:比較的虫がつきにくい木を選び、定期的な剪定で予防しよう 完全に虫がつかない木はありませんが、比較的虫がつきにくい木は確かにあります。 今回ご紹介したシマトネリコ、ソヨゴ、オリーブ、常緑ヤマボウシ、ハイノキの5種は、どれも比較的虫のトラブルが起きにくい優秀な木です。 この記事のポイント 「虫がつかない・手入れが楽・常緑」の3つが完全に揃う魔法の木はない 虫に強い木(ソヨゴ等)や、剪定しやすい木(シマトネリコ等)から選ぶのが現実的 年1〜2回の剪定で「風通し」を保つことが最大の虫対策 もし虫がついた場合は、市販の薬剤で対処するかプロに頼る 理想の木を探すより、無理なく手入れを続けられる木を選ぶほうが、結局はきれいなシンボルツリーを長く楽しめます。 もし「うちの庭にはどの木が合うんだろう」と迷われたら、ぜひそのまま達匠にご相談ください。現場の経験から、お住まいの環境で「一番後悔しない木」を正直にお伝えします。 現場の経験から、お住まいの環境で「一番後悔しない木」を正直にお伝えします。 虫のことが心配でなかなか踏み切れないという方も、まずはお気軽にご相談ください。

落葉樹と常緑樹の違いは?「常緑なら手入れが楽」とは限らない理由と選び方

シンボルツリーのご相談に乗っていると、「できれば常緑樹がいいです」と希望されるお客様が多い印象があります。 一年中葉が落ちず、掃除の手間がかからないイメージがあるからですよね。 ただ、私たちが実際の現場でシンボルツリーをご提案するとき、「常緑樹なら手入れが楽ですよ」とそのままご提案することはほとんどありません。 というのも、本当のところはそう単純ではないからです。 この記事では、落葉樹と常緑樹の基本的な違いから、「常緑なら手入れがいらない」という思い込みの実情まで、岐阜・愛知エリアで累計5,000件以上の外構施工を手がけてきた達匠の目線で、正直にお話しします。 この記事でわかること 落葉樹と常緑樹の基本的な違い 常緑樹と落葉樹、それぞれが得意な場面があること 「常緑なら手入れが楽」はそうとは限らない 実際に提案する機会が多い代表的な樹種の例 自分の庭に合う一本を選ぶための判断軸 落葉樹と常緑樹の違いは?「葉が落ちるか」が目隠しや手入れの差を生む 落葉樹は「冬になると葉をすべて落とす木」、常緑樹は「一年を通して葉を茂らせ続ける木」です。 きっと言葉としてはご存知ですよね。 ただ、この「葉を落とすか、落とさないか」というシンプルな違いが、実際の暮らしの中で「目隠しになるか」「手入れはどうなるか」といった大きな差につながっていきます。 (なお、木には「針葉樹」「広葉樹」という分類もありますが、これは落葉・常緑とは別の切り口です。今回は庭木選びで一番迷いやすい「葉が落ちるかどうか」に絞ってお話ししますね。) では、この違いが具体的な強みとしてどう表れるのか、順番に見ていきましょう。 常緑樹と落葉樹はどちらを選ぶ?それぞれの得意な役割 まずは基本の選び方です。 常緑樹と落葉樹には、それぞれ明確に得意な役割があります。 目隠しやプライバシー確保を優先するなら「常緑樹」 常緑樹の最大の強みは、一年中葉が茂っているぶん「安定した目隠し」になることです。 冬になっても葉が落ちないので、道路や隣家からの視線をしっかり遮ってくれます。 「リビングの窓が道路から丸見えで落ち着かない」「玄関を開けたときの中を隠したい」といったプライバシー確保の目的がはっきりしているなら、目隠しメインで迷わず常緑樹を軸に考えて問題ありません。 庭で四季の移ろいや紅葉を楽しみたいなら「落葉樹」 一方で、落葉樹の魅力は「四季の移ろい」をダイレクトに感じられることです。 春にはみずみずしい新緑が芽吹き、秋には鮮やかに紅葉し、冬には美しい枝ぶりを眺める。 常緑樹にはない季節の変化を庭に取り入れたい方には、落葉樹がぴったりです。 ただ、「葉が落ちる」ということは、当然ながら落ち葉掃除の手間がついて回りますよね。 「やっぱり手入れを考えると、落葉樹はちょっと」と不安になるかもしれませんが、実はそうとも言い切れないのが庭木の面白いところです。 「常緑樹なら手入れが楽」は本当?実際によくあるリアルな話 ここまでの話だと、「目隠しもできて、葉も落ちない常緑樹を選べば一番楽じゃないか」と思われるかもしれません。 しかし、ここからが一番お伝えしたいリアルな話です。 実は、「常緑樹=手入れが楽」というのは、少し見直していただきたい思い込みなんです。 常緑樹は成長が早く、こまめな剪定が必要な木が多い 落ち葉の掃除がない代わりに、あとから大変になりやすいのが「剪定(せんてい)」の手間です。 達匠の現場で多くの庭を見てきた実感として、ほとんどの常緑樹はとても成長が旺盛で、どんどん大きくなります。 いわゆる「暴走」しやすい木が多いのです。 樹種ごとに整理すると、次のような違いがあります。 樹種 手入れの実情 オリーブ・ユーカリ 成長が非常に早く、こまめな剪定をしないとすぐに樹形が乱れる ミモザ 成長が早く、主役のシンボルツリーというよりは副主役向き(私たちの見立てです) 金木犀(キンモクセイ) 放っておくとボリュームが出て「ずんぐりむっくり」とした樹形になりやすく、すっきり見せたいシンボルツリーには少し不向き スモークツリー 成長が早く、管理の手間がかかる ソヨゴ 成長が緩やかで樹形は乱れにくいが、単体で植えるとボリュームが出ず寂しく見えがちなことも マホニアコンフューサー コンパクトに収まる扱いやすい常緑樹だが、植えるスペースを選ぶ このように、常緑樹ならどれでも手入れが楽なわけではなく、樹種によって苦労するポイントが全然違います。 決して常緑樹を否定しているわけではありません。 「落ち葉がない代わりに、切る手間がかかる木が多い」という現実を知ったうえで選んでいただきたいのです。 落葉樹でも、成長が遅い樹種を選べば手入れは軽くできる では、落葉樹はどうでしょうか。 当然、秋から冬にかけて落ち葉の掃除は必要になります。 しかし、「落葉樹は全部大変」というわけでもありません。 たとえば達匠では、「絶対に常緑がいい」とおっしゃるお客様に、あえて落葉樹の「アオダモ」をご提案することがよくあります。 なぜなら、アオダモは成長がとても遅く、剪定の手間がほとんどかからない扱いやすい木だからです。 また、私たちの代表が個人的に一番好きな樹種がイロハモミジです。 あの紅葉の美しさはやはり格別だからです。 ただ、イロハモミジは落ち葉の量が多く、お掃除の覚悟が必要になることは、提案時に必ず正直にお伝えしています。 「常緑は楽、落葉は大変」と決めつけず、木の種類ごとの特徴を比べながら、自分に合う一本を探してみてください。 冬場の違いにも注意。日差しを取り込む落葉樹と、目隠しを保つ常緑樹 手入れの手間だけでなく、冬場の「日当たり」や「目隠し」にも大きな違いが出ます。 落葉樹は葉が落ちる分、太陽が低い冬場でも、リビングに暖かな日差しをたっぷりと取り込んでくれます。 一方、常緑樹は冬でも葉が茂っているので、一年を通してしっかり目隠ししてくれます。 ご自身が庭木に何を一番求めているのか、以下の基準で優先順位を整理してみてください。 迷ったときは、この基準を目安に考えてみてください。 冬でもしっかり視線を遮りたい → 常緑樹 冬は暖かい日差しを室内に取り込みたい → 落葉樹 四季の変化や季節感を味わいたい → 落葉樹 とにかく手入れの手間を減らしたい → 常緑か落葉かではなく「成長が遅い樹種」を選ぶ 達匠がよく提案する、現実的なシンボルツリーの代表樹種 手入れの手間とそれぞれのメリットを踏まえたうえで、達匠が実際の現場でよくおすすめしている、手のかかりにくい代表的な樹種をご紹介します。 常緑樹の代表例:シマトネリコ・ソヨゴ・オリーブ・ハイノキ・キンモクセイ・メラレウカ   「どうしても目隠しがしたい」という方に、常緑樹のシンボルツリーとしてよくご提案するのは、シマトネリコ、ソヨゴ、オリーブ、ハイノキなどです。 それぞれ成長の早さや枝のボリューム感に違いはありますが、どれも長く付き合っていける木ばかりです。 ご自宅の雰囲気に合うものを比べてみてください。 常緑樹それぞれの特徴や、手入れの頻度など詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。 落葉樹の代表例:アオダモ・ジューンベリー・ヤマボウシ・ハナミズキ・モミジなど   落葉樹では、なんといってもアオダモをよくご提案しています。 成長が遅くて樹形も美しく、「手入れを減らしたい」という現代のライフスタイルにとても合っている木だからです。 他にも、春に白い花を咲かせるジューンベリーやヤマボウシ、洋風の家に似合うハナミズキ、圧倒的な紅葉の美しさを楽しめるイロハモミジなど、季節の変化を存分に味わえる木がたくさんあります。 アオダモよりは落ち葉のお掃除の手間は増えますが、どれもシンボルツリーらしい見ごたえのある木です。 落葉樹の詳しい選び方については、こちらの記事にまとめています。 まとめ:庭に求めること次第!敷地条件に合う一本をプロと見つけよう 落葉樹と常緑樹、どちらがいいか迷ったときは、「落ち葉がないから常緑樹」と決めてしまうのではなく、まずは「庭に何を一番求めているか」を整理してみてください。 目隠し効果が欲しいなら常緑樹、四季を楽しみたいなら落葉樹。 そして「手入れの楽さ」を左右するのは、常緑か落葉かの違いよりも、実際に選ぶ樹種そのものです。 この記事のポイント 落葉樹は冬に葉を落とし、常緑樹は一年中葉を茂らせるのが基本の違い 目隠しなら常緑樹、四季の彩りを楽しむなら落葉樹という強みがある 「常緑=手入れが楽」は思い込み。多くの常緑樹は成長が早く剪定の手間がかかる 常緑樹のおすすめは、シマトネリコ・ソヨゴ・オリーブ・ハイノキなど 落葉樹のおすすめは、手入れが少ないアオダモや、季節を感じるヤマボウシなど 夜間の見え方も気になる方は、シンボルツリーのライトアップ事例もあわせて参考にしてみてください。 ただ、シンボルツリー選びの最適な答えは、お住まいの敷地条件や日当たり、隣の家との距離によって一軒一軒違います。 「自分の家の場合はどっちがいいんだろう?」と迷われたときは、ぜひ無理に決めきる前にお気軽にご相談ください。 現場の目線で、一緒にぴったりの一本を整理させていただきます。

40坪の敷地で外構費用はいくら?3パターンの相場と予算設計のコツ

40坪の敷地があると、車を2台停めても、まだウッドデッキや人工芝の庭を作れるスペースが残ります。 だからこそ、「駐車場だけでシンプルにするか」「せっかくだから庭も作るか」で迷う方はとても多いです。 やりたいことを詰め込んでいくと、あっという間に予算をオーバーしてしまいそうで不安になりますよね。 40坪の家の外構費用は、この「駐車場と庭のバランス」で、金額が大きく変わってきます。 この記事では、達匠でこれまで手がけてきた5,000件以上の施工実績をもとに、40坪ならではの費用感と、予算内でうまくまとめるためのポイントを整理しました。 この記事でわかること 敷地面積40坪外構の費用相場 駐車場メイン・庭と分ける・同じスペースに作る、3パターンの費用と仕組み パターン別に初期費用を抑えるポイント 旗竿地・後回し・2台駐車と庭の3つの疑問への回答 敷地面積40坪の外構費用の目安は150〜350万円と幅が広い 達匠の施工実績からお伝えすると、敷地面積40坪の場合、外構費用の目安は150万〜350万円ほどになります。 よく耳にする「外構予算は建物の10%」という目安で計算していた方からすると、「えっ、そんなにかかるの?」と感じるかもしれませんね。 なぜ高くなりやすいのか。 40坪(約132㎡)の土地に一般的なサイズの家を建てた場合、外構スペースは、およそ15〜20坪(50〜66㎡)になります。 「15〜20坪」と言われても少しピンとこないかもしれませんが、これは「車が3〜4台ゆったり停められる広さ」です。 こうしてイメージしてみると、意外と広い空間だと思いませんか? このガランと空いた広いスペースを、すべてコンクリートで舗装するのか、それともお庭として作り込んでいくのか。 この「使い方の選択」こそが、費用が大きく変わる一番の理由です。 40坪だとどんな外構を作れる?費用が変わる3つのパターン 40坪のスペースをどう使うかで、費用が増えるポイントが変わります。 大きく分けると「駐車場メイン」「駐車場と庭を分ける」「駐車場と庭を同じスペースに作る」の3パターン。 まずは費用の目安を表で確認してみましょう。 パターン 費用の目安 費用の特徴 駐車場メイン 150〜250万円程度 コンクリート代が面積分かかる。総額はぶれにくい 駐車場と庭を分ける 200〜350万円程度 2系統の費用が同時に加わる。もっとも膨らみやすい 駐車場と庭を同じスペースに作る 200〜300万円程度 家の顔になるため妥協がむつかしく、安全・目隠し対策も必要になる ※使用する製品・グレード・敷地条件により変わります。 庭なしの「駐車場メイン」:全面コンクリートにする広さの分だけ費用が増える 「庭はいらないから、その分安くなるはず」 こう考えて駐車場メインの形を選ぼうとしている方には、少し意外に感じるかもしれません。 外構スペースをほぼ全面コンクリートにすると、当然、その面積分だけ土間コンクリートの費用がドカンと乗ってきます。   しかも痛いのが、ここ最近の材料費の高騰です。 コンクリートの単価自体が上がり続けていることもあって、外構スペース(約15〜20坪/50〜66㎡)を全面舗装するだけで、あっさり50〜100万円前後までいってしまうことも珍しくありません。 そこに2台用のカーポートをつければ、商品代と施工費でさらに35〜70万円以上が上乗せされます。 ネット通販で見かけるカーポートは「商品代のみ」の表示が多く、現場での基礎工事費などが別途かかります。 ここでも「思ったより高い」とギャップを感じやすい部分ですね。   一方で、庭やウッドデッキ、広範囲のフェンスがない分、総額のブレが出にくいのがこのパターンです。 費用計画を立てやすい点では、3パターンのなかでもっともシンプルと言えます。 駐車場と庭を分ける:2つのメイン工事が重なりいちばん費用が膨らみやすい 「駐車場の分を差し引いた残りを庭にすれば、費用も半分になるのでは?」 と思うかもしれませんが、庭は庭で、ウッドデッキ・目隠しフェンス・人工芝などの費用もかかります。 特に、庭を囲う目隠しフェンスを長く設置すると、外周のブロック費用も加わってさらに総額が上がります。 3パターンのうち、もっとも総額が膨らみやすいのがこのパターンです。 ただ、あとで触れる「段階施工」の考え方と組み合わせると、初期費用を大きく抑えられます。 駐車場と庭を同じスペースに作る:家の顔になるため妥協しにくい 家の前と裏で分けるのではなく、道路側の「1つの広いスペース」の中に、駐車場と庭を並べて配置するパターンです。 駐車場と庭を分けるパターンと比較して、工事の内容が同じであれば、基本的にはコストも同じです。 では何が違うのかというと、一番のポイントは予算が厳しいときに妥協がしにくい点です。 もし庭が家の裏にあれば、「ひとまず砂利だけ敷いておいて、数年後に人工芝を作ろう」という後回しができますよね。 しかし、駐車場と同じ道路側のメインスペースにある庭は、いわば家の顔。 ここを手つかずにすると、家の正面が寂しい雰囲気になってしまうので、最初からしっかり作り込むことが多くなります。   さらに、庭があるということは、そこに出入りするための「掃き出し窓」があるということ。 道路側に面した掃き出し窓は、そのままでは外からの視線が気になってカーテンを開けられません。 そのため、プライバシーを守るための目隠しフェンスが必須になり、その分の費用も乗ってきます。 だからこそ、どこをシンプルにして予算をコントロールするか、外構業者と全体のバランスをうまく計画していくことが大切になります。 40坪で外構費用を抑えるにはどうすればいい?パターン別の調整ポイント ここまででお伝えしたように、それぞれのパターンで費用が増えやすいポイントがあります。 つまり、「とにかく削る」のではなく、これらのポイントをうまく調整することで、費用も変わってきます。 「駐車場メイン」なら、コンクリートを打つ面積とカーポートの必要台数を見直す 全面が駐車場の場合は、全面をコンクリートにするか、一部を砂利にするかで費用は調整できます。 車が毎日乗り入れる場所はコンクリートにして、タイヤが乗らない敷地の端や後ろ側を砂利にする。 これだけでも、数万円単位で費用を抑えられます。   駐車スペースの台数自体を見直すことも効果的です。 よくあるのが「たまに来る来客のために、もう1台分のスペースを確保すべきか」という悩み。 もし来客が年に数回程度であれば、思い切ってその分を自分たちの庭や駐輪スペースとして活用するのも一つの手です。 来客用のコンクリート舗装を作らなくて済むので、費用を抑えられます。 カーポートも「本当にその台数分必要か」を考えておくといいでしょう。 「駐車場と庭を分ける」なら、最初から完璧を目指さず庭に「余白」を残す 駐車場と庭をそれぞれ独立して作る場合、入居するタイミングで、ウッドデッキも人工芝もフェンスもすべて完成させようとすると、初期費用が跳ね上がります。 そこで、庭の仕上げは「住み始めてから少しずつ追加する」前提で計画するのも手です。 あとから変えにくい部分だけを最初に完成させ、目隠しフェンスも道路から一番見える箇所だけにして残りは後から考える形にすれば、初期費用を50〜80万円単位で抑えられることもあります。 庭には、あえて「余白」を残しておき、住みながら自分たちのペースで庭を作っていくのも、家づくりの楽しみの一つですよね。 「駐車場と庭を同じスペースに作る」なら、目隠しフェンスの範囲をリビング前などに絞る 駐車場と庭を並べて配置するパターンで費用が膨らむ要因は、さきほども触れたように「見栄えの良いアイテム」と「プライバシー対策(目隠し)」の2つです。 使うアイテムについては、すべてをいいものにするのではなく、道路から一番目立つ場所にだけ自然石や植栽を使い、車が停まる部分はシンプルなコンクリートにするなど、メリハリをつけることで調整できます。   もう一つ重要なのが、目隠しフェンスの範囲です。 「道路からの視線を完全に遮りたい」と、敷地全体を背の高いフェンスで囲ってしまうと、あっという間に予算をオーバーしてしまいます。 「リビングの窓の前だけ目隠しフェンスにする」「視線が抜ける部分だけを部分的にカバーする」など、本当に必要な範囲だけに絞って考えることで、プライバシーとコストのバランスを取れます。   どのパターンを選ぶにしても、必ず複数業者から同じ条件で見積もりを取りましょう。 同じ工事内容でも、業者によって費用はまったく変わってきます。 ハウスメーカー経由か、外構専門店に直接頼むかでも差が出やすい部分です。 敷地面積40坪の外構費用でよくある3つの疑問 旗竿地だと外構費用はどれくらい増える? 道路から細長い通路を通った奥にある「旗竿地」。 通路部分の舗装が追加されるので、普通の四角い土地(整形地)よりも外構費用はどうしても高くなります。 整形地と比べて30〜80万円ほど上がることが多いです。 通路が狭くて重機が入れず、手作業になって施工費がさらに増えることもあります。 40坪の土地は価格を抑えるために旗竿地を選ぶこともありますが、早い段階で外構の費用も見越しておきましょう。 外構を後回しにしても費用は同じ? 外構工事を後回しにしても、工事費そのものが大きく跳ね上がるわけではありません。 一方で、一度にまとめて工事をすると、重機の運搬費や職人の諸経費が1回分で済むためトータルで安くなるということはあり得ます。 そのため、以下の違いを知ったうえで、計画を立てるのがおすすめです。 後からでも費用がほぼ変わらないもの カーポートやウッドデッキ、人工芝などの庭の仕上げは、スペースさえあれば住み始めてから追加しても費用はほぼ変わりません。 最初にまとめてやったほうがお得なもの 玄関アプローチや境界ブロック、土の中の配管などです。これらは後から工事しようとすると、解体・処分費用が余計にかかってしまいます。 「お庭は数年かけてゆっくり作りたい」なら後回しにするのが正解ですし、「数ヶ月後にすぐやるかも」というものは、最初にまとめてしまった方がコストパフォーマンスは良くなります。 車2台分の駐車場と庭は両立できる? 土地の形や間口の広さにもよりますが、40坪あれば「車2台分の駐車場+小さな庭(10〜20㎡程度)」の両立は十分可能です。 並列で2台停めるのに必要なスペースは25〜30㎡ほど。 外構に使えるスペースから差し引いても、ウッドデッキや人工芝を敷くスペースはあります。 ただ、間口が狭い土地だと車を縦列駐車にするしかないので、庭の配置が難しくなることもあります。 まとめ:暮らしをイメージしてスタイルを決めてから、外構の相談を始めよう 40坪という広さは、「駐車場も庭も作れる」自由度があるからこそ、あれもこれもと詰め込んでしまうと、予算オーバーになってしまいます。 まずは、自分たちの暮らしや生活スタイルを思い浮かべながら、どんな外構にしたいかベースとなるスタイルを決めてみましょう。 「休日は庭で子どもと遊びたいのか」「手入れの手間をなくしてスッキリ暮らしたいのか」など、自分たちがどうなりたいかをイメージして、本当に必要なものを考えていく方が、結果的に満足のいく外構になります。 最初から完璧を目指す必要はありません。 「自分たちのスタイルにはどのパターンが合うのか」「予算内でどこまでやるべきか」で迷ったら、まずは一度ご相談ください。 この記事のポイント 40坪外構の費用は150〜350万円が目安 駐車場メイン・庭と分ける・同じスペースに作る、3タイプで費用増のポイントが違う 予算内でまとめるには「後回しできる箇所」の見極めがカギ 複数業者から同一条件で見積もりを取り、金額の根拠を確認する 達匠では、5,000件以上の施工実績をもとに、ご自宅の条件や理想の暮らしに合った進め方を一緒に考えています。 LIXILエクステリアコンテスト6年連続受賞のノウハウで、優先順位を整理しながら無理のない計画を立てられます。 現地の状況を見ながら判断材料を整理するお手伝いをいたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

シンボルツリーにおすすめの落葉樹6選!プロが選ぶおしゃれ度と手入れの手間

「我が家にも素敵なシンボルツリーを植えたい!」 新緑や紅葉など、季節の移ろいを身近に感じられる落葉樹は、シンボルツリーの定番として根強い人気があります。 しかし、一番気になるのが「植えたあとの手入れ」ですよね。 「できれば掃除も剪定もラクな木がいい」というのが本音だと思います。 手入れを気にして「落ち葉が出ない常緑樹がいい」というご希望も多いのですが、実は常緑樹は成長が早く、剪定などの管理が意外と大変だったりします。 一方で落葉樹の中には、成長が遅く、落ち葉も少なめで手入れがラクな「アオダモ」や、少し日陰になる場所でも元気に育ち、掃除も簡単な「ジューンベリー」など、ローメンテナンスで優秀な木があります。 この記事では、累計5,000件以上の施工実績を持つ外構のプロの目線から、人気の落葉樹6種の特徴をまとめました。 「落ち葉掃除のリアルな実態」や「冬の目隠し問題」など、植えたあとに後悔しがちなポイントも包み隠さずお伝えします。 この記事でわかること 植える前に知っておきたい3つの注意点 日当たりや手入れで比べるおすすめ落葉樹6種 植え付け時期や費用などよくある質問への答え 失敗しないために。植える前に知っておきたい「落葉樹のリアル」 「手入れがラクな落葉樹」を失敗せずに選ぶには、良い面だけでなく、気をつけるべき現実も知っておく必要があります。 おすすめの木をご紹介する前に、プロとして必ずお伝えしている「3つの注意点」を整理しておきます。 ① 落ち葉の量は「木の種類」によって差がある 「落葉樹は落ち葉掃除が大変」と思われがちですが、実は木によってかなりの差があります。 多め: イロハモミジ(細かい葉が大量に散るため、こまめな掃除が必要) 普通: ヤマボウシ(一気にではなく、少しずつ落ちる) 少なめ: アオダモ・エゴノキ・ジューンベリー・ヒメシャラ(葉が小さく、比較的掃除が楽) 私個人としては、その紅葉の美しさから一番好きな木なのですが、「綺麗だから」だけで選んでしまうと、秋の落ち葉掃除の多さに少し驚かれるかもしれません。 イロハモミジの細かな葉は、地面の砂利の隙間に入り込んでしまったり、雨が降るとアスファルトにペタッと張り付いてしまったりと、ホウキで掃き集めるのが大変です。 一方で、葉が小さいアオダモやジューンベリーなどは比較的掃除がラクですし、ヤマボウシも一気にドサッと散るわけではないため、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。 プロの工夫 木の足元をコンクリートやタイル、大きめの砂利にしておくと、ホウキや送風機で掃除しやすくなります。 ② 冬の「目隠し問題」は常緑樹やフェンスとの役割分担でカバー 落葉樹の宿命が「冬になると枝だけになる」こと。 葉がある姿ばかりを想像して植える場所を決めてしまうと、冬になって葉が落ちた途端、「あれ?外から丸見えになってしまった」となってしまいます。 もし目隠しも期待して木を植えたいなら、対処法は2つあります。 常緑樹と組み合わせる: ソヨゴなど一年中葉がある木を隣に植えて、視線を遮る。 目隠しはフェンスに任せる: 木は景色として楽しみ、視線対策はフェンスや壁でしっかり行う。 全部を1本の木に求めず、役割分担を意識するといいかと思います。 ③ 成長スピードと「虫」の不安は、木の種類や植える場所で対策 成長が早いヤマボウシやイロハモミジは、あっという間に枝を伸ばすため、毎年の剪定が欠かせません。 手入れを楽にしたいなら、成長がのんびりなアオダモやジューンベリーがおすすめです。 虫のつきやすさも、木の種類によって大きく変わります。 「虫がどうしても苦手」という方は、毛虫などの害虫が比較的つきにくい「ジューンベリー」や「アオダモ」を選ぶのが一番の対策です。 一方で、ヒメシャラやエゴノキのように特定の虫がつく可能性がある木を選ぶ場合は、玄関アプローチや窓のすぐ近くを避けて植えるなど、「植える場所」を工夫するといいでしょう。 日当たり・手入れ・デザインで選ぶ!おすすめ落葉樹6選 それでは、実際の外構づくりで特に人気が高く、達匠でも自信を持っておすすめできる落葉樹を6つご紹介します。 ご自宅の日当たりや、掃除の頻度を想像しながら、ぴったりの1本を探してみてくださいね。 樹種 樹高目安 成長速度 手入れ頻度 日当たり 相性 落葉量 アオダモ 〜3m ゆっくり 少 日向〜半日陰 ナチュラル・洋風 少 ヤマボウシ 3〜4m やや早め 中(年1回程度) 日向 和洋どちらも 普通 ジューンベリー 〜3m ゆっくり 少 日向〜半日陰 ナチュラル・北欧風 少 イロハモミジ 3〜4m やや早め 中〜多(年1回以上) 日向〜半日陰 和風・和モダン 多め エゴノキ 3〜4m ゆっくり 少 日向〜半日陰 ナチュラル・雑木風 少〜普通 ヒメシャラ 3〜4m ゆっくり 少 半日陰〜東側 和モダン・ナチュラル 少 アオダモ|どんな庭にもスッと馴染む、手入れが楽な優等生 日当たり: 日向〜半日陰 成長ペース: ゆっくり 落ち葉の量: 少なめ 「雑木の庭」の主役として大人気の木です。 細くてしなやかな幹と、向こう側が透けて見えるような枝ぶりがおしゃれで、どんな家にも不思議と馴染みます。 「虫がつかない常緑がいい、でも手入れは楽なほうがいい」というお客様に、私たちがよくご提案するのがこのアオダモです。 アオダモは成長がのんびりで本当に手入れがラク。 「少し日差しが足りない半日陰でも育つ」という強みもあります。 ただ、近年あまりにも人気が高まったことと、成長が非常にゆっくりで出荷できるサイズになるまで時間がかかることから、価格が高騰しているのが唯一のネックと言えるかもしれません。 ヤマボウシ|花・実・紅葉の3拍子!シンボルツリーの王道 日当たり: 日向 成長ペース: やや早め 落ち葉の量: 普通 6月頃に上向きの白い花をたくさんつけ、秋には食べられる赤い実と、見事な紅葉が楽しめます。 暑さ寒さにも強く、とても丈夫な木です。 「花も実も紅葉も」と欲張りに楽しみたい方にぴったりです。 ただし、成長スピードがやや早めなので、植える場所に枝を広げられる十分なスペースがあるかを事前に確認しておくのがポイントです。 ジューンベリー|お花も収穫も楽しめる、コンパクトな木 日当たり: 日向〜半日陰 成長ペース: ゆっくり 落ち葉の量: 少なめ 4月に真っ白な花が咲き、6月にはブルーベリーに似た美味しい実がつきます。 そのまま食べたりジャムにしたりと、季節の楽しみが尽きません。 厄介な毛虫がつきにくいため、虫が苦手な方にもおすすめしやすい木です。 樹形がコンパクトにまとまりやすいので、あまり広さのない庭にもすっきりと収まります。 イロハモミジ|圧倒的な紅葉の美しさ。和モダンの庭の主役に 日当たり: 日向〜半日陰 成長ペース: やや早め 落ち葉の量: 多め 燃えるような赤やオレンジの紅葉は、今回ご紹介する中でもダントツの美しさです。 和風や和モダンの庭には、これ以上ないほど似合います。 とにかく秋の景色にこだわりたい方へおすすめしたい一方で、細かい葉が大量に散るため掃き掃除の負担は多めです。 毎年の剪定も必要になるので、「手間をかけてでも美しい景色を楽しみたい」という方に向いています。 エゴノキ|星のように垂れ下がる白い花と、軽やかな姿が魅力 日当たり: 日向〜半日陰 成長ペース: ゆっくり(若木は早め) 落ち葉の量: 少〜普通 5〜6月頃、小さな白い星のような花が鈴なりになって「下向き」に咲きます。 木の下からふと見上げたときの可愛らしさは格別です。 枝の線が細く、ナチュラルな外構によく似合います。 自然と綺麗な樹形にまとまりやすく、半日陰でも元気に育ってくれるのが嬉しいポイントです。 ヒメシャラ|ツルツルの美しい幹で、冬の庭でも主役になれる 日当たり: 半日陰〜東側(夏の強い西日はNG) 成長ペース: ゆっくり 落ち葉の量: 少なめ 赤褐色でツルツルとした幹が美しく、葉が落ちた冬の間でも庭の絵になる木です。 6〜7月頃には白い気品のある花を咲かせます。 スリムに上へと伸びるので、狭いスペースにも植えやすいです。 私自身、この木の繊細な姿には「どこか女の子っぽい、可愛らしさがあるな」と感じます。 そうした優しい雰囲気がお好きな方にぴったりです。 ただし「夏の強い西日」がとても苦手なので、東側や明るい北側に植えるのが鉄則です。 植え付け時期や費用って? 落葉樹についてよくあるご質問 Q. 落葉樹を植えるのに、一番いい時期はいつですか? 「葉がすっかり落ちたあとの休眠期(11月〜2月頃)」がベストです。 木がぐっすり眠っている状態なので、植え替えのダメージを最小限に抑えられます。 ただし、地面がカチカチに凍るような真冬は避けたほうが安心です。 Q. 「桂の木(カツラ)」も人気だと聞きますが、どうですか? 実は、達匠では積極的にはおすすめしていません。 葉っぱがハート型で可愛らしく人気なのですが、自然な樹形がきれいに整いにくく、ご自宅での管理が少し難しいためです。 見た目だけでなく「綺麗な形を保ちやすいか」も、失敗しない木選びの大切なポイントになります。 Q. 剪定はいつ、どれくらいのペースでやればいい? 葉が落ちて枝の骨組みが見えやすくなる「冬(12月〜2月頃)」が基本です。 元気なヤマボウシやイロハモミジなら年1回、アオダモやエゴノキのようなのんびり屋さんなら2〜3年に1回を目安に、「透かし剪定(混み合った枝を間引く)」をしてあげましょう。 Q. 植えるのに費用はどれくらいかかりますか? 木の種類や幹の本数にもよりますが、背丈より少し高いくらい(1.5〜2m前後)の木で、材料費として2万〜8万円ほどが目安です。 ここに土壌改良や支柱などの「植え付け工事費」がプラスされます。 庭全体の外構工事と一緒にご依頼いただくと、費用を抑えやすくなります。 まとめ:候補が絞れたら、プロに「うちの庭に合うか」を相談してみよう 春の新緑や花、秋の紅葉など、落葉樹はたった1本あるだけで、庭の景色を季節ごとに変えてくれて、四季の移ろいを感じさせてくれます。 この記事のポイント 初夏の花・秋の実・紅葉の3拍子を楽しみたいなら「ヤマボウシ」 秋の圧倒的な紅葉を主役にしたいなら「イロハモミジ」(落ち葉掃除は頑張る!) 日当たりが少し心配な半日陰なら「アオダモ」「エゴノキ」「ジューンベリー」 落ち葉掃除や手入れを楽にしたいなら「アオダモ」「ジューンベリー」「ヒメシャラ」 「うちは日当たりがイマイチだから、この中から選ぼう」「掃除が苦手だからこの木はやめておこう」と、候補が2〜3本に絞れてきましたか? 最初から「絶対にこれ!」と決めなくても、「この2つのどっちかがいいな」くらいまで見えてくれば十分です。 そこから先は、私たち外構のプロの出番です。 達匠では、どこに植えるか、数年後にどれくらい大きくなるか、掃除しやすい足元の仕上げまでをトータルで考え、お客様が無理なく付き合っていける植栽をご提案しています。 「アオダモとヤマボウシで迷っている」など、どんな些細なことでもかまいません。 まずはお気軽にご相談ください。 達匠の植栽について  

シンボルツリーにおすすめの常緑樹7選!プロが選ぶおしゃれ度と手入れの手間

「シンボルツリーは、一年中葉が落ちない常緑樹にしよう」 と思っても候補が多すぎて迷ってしまいませんか? 私たち達匠にご相談にいらっしゃるお客様からも、「手入れがいらなくて、虫もつかなくて、できれば常緑がいい」というご要望をよくいただきます。 たしかに、冬でも緑を楽しめて、落ち葉掃除の負担も少ないのが、常緑樹の大きな魅力です。 ただ、プロの目線から少しだけ正直にお伝えすると、「すべての常緑樹が手入れ不要」というわけではありません。 実は、常緑樹の多くは成長が旺盛で、木の種類によっては放っておくと“暴走”して大きくなりすぎてしまうという側面もあります。 木は一度植えると、そう簡単には植え替えられません。 そこでこの記事では、岐阜・愛知エリアで数多くの庭を手がけてきた達匠が、よく選ばれる常緑樹7種をピックアップ。 「管理の手間」と「家のスタイルとの相性」に絞って、現場のリアルな声も交えます。 この記事でわかること 常緑樹にしてよかった3つのこと 植える前に知っておきたい4つの注意点 管理の手間と外観の相性で比べた7種の特徴 費用・移植・根の広がりなどよくある質問への答え あなたの家にぴったりの一本を、一緒に見つけていきましょう。 シンボルツリーに常緑樹を選んでよかったことは? 「葉が落ちなくてラクそう」というイメージの強い常緑樹ですが、実際に植えた方が「よかった」と感じるポイントは大きく3つあります。 冬の玄関まわりが寂しくならない 落ち葉掃除に追われる日々がない 一年中「目隠し」として機能する 一年中緑が続き、外観の印象が変わらない 常緑樹なら冬でも葉が落ちないので、落葉樹のように玄関まわりが寂しくなることがありません。 一年中いつでも明るい印象を保てるのが常緑樹の良さです。 落ち葉掃除の手間が、落葉樹より少ない ただ、「緑をキープできる=落ち葉がゼロ」というわけではなく、古くなった葉は少しずつ落ちます。 それでも、秋から冬にいっせいに葉を落とす落葉樹のように、「毎日ほうきで掃き続けないといけない」という大変さはありません。 掃除の負担が圧倒的に軽いのは大きな魅力です。 冬も葉が残り、目隠し効果が途切れない 道路やご近所からの視線を遮りたい場所にもおすすめです。 落葉樹を目隠しにすると冬に家の中が丸見えになってしまいますが、常緑樹なら一年中しっかりプライバシーを守れます。 植える前に知っておきたい!常緑樹の4つの注意点 「一年中葉が茂っている」からこそ、気をつけてほしいポイントもあります。 成長スピードと剪定の手間(放っておくと暴走する) 植える場所(成長後の圧迫感や冬の日差し) 虫や病気(葉が密集して風通しが悪くなる) 重たい印象(ナチュラルな雑木感は出しにくい) 1. 成長スピードと剪定の手間(放っておくと暴走する) 一番気をつけていただきたいのが、木の成長スピードです。 たとえばシマトネリコのように成長が早い木は、年に1〜2回の剪定が必須になります。 手入れの手間をできるだけ省きたい場合は、ソヨゴのように成長がゆっくりな木を選ぶのが正解です。 2. 植える場所(成長後の圧迫感や冬の日差し) 苗木のときは小さくても、一年中葉が茂る常緑樹は成長すると想像以上の圧迫感が出ます。 家やブロック塀に枝がぶつからないよう、成長後の高さを踏まえてゆとりのある場所を選びましょう。 また、一年中葉が落ちないということは、冬の貴重な日差しも遮ってしまうということ。 南側の窓の前に大きな常緑樹を植えてしまうと、冬場に部屋が暗く寒々しくなることがあるので、植える場所には気をつけましょう。 3. 虫や病気(葉が密集して風通しが悪くなる) 葉が常に密集しているので、内側の風通しが悪くなり、カイガラムシなどの虫や病気が発生しやすくなる一面もあります。 適度に枝をすいて、風を通してあげる手入れが必要です。 4. 重たい印象(ナチュラルな雑木感は出しにくい) 森のような「雑木の庭」に憧れている場合、常緑樹だけで庭を作ると、どうしても葉がこんもりと重たい印象になってしまいます。 自然で軽やかな雰囲気を出したいなら、落葉樹もあわせて検討してみてくださいね。 常緑樹のシンボルツリーおすすめ7選 人気の常緑樹7種の特徴をまとめました。 まずは一覧表でざっと比較してみてください。 樹種 成長速度 剪定の手間 日当たり 外観との相性 シマトネリコ 非常に速い 年1〜2回以上 日向 ナチュラル・モダン全般 ソヨゴ 遅い ほぼ不要(年1回) 日向〜半日陰 和モダン・シンプル オリーブ やや速め 年1〜2回 日向 洋風・カフェ風 常緑ヤマボウシ やや速め 年1〜2回 日向 ナチュラルモダン・和洋 ハイノキ 遅い ほぼ不要(年1回) 半日陰 和モダン・シンプル キンモクセイ 普通 年1〜2回 日向〜半日陰 和風・和モダン メラレウカ 普通 年1〜2回 日向〜半日陰 洋風・ナチュラルモダン シマトネリコ|涼しげで大人気。でも「成長の早さ」には覚悟を おすすめの外観:シンプルモダン・ナチュラル全般 手入れの頻度:年1〜2回以上(成長が非常に速い) 最大の注意点:あっという間に伸びるので、こまめな剪定が必須 小さな葉が風に揺れる、言わずと知れた大定番。 どんな家にも似合う万能選手です。 ただ、一番気をつけてほしいのが「成長スピード」。 地植えにすると1年で1〜2メートルも伸びるので、毎年のこまめな剪定が欠かせません。 「手入れはラクなほうがいい」という方には不向きな木です。 ソヨゴ|手入れがラクで、日陰にも強い優等生 おすすめの外観:和モダン・シンプル 手入れの頻度:年1回程度(成長が遅い) 最大の注意点:赤い実がなるのは「メスの木」だけ 「手入れは少なくしたい」「植える場所があまり日当たりが良くない」という方に真っ先におすすめしたいのがソヨゴ。 成長がゆっくりなので、ハサミを入れるのは年に1回軽く整える程度で十分です。 ただ、成長が遅い分ボリュームが出にくいので、広い場所に1本だけポツンと植えると少し寂しい印象になることもあります。(※実を楽しみたい場合は、購入時にメスの木か必ず確認してください) オリーブ|シルバーの葉が外観を引き立てる。横に広がるスペースの確保を おすすめの外観:洋風・南欧風・カフェ風 手入れの頻度:年1〜2回(成長はやや速め) 最大の注意点:横に広がるため、狭い場所には不向き シルバーグリーンの葉が、洋風やカフェ風の外観をさらにおしゃれにしてくれます。 ただ、枝が「横へ横へ」と自由に広がる性質があるので、狭い場所に植えると本来残したい枝まで泣く泣く切り落とすことになります。 結果として、オリーブらしい自然な形が崩れてしまいます。 だからこそ、スペースにしっかり余裕がある場所に植えてのびのびと枝を伸ばしてあげることが、オリーブの樹形を美しく保つ最大のコツです。 常緑ヤマボウシ|花・実・紅葉。一本で季節の変化を楽しめる おすすめの外観:ナチュラルモダン・和洋どちらも 手入れの頻度:年1〜2回(成長はやや速め) 最大の注意点:一般的なヤマボウシは「落葉樹」なので品種間違いに注意 「一年中同じ姿だと寂しい」という方にはこちら。 初夏に白い花が咲き、秋に赤い実をつけ、冬にはほんのり紅葉も楽しめます(厳しい寒さだと葉を少し落とすこともあります)。 和風にも洋風にもスッと馴染む懐の深さもあり、季節の変化を感じられる貴重な常緑樹です。 ハイノキ|スリムな立ち姿。狭い場所や和モダンにぴったり おすすめの外観:和モダン・シンプル 手入れの頻度:ほぼ不要〜年1回(成長が遅い) 最大の注意点:強い西日が当たると葉焼けしやすい 細い幹がスッと立ち上がる、繊細で涼しげな木です。 枝が横に広がりにくくスリムなので、玄関前のちょっとしたスペースにも圧迫感なく収まります。 強い西日は苦手なので、「木漏れ日が入るくらいの半日陰」に植えてあげるのがベストです。 キンモクセイ|秋の香りを楽しむ。目隠し効果もバツグン おすすめの外観:和風・和モダン 手入れの頻度:年1〜2回(成長は普通) 最大の注意点:夏に枝を切ると秋に花が咲かなくなる 秋にあの甘い香りを届けてくれる定番の木。 香りの強さには好みも分かれますが、葉っぱがギュッと密に茂るので、外からの視線を遮る「目隠し」としての実力はピカイチです。 ただ、放っておくと「ずんぐりむっくり(ボワンとした樹形)」になりやすいので、実は家のメインとなるシンボルツリーとしては少し扱いが難しい木でもあります。 剪定のタイミングには注意し、適度に枝をすいてあげましょう。 メラレウカ|個性的な細い葉で、庭を海外風に おすすめの外観:洋風・ナチュラルモダン 手入れの頻度:年1回程度(成長は普通) 最大の注意点:寒さに弱い品種が多いので、冬越しできるか確認を 「オリーブやシマトネリコはご近所と被りそう…」という方におすすめ。 細い針のような葉が風にそよぐ姿は、外国の庭のような洗練された雰囲気を作ってくれます。 ただし、寒さに弱い品種も多いので、住まいの地域で冬越しできる品種(レプトスペルマム系など)をしっかり確認して選んでください。 よくある質問 常緑樹のシンボルツリー、植えるのにいくらかかる? 戸建てのシンボルツリーとして一般的なサイズ(樹高2〜3m)の常緑樹を1本植える場合、総額の費用相場は約3万〜8万円が目安となります。 もちろん、樹種やサイズ、環境によっても費用は変わってくるので、具体的な金額は現地の状況を見たうえでの見積もりが必要です。 抜いたり移植したりはできますか? 植えて1〜2年以内の小さな木なら、冬の休眠期(11〜2月頃)に移植できる場合があります。 しかし、何年も経って大きく育った木の移植は専門的な技術が必要になり、費用もかかります。 「植える場所を変えたい」と思ったら、早めにプロへご相談ください。 根が広がって基礎や隣地に影響しませんか? 木の種類によって根の張り方はまったく違います。 たとえばシマトネリコは浅く横に広がるため、水道管などの近くに植えると配管を傷めるリスクがあります。 家のどこに配管が通っているかをプロと一緒に確認しておきましょう。 常緑樹を選んで、あとから後悔することはありますか? 達匠へご相談いただく方の多くは、植える前の段階から「手入れはできるだけ少なくしたい」とお話しになります。 ただ、成長の速い木を選んでしまうと、あとから剪定の手間を後悔されることもあります。 事前に樹高や成長速度、日当たりを確認しておけば、そうした後悔は防げます。 四季の変化や軽やかさを優先したい場合は、落葉樹も選択肢に入れて比較してみてください。 まとめ:常緑樹のシンボルツリーは「外構全体のイメージ」で選ぼう 常緑樹のシンボルツリーは、ただ「人気だから」という理由だけで選んでしまうと、「すぐ大きくなって手入れが追いつかない」と後悔してしまうこともあります。 「敷地のどこに植えたいのか」「日頃の手入れはどれくらいできそうか」 この2つを軸に考えると、家に合う木は1〜2種に絞り込めるはずです。 この記事のポイント 常緑樹は冬も緑が続くが、成長が早い種類は剪定の手間が大きい 手入れをラクにしたいなら、成長が遅い「ソヨゴ」か「ハイノキ」 人気の「シマトネリコ」は成長が早いため、こまめな剪定が必要 洋風やカフェ風の外観に合わせるなら「オリーブ」か「メラレウカ」 植える前に「成長後のサイズ」と「日当たりの良さ」を必ず確認する 岐阜・愛知エリアで数多くの庭を手がけてきた私たち達匠では、木を植えたあとの「日々の暮らし」にどう馴染むかを大切にしています。 手入れがいらない庭ももちろん良いですが、週末に少し時間をかけて伸びた枝を切る。 そんな手入れの時間そのものが、実は日々の暮らしのリラックスにつながったりもするものです。 外構全体のデザインはもちろん、「この木をどこに、どう植えれば暮らしが豊かになるか」という植栽のプランニングまで一緒に考えます。 「木を植えたいけれど、どれがいいか分からない」といったご相談も大歓迎です。 ぜひお気軽にお問い合わせください。 達匠の植栽について  

階段照明で夜の外構をおしゃれに!知っておきたい4つのポイントと施工事例を紹介

インスタやピンタレストで見かける、夜になるとふわっと光が浮かび上がる外構の階段。 「自分の家でもあんな雰囲気にできないかな」と気になって、調べている方も多いのではないでしょうか。 夜、玄関に帰ってきたとき足元がやわらかく照らされているだけで、一気におしゃれになりますよね。 ただ、照明は、外構が完成してから「やっぱり付けたかった」と後から追加しようとすると、大がかりな工事になりやすいです。 「やるかどうか迷うけれど、一応配線だけは通しておく」といった対策も含めて、すべてコンクリートを打つ前の打ち合わせ段階で決めておかなければいけません。 そこで今回は、岐阜・愛知エリアで設計施工21年の実績を持つ「達匠」が、外構の階段照明で後悔しないためのポイントを分かりやすく解説します。 「うちは浮き階段じゃないから無理かも……」と思っている方も大丈夫です。 階段の形に合わせた照明の種類や、後戻りできない設計の注意点をプロの視点でお伝えします。 この記事で分かること この記事でわかること 階段の形に合わせた3つの照明タイプ(特徴と費用目安) コンクリートを打つ前に絶対決めておくべき4つの設計ポイント 達匠の施工事例で見る、照明タイプ別のリアルな仕上がりイメージ 後付けはできる?電気代は?よくある疑問への回答 外構の階段照明は3タイプ。それぞれ何が違う? 「浮き階段じゃないとダメかな」と気になっている方も多いですが、通常の階段であっても、綺麗に照らす方法はあります。 タイプは、階段の形と段数によります。 タイプ 設置条件 向いている段数 主な効果 費用目安(照明代) ラインライト 浮き階段(蹴込みあり)が必須 1〜3段 光を隠す間接演出 数千円〜/個 ビームライト 浮き階段・通常階段どちらでも可 段数を問わない エッジの陰影・立体感 17,000〜23,000円 フットライト 壁面施工のため設計段階の計画必須 4段以上の補助 足元をまんべんなく照らす 15,000〜20,000円 ※費用は照明代の参考値です。設置工事費は、別途1カ所あたり1万〜3万円程度かかります。 ラインライト:蹴込みに仕込む浮き階段の定番 ラインライトとは、蹴込み(段差の立ち上がり部分)の凹み空間に仕込む薄型・細長のLED照明器具です。 インスタで見かける「夜に光が浮かぶ浮き階段」の正体は、ほぼこのタイプです。 蹴込みの奥に収まるので、日中は照明が目立ちません。 夜になると、足元から柔らかく光が漏れてきます。 ラインライト1本だけでも、昼とはがらっと違う夜の顔が生まれます。 設置できるのは、蹴込みに十分な奥行きがある「浮き階段」のみ。 蹴込みがない通常の階段には取り付けられません。 厚さ6mmほどなので、蹴込みの奥行きがあればほとんどの浮き階段に対応できます。 段数は1〜3段程度が目安。 全体の照明を1本でまとめやすいので、施工もシンプルです。 浮き階段を予定していて、「夜に光が浮かび上がるような演出にしたい」「昼間は器具が見えないようにしたい」という場合に最適です。 ビームライト:各段の先端に光を当て、陰影と立体感を出す 浮き階段でなくても使えるのがビームライトです。 地面や壁に設置し、狙った方向に光を絞って当てるスポット型の照明器具です。 ラインライトが間接光で全体をふんわり照らすのに対し、ビームライトは方向を決めて特定の場所に当てます。 各段の先端に光を当てると、段ごとに陰影が生まれて階段全体がふっと立体的に見えます。 「浮き階段にするほどではないけれど、夜の外構をおしゃれにしたい」という方におすすめです。 植栽に向ければスポットライトとしても使えるので、階段照明と植栽ライトアップをまとめられるのもいいところです。 費用の目安はタイプやメーカーによって変わりますが、照明器具だけで17,000〜23,000円程度です。 フットライト:4段以上の階段に補助光を足す壁面設置型 段数が多い階段では、ラインライト1本だけでは光が行き届かないことがあります。 フットライトは、階段横の壁面や蹴込み側面に埋め込み、踏板を側方から照らす小型の照明器具です。 ラインライトが下から直接光を当てるのと違い、フットライトは横から足元全体にじんわりと光が広がります。 ただ、4段以上になると、最上段から見下ろしたとき、光源が直接目に入ってまぶしく感じることがあります。 そうした階段では、ラインライト+フットライトを組み合わせると、暗くなりやすい上段まで光が届き、夜も足元が見やすくなります。 壁に埋め込む工事で、後から付け足すのは難しいので、付けたい場合は、外構の設計段階で業者に伝えておきましょう。 照明計画で後悔しないために、事前に「業者に伝えておきたい」4つのポイント 「照明の種類が決まったら、あとは業者にお任せでいいのかな?」 基本的にはプロに任せて大丈夫ですが、すべて任せきりにする前に、「これだけは伝えておくといい」リクエストのコツが4つあります。 難しい知識は要りません。打ち合わせのときに一言伝えておくだけで、完成後の満足度が変わると思います。 1. 「昼間の見た目」も、馴染むようにお願いしておく 照明は夜のライトアップに目が行きがちですが、実は「昼間の姿」も大切です。 ラインライトは蹴込みの奥に隠れるので日中は目立ちませんが、ビームライトやフットライトは照明本体が外から見えます。 例えば、シックな黒系のアプローチなのに、照明の本体だけが真っ白だと、昼間にそこだけ浮いて見えてしまいます。 細かく色や位置を自分で指定する必要はないので、「昼間も目立たないような色や位置にしてもらえますか?」と一言リクエストしておくといいでしょう。 2. 「ホテルのような、温かみのある色」にしたいと伝える 階段をライトアップする場合、オフィスのような白い光よりも、少しオレンジがかった「電球色」を選ぶと、落ち着いた雰囲気に仕上がります。 「2700K」といった細かい数値まで覚える必要はないので、打ち合わせで「青白い光ではなく、ホテルのような温かみのある雰囲気にしたいです」と好みを伝えておけば、プロが一番きれいに見える照明を選んでくれるはずです。 3. 「将来、ライトを足すかもしれない」なら、配管だけ先にお願いしておく 電気の配線は、コンクリートを流し込む前にその下へ仕込んでおく必要があります。 「100Vか12Vか」「配線ルートをどうするか」といった設計は、すべてプロの仕事です。 意識しておくべきなのは、「もし予算的に今すぐ付けられなくても、将来のために『配管(配線を通しておく空の管)』だけ先に入れてもらえますか?」と頼んでおくこと。 これで、後から「やっぱり照明が欲しい」となったときに、コンクリートを壊さずに追加工事ができます。 4. 庭の木(植栽)も照らしたいなら、一緒に相談しておく 「いつか庭に木を植えて、それもライトアップしたいな」というぼんやりした希望があれば、階段の照明と一緒に伝えておくのがおすすめです。 階段と植栽のライトは電源の位置が近くなることが多く、まとめて配線ルートを考えてもらったほうが、工事の手間も費用も抑えられます。 「今はまだ木を植えるか決めていない」という段階でも、一緒に相談しておくと、先を見据えた無駄のない計画を立ててもらえます。 達匠の施工事例:階段まわりの照明を取り入れたイメージ 照明の種類や配置によって、夜の雰囲気や見え方は変わります。 ここでは、照らし方の異なる4つの事例を集めました。 ご自宅の階段の形に近いものがあれば、参考にしてみてください。 1. 角地の階段×ビームライト(岐阜市) (岐阜市・2022年施工) 角地という立地を活かし、どの方向から見てもすっきり見えるよう斜めに設計したアプローチです。 階段部分にはビームライトを、隣の植栽にはスポットライトを組み合わせています。 ライトで植栽の影が後ろの壁にふわりと映るため、夜でも玄関まわりが暗い印象になりません。 照明は「後からでもいいかな」と思われがちですが、実際には後付けが難しい部分です。 そのため、こちらの事例でも最初の設計段階からライトアップをしっかりと計画に組み込みました。 2. アプローチ階段×ラインライト(岐阜市) (岐阜市・2026年3月施工) 階段の下にラインライトを仕込み、さらに門壁や天井のライトも組み合わせた事例です。 足元がしっかり浮かび上がるように照らされているため、夜でも段差がはっきりと見えて安心です。 階段だけでなく、門まわり全体の光の明るさを揃えることで、暗くなってからでも玄関までスムーズに歩けるようにしています。 3. 浮き階段×ビームライト(一宮市) (一宮市・2024年施工 ※LIXILエクステリアコンテスト受賞事例) 浮き階段の足元を照らすビームライトのほか、壁や天井など、いくつかのライトを組み合わせた計画です。 お昼間は白を基調としたすっきりシンプルな外構ですが、夜になるとそれぞれのライトが優しく灯り、昼とは違った落ち着いた雰囲気を楽しめます。 4. 浮き階段×壁面のライト(岐阜市) (岐阜市・2024年施工) 浮き階段のライトに加えて、壁に取り付けるウォールライトや、植栽のスポットライトをバランスよく配置した事例です。 階段の足元をしっかり明るく照らしつつ、庭の奥にある木にも光を当てることで、夜でも敷地全体が広く、奥行きがあるように感じられる工夫をしています。 階段照明でよくある質問 後付けできるか、電気代はどのくらいか、雨に濡れても大丈夫か。 打ち合わせの前によく気になる点をまとめました。 Q. 浮き階段ではない「普通の階段」の場合、どう業者に伝えればいい? A. 「普通の階段だけど、夜におしゃれに照らしたい」とそのまま伝えてみてください。 通常の階段でも、ライトの当て方次第でいくらでもおしゃれに見せることができます。 打ち合わせでは、スマホの画像を見せながら「うちは普通の階段ですけど、夜に段差が綺麗に見えるようにライトを当てられますか?」と言っていただければ十分です。 プロの側が「それならビームライトを使って、段差が引き立つように配置しますね」と、きちんと意図を汲み取ってプランを考えてくれます。 Q. あらためて確認ですが、本当に後付けは無理ですか…? A. 絶対に無理とは言いませんが、やはり基本的にはおすすめできません。 繰り返しになりますが、ラインライトは階段の構造そのものを変える必要がありますし、ビームライトなどもコンクリートを一度壊して配線を通すことになるため、費用が跳ね上がってしまいます。 だからこそ、迷っている段階なら、先ほどお伝えした「将来のために、配線を通す管(空配管)だけ先に仕込んでおいてもらう」という方法が、一番後悔しません。 Q. 毎月の電気代はどのくらいかかりますか? A. 1灯あたり「月数十円程度」なので、ほとんど気にする必要はありません。 外構用のLED照明は、非常に消費電力が小さいです。 たとえば5Wの照明を1日5時間、毎日点灯し続けたとしても、電気代は1灯あたり月20〜30円程度で収まります。 複数箇所にライトをつけても月数百円程度ですので、家計への負担は最小限です。 Q. 雨に濡れても壊れたりしませんか?屋外での耐久性は? A. 屋外専用の防水製品を使うため、大雨や水しぶきがかかってもまったく問題ありません。 外構用の照明には、雨に耐えられる国際的な防水基準(IP44以上)を満たした器具をプロが選びます。 LEDの寿命自体も約10〜15年と長いため、一度設置すれば長く安心して使っていただけます。 まとめ:階段照明を取り入れたいなら、設計段階で一言伝えておくのが正解 夜、玄関に帰ってきたとき、足元がやわらかく照らされているだけで、昼間とは全く印象が変わります。 インスタで見かけるような浮き階段じゃなくても、玄関まわりをおしゃれに照らす方法はあります。 ただ、コンクリートを打ってからの後付けは本当に大変なので、まだやるか迷っている段階でも、最初のうちに計画へ組み込んでおくのが失敗しないコツです。 この記事のポイント 階段の形に合わせてタイプを選ぶ トレンドの浮き階段なら「ラインライト」、通常の階段なら陰影が美しい「ビームライト」がおすすめ。 落ち着いた雰囲気になる「電球色」を選ぶ オフィスのような青白い光ではなく、温かみのあるオレンジがかった「電球色」がおすすめです。ホテルのような、おしゃれな空間を演出できます。 迷ったら「空配管(からはいかん)」を仕込んでおく 予算やデザインで迷ったら、配線を通すための管だけ先に埋めてもらいましょう。将来後付けもできます。 庭の木(植栽)のライトアップも同時に相談する 階段と植栽は電源が近くなることが多いので、まとめて計画したほうが配線もすっきりし、工事費用も抑えられて一石二鳥です。 「まだ写真のイメージしかない」「うちは普通の階段だから無理かも」という段階でもまったく問題ありません。 まずは打ち合わせの雑談ベースで構いませんので、「夜のライトアップにも興味があるんだよね」と担当者に伝えてみてください。 岐阜・愛知エリアで設計施工21年の実績を持つ「達匠」では、階段の形や電源の位置、将来のライフスタイルまで見据えた、無駄のない照明プランをご提案します。 まずは気軽にお好みのイメージをお聞かせくださいね。

シンボルツリーのライトアップ事例5選|夜の庭をきれいに見せるコツ

せっかくシンボルツリーを植えるなら、夜の玄関まわりもきれいに見せたい。 でも、「どこにどんなライトを置けばいいか分からない」「配線工事が大変そう」と、照明の計画を迷っていませんか? 実は、大がかりな工事にはなりません。 スポットライトを木の幹から少し外側に置いて斜め上に向けるだけで、夜の外観はかなり変わります。 置く位置と角度を少し工夫するだけで、昼間とはまったく違う夜の表情が生まれるのがシンボルツリーのライトアップです。 この記事でわかること 2つの照らし方とライトの置き方のコツ 夜の見え方を左右する3つの条件(樹種・植える位置・外壁の色) 達匠のライトアップの施工事例5件 費用目安や後付けの可否、ソーラーライトについて この記事では、シンボルツリーをきれいにライトアップする照らし方やライトの置き方を、岐阜・愛知エリアで累計5,000件以上の外構施工を手がけてきた達匠の施工事例も交えながら解説します。 シンボルツリーはどこから照らす?基本は下から、条件が合えば影も使う スポットライトをどこに置くか、まずそこが最初の迷いどころだと思います。 スポットライトは、木の幹から少し外側に置いて斜め上に向けるだけで、夜の外観はかなり変わります。 外壁の色によっては、木の影を壁に映す演出もできます。 下から見上げるように照らす「アップライティング」 昼間、植物に当たる光は上から下へ注ぎます。 アップライティングはその逆で、地面付近に置いたスポットライトを斜め上に向ける照らし方です。 太陽光と逆の方向から光が当たるので、昼間には見られない表情が出ます。 設置位置の目安は、木の幹から30〜50cmほど外側。 そこから斜め上向き(仰角45〜60度程度)に照らします。   ここで気をつけたいのが、ライトを真下から垂直に当てないこと。 影が不自然になりやすく、「なんとなく変」という感じになりがちです。 「少し外側から斜め上」という角度が、自然な見え方のポイントです。 まずスポットライト1本あるだけで、雰囲気はだいぶ変わります。   さらにこだわりたい場合は、夜の見え方を確認しながら本数を増やしてみましょう。 複数の方向から光が当たることで、木に立体感が出ます。 特に株立ちの樹木(アオダモや株立ちヤマボウシなど)のように複数の幹が束になっている場合は、2方向から照らすとよく映えます。 幹と幹の間に光と影のコントラストが生まれ、夜の外観がより印象的になります。 外壁に影を映す「シャドーライティング」 一方、シャドーライティングは、樹木と外壁の間にスポットライトを当て、外壁面に植栽の影を映す照らし方です。 風が吹くたびに影が揺れて、見ていて飽きません。 リビングからガラス越しに眺める景色も変わります。   ただし、この美しい影を作り出すには、いくつか押さえておきたい条件があります。 まず、外壁の色が白〜淡いベージュ・グレーであれば影のコントラストがはっきり出ます。 一方、濃いブラウンやダークグレーの外壁では影が見えにくく、効果が薄れます。   樹木と外壁の距離は50cm〜200cm程度が目安。 近すぎると影がくっきり出すぎて不自然になり、遠すぎるとぼやけます。 枝ぶりが複雑な落葉樹は、特に影が映えやすい木です。 冬に葉が落ちた後、枝のシルエットが外壁に浮かぶ季節もシャドーライティングの見どころになります。 外壁が遠い、または色が濃い場合は、アップライティングのほうが向いています。 シンボルツリーの照明器具は何を選ぶ?まずはスポットライト1本が基本 「結局、何を用意すればいいの?」と思ったら、まずは「スポットライト」を選べば間違いありません。 グランドライトは足元の補助として後から組み合わせれば十分なので、まずはスポットライト1本から試してみるのがおすすめです。 スポットライトは枝葉を狙って照らせて、後から位置も調整しやすい スポットライトは、狙った場所へ光を向けやすい照明です。 地面に差し込む「スパイク式(挿し込み型)」が多く、後から位置を調整しやすいのも使いやすい点です。 雨ざらしで使うものなので、防水規格はIP65以上が目安。 購入前に製品ラベルで確認できます。   色温度は、電球色(2700〜3000K)がなじみやすいです。緑の葉が黄緑〜金色に見え、木の温かみも出やすくなります。 スポットライトには、光が絞られるタイプと広がるタイプがあります。 光が絞られるタイプは幹や特定の枝をシャープに見せたいとき、広がるタイプは葉が茂った樹木全体をやわらかく照らしたいときに向いています。 グランドライトは足元の補助。ただし設置後の位置変更は難しい グランドライトは、地面に埋め込んで使う照明です。 植栽の根元まわりに設置すると、足元にやわらかな光が広がるのが特徴。 スポットライトが枝葉を上方向に浮かび上がらせるのに対し、グランドライトは根元や地被をやさしく照らす補助役です。 ただし、気をつけたい点が2つあります。   ひとつは防水規格です。 地中に埋め込む照明なので、一時的な水没に対応するIP67以上が必要です。 もうひとつは、一度設置すると位置を変えにくいこと。 スパイク式のスポットライトはある程度動かせますが、グランドライトはコンクリートや舗装材の中に組み込む形になります。 「やっぱり少しズラしたい」という調整は、後からだと難しくなります。 工事の前に、設置場所をしっかりと決めておきましょう。   また、シンボルツリーの根が張る範囲(幹の太さの5〜10倍程度が目安)に埋め込むと、根を傷める恐れがあります。 植栽の専門家に相談しながら配置を決めると安心です。 アプローチや門柱まわりの照明については、別の記事で詳しくまとめています。 シンボルツリーをきれいに見せる3つのポイント 夜の見え方を左右する条件は3つ。 樹種・植えた位置・外壁や電源との距離です。 常緑樹は少し離して照らし、落葉樹は幹のシルエットを見せる 「近くから照らすほど明るく見える」と思いがちですが、樹種によって光の当たり方はかなり違います。 常緑樹(シマトネリコ・オリーブ・ソヨゴなど)は、一年中葉をつけています。 シマトネリコは細かい葉が密集しているので、近距離から直射すると葉の表面だけが白く飛んで不自然になりやすいです。 シマトネリコには、少し離れた位置から広角ライトで全体に光を当てる方法が合っています。 オリーブやソヨゴは葉の密度が低く、光が内側まで通りやすい木です。 落葉樹に近い見せ方も楽しめます。   落葉樹や株立ち(アオダモ・コハウチワカエデなど)は、幹のシルエットが見どころです。 幹が美しい株立ちの樹木は、狭角タイプの光で幹に沿わせるように、できるだけ真下から照らすといいです。 さらに複数方向から照らすと幹と幹の間にコントラストが生まれ、立体感が出ます。 まずは自宅のシンボルツリーが「一年中葉がある木」なのか、「冬に葉が落ちる木」なのかで、どう照らすかが変わってきます。 植える位置と光の向きは、夜にどこから眺めるかで決める シンボルツリーを美しくライトアップするコツは、まず「どこから眺めるか」を決めてしまうことです。 例えば、アプローチを歩いているとき、リビングの窓からふと外を眺めたとき、あるいは車を降りて家に向かうとき。 こうした「いつもの視点」から一番きれいに見えるように、植える位置と光を当てる方向をセットで考えると、「あ、いいな」と思える景色が作れます。 木を植えた後からライトを追加しようとすると、当然ですが木はもう動かせません。 光の当て方にどうしても制限が出てしまいます。 だからこそ、これからシンボルツリーを植えるなら、「将来はここから照らそう」と逆算して植える場所を決めるのがおすすめです。 もう木が植わっているなら、「どこから見たときを一番きれいにしたいか」から考えてみましょう。 スパイク式のスポットライトなら後からいくらでも動かせるので、最初は仮置きで試してベストな位置を探してみましょう。 白や淡い外壁なら、枝の影まで夜の見どころになる シンボルツリーの後ろの外壁が白や淡い色なら、壁に木の影を映し出す「シャドーライティング」もおすすめです。 木と壁の間にライトを置くと、枝や葉のシルエットが壁にきれいに浮かび上がります。 風で影がゆらゆらと揺れる様子は、ただ木を照らすのとはまた違った趣があって、見ていて飽きません。 外壁が濃い色、または木が外壁から離れすぎている場合は影が映りにくいので、アップライティングを基本に考えます。 アップライティングだけでも、夜の外観は十分に変わります。 近いイメージはある?達匠のライトアップ施工事例5選 木の種類、外壁の色、照らす向き、照明の使い方が違う5件です。 実際に達匠で施工した事例をご紹介します。 植栽スポットライトとビームライトで、ホテルライクな夜の玄関まわりに 愛知県一宮市に施工した新築外構の事例です。 アオダモとフィリフェラのシンボルツリーをアップライティングで根元から照らし上げ、浮き階段のビームライトと組み合わせることで、昼間とはまったく違う夜の顔をつくっています。 昼間はグレーとブラックのモダンなファサード、夜はスポットライトに照らされた植栽が玄関まわりを柔らかく引き立てます。 LIXILエクステリアコンテスト2024ファサード部門で銀賞受賞した事例です。 シンボルツリーと塀の位置を合わせて、枝の影まで見せるモダン外構 岐阜市の角地200㎡に施工した事例です。 スポットライトでシンボルツリーを根元から照らし上げ、後ろの塀に枝の影が映り込むように角度を合わせています。 「アップライティング(下から上へ照らす)」のライトを使いながら、「壁に影を映す」シャドーライティングの効果を同時に出してます。 浮き階段にはビームライトが内蔵されていて、足元も自然に明るく見えます。 白い壁だけでなく、縦格子にもシンボルツリーの影は映せる 岐阜市の150㎡に施工した事例です。 アプローチ横のシンボルツリーをライトアップし、後ろの縦格子に枝の影が映りこんでいます。 白い壁だけでなく、縦格子にもシャドーライティングが使えます。 アオダモの細い枝影は、白い外壁に映すと季節ごとに表情が変わる LIXILエクステリアコンテスト2020に入賞した岐阜市の事例です。 シンボルツリーはアオダモ(落葉樹・株立ち)。 スポットライトで照らすと、細い枝が白い外壁にきれいな影を落とします。 白壁の近くに株立ちの樹木があるとシャドーライティングが使いやすく、この事例はその条件がきれいにはまっています。 落葉樹なので、葉が茂る夏と枝だけになる冬で夜の見え方も変わります。(2020年施工) ウォールライトと植栽を組み合わせて、夜のスロープまわりを明るく見せる 岐阜市に施工した外構リフォームの事例です。 スロープに沿って植栽スペースを配置し、夜はウォールライトと植栽のライティングを組み合わせています。 木を下から照らすのではなく、壁面の明かりと植栽を合わせることで、夜でも足元が見えやすく、玄関まわりにやわらかい雰囲気が生まれます。 「シンボルツリーだけを照らす」というより、植栽・壁・動線をまとめて見せたい場合に参考になります。 費用や後付けはどうなる?ライトアップ前によくある質問 費用はどのくらいか、後から照明を追加できるか、ソーラーライトで代用できるか。 打ち合わせ前によく気になることをまとめました。 スポットライトのライトアップ、費用はどのくらいかかる? A. 工事費込みで1カ所あたり3万〜6万円前後がひとつの目安です。 費用は「照明代+設置工事費+配線工事費」の3つで決まります。 また、スポットライトの数・照明のグレード・電源からの配線距離によって金額は変わります。 まずは現地を確認した上で、お見積もりをお出しします。 外構が完成してから照明を追加することはできる? A. 追加できますが、外構完成後は思った以上に手間と費用がかかります。 タイルやコンクリートで舗装した後では、舗装材の一部を切断・撤去してから溝を掘り、保護管を通して埋め戻す工程が必要です。 すでに植栽がある場合は、根を傷めないよう迂回する手間も加わります。 屋外コンセントがなければ、別途増設工事(1か所あたり3〜4万円程度)も必要です。 ただ、今すぐライトを設置するかどうか決めきれなくても、後からラクに追加できるようにしておく方法はあります。 外構工事の段階で「ここをライトアップしたいかもしれない」と業者に伝えておけば、将来の配線用の管だけ先に埋める「先行配管」という対応ができます。 これなら材料費くらいの手間で済むので、まだ迷っている段階でも一言伝えておくだけで対応できます。 ソーラーライトでもシンボルツリーをライトアップできる? A. 手軽さはありますが、達匠ではおすすめしていません 市販のソーラーライトは、高さ2〜4mの木を上から下まできれいに照らすだけの光量がありません。 木の存在は分かりますが、「映える夜の外観」にはなりにくいです。 また、冬や雨が続く時期は充電が不足し、うまく点かなかったり点灯時間が短くなったりします。 夜の外観をしっかり変えたいなら、有線式のスポットライトのほうが確実です。 まとめ:迷っている段階でも、配線だけ先に考えておくと後から困りにくい シンボルツリーのライトアップで大事なのは、ライトの種類だけではありません。 同じスポットライトでも、木の種類、植える位置、外壁との距離、電源の場所によって、夜の見え方はかなり変わります。 この記事のポイントは、次の5つです。 この記事のポイント ライトの角度: 「少し外側から斜め上」に向けるのが、自然な影を作るコツ 木の種類: 常緑樹は全体をふんわり、落葉樹や株立ちは幹をシャープに照らす 外壁の活用: 壁が白や淡い色なら、木の影を映し出す演出も効果的 器具の基準: 高い防水性(IP65以上)と、温かみのある電球色のスポットライトが基本 事前の配線: 後から余計な費用をかけないよう、外構の段階で「先行配管」を通しておく 特に、一度コンクリートを打ってしまうと配線ルートは後から変更できず、工事の手間も費用もかさんでしまいます。 「まだライトをどれにするか迷っている」という段階であっても、外構工事のタイミングで配管の準備だけでも進めておくといいでしょう。 「写真みたいにしたいけれど、うちの木でもできるのかな」 「今はライトを付けるか迷っているけれど、後から追加できるようにしておきたい」 その段階で相談しても大丈夫です。 達匠では、植栽の特性に合わせたライティングの位置や、将来困らないための配線計画まで、お庭の工事とあわせてトータルでご提案しています。 現地の電源位置や外壁との距離を確認しながら、自宅に合った照らし方を一緒に考えますので、いつでも選択肢の一つとしてお気軽にご相談ください。

タイルデッキの高さはどう決める?|段差ゼロにできる条件と理想の高さの基準

リビングからすっと外へ出られる、段差のないタイルデッキ。 毎日の洗濯物干しが楽になりますし、小さなお子さんやペットのことも考えると、やっぱり「段差ゼロ」は魅力的ですよね。 ただ、「フラットにしたい」と思っても、どの家でも必ずできるわけではありません。 雨水の侵入や床下の湿気を防ぐために「特別な予防工事」があらかじめ必要になるからです。 家のつくりや窓まわり、雨水の逃げ道といった条件によっては、そもそも施工が難しかったり、通常の工事に比べて費用が大きく膨らんでしまったりすることもあります。 だからこそ、「段差ゼロ」だけに縛られず、予算や使い勝手のバランスがとれた「ちょうどいい高さ」を探してみるのがおすすめです。 この記事では、施工実績5,000件超の達匠(岐阜・愛知エリア対応)が、タイルデッキの高さパターンと、段差を少なくするときに見ておきたい条件を整理します。 この記事でわかること タイルデッキの高さ3パターンと決め方の基準 段差ゼロに近づけるための3つの条件 グレーチングの役割と費用が高くなる理由 段差が残る場合の安全対策(ステップ・手すり・タイル) タイルデッキの高さはどの位置を基準に決める? タイルデッキの高さを決める基準は、リビング床・水切り・庭の地面の3つです。 リビング床に近づけるほど、室内から外へ出る段差は小さくなります。 一方で、庭の地面に近づけるほど、リビングとの段差は大きくなります。 高さの考え方 高さを合わせる位置 リビングとの段差 費用感 リビングの高さに合わせる リビング床 ほぼ0cm 高め 水切り(合わせ) 外壁下の水切りラインに合わせる 10〜18cm 中程度 庭の地面に合わせる高さ 庭の地面に近づける 40〜60cm 抑えやすい リビングの床に合わせると段差はほぼゼロになるが費用が高い 一つ目は、タイルデッキをリビングの床とほぼ同じ高さでつくる方法です。 室内と屋外が境目なくつながって見えるので、リビングが外まで広がったような開放感を味わえます。 また、出入りのたびに段差をまたぐ必要がないので、高齢のご家族や小さなお子さんがいるご家庭でも安心です。   ただ、この「段差ゼロ」を実現するには高いハードルがあります。 住宅の足元には、床下の通気を確保するための換気口(または隙間)があります。 ここにそのままタイルデッキを施工してしまうと、床下の換気が止まったり、大雨の際に雨水が室内に侵入してしまいます。 そのため、建物の壁とタイルデッキの間に「グレーチング」と呼ばれる金属製の格子フタを設置し、床下の換気と排水の通り道を確保する必要があります。 窓サッシの高さや、雨水を逃がすための傾斜の計算もシビアになるので、ご紹介している3パターンのなかで最も費用が高くなりやすいです。 建物の構造によっては施工できないこともあるので、ご希望の際は事前の現地調査での確認が必須となります。 【達匠でも多い】水切りに合わせると階段1段分(10〜18cm)の段差が 水切り合わせは、リビングの床ではなく、外壁の一番下にある「水切り」の高さにタイルデッキを合わせる方法です。 外壁のいちばん下あたりに、細い金属の出っ張りが付いている家がありますよね? あれが「水切り」です。 雨水が外壁を伝って、建物の土台に流れ込むのを防いでいます。 水切り自体は、だいたい地面から40〜45cm程度の高さにあります。 タイルデッキを水切りに合わせると、デッキは庭より高く、リビングの床より少し低い位置になります。 このとき、水切りと窓の間には10〜18cmほどの高さ(外壁が見えている部分)があります。 そのため、完成したタイルデッキとリビングの床との間には、ちょうど階段1段分(10〜18cm)の段差が生まれます。 「1段分なら気にならない」という方もいれば、「毎日出入りするなら、その段差も気になる」という方もいます。 水切り合わせは、完全なフラットではありません。 ただ、段差ゼロにするための部材や高さ調整が少なく済むので、費用と使いやすさの折り合いをつけやすい高さです。 達匠でも、タイルデッキの高さは建物の水切りに合わせることが多いです。 庭の地面に合わせると階段3〜4段分(40〜60cm)の大きな段差に もう一つの方法は、タイルデッキを地面(庭)に近い高さでつくる方法です。 リビングの床は、当然ですが、庭の地面より高い位置にあります。 タイルデッキを庭の高さに合わせると、リビングから出るときの段差はいちばん大きくなります。 目安としておよそ40〜60cm、「階段3〜4段分」程度。 高さを出さなくていいので、3パターンのなかでは費用をもっとも抑えやすい方法です。 庭のスペースが削られにくいのも、この高さのいいところです。 段差が大きいほど転倒のリスクも高まるので、毎日の出入りへの影響は費用と合わせて先に考えておきたいですね。 自分の家で「段差ゼロ」のタイルデッキは作れる?3つの条件 段差なしは、床下の換気や雨水の排水ルートを計算するシビアな設計が必要です。 そのため、実際にできるかは現地で見てみないと分かりません。 段差ゼロにするには、事前に確認しておきたいことが3つあります。 床下の換気を確保する「グレーチング」のスペースが必要 段差をゼロにする場合、一番の課題になるのが「お家の床下換気口」です。 タイルデッキをリビングの床と同じ高さまで上げると、床下の空気を入れ替えるための換気口(すき間)をデッキで完全に塞いでしまう形になります。 換気口を塞いで床下の通気が止まると、湿気が家にこもり、最悪の場合は木材が腐ったりシロアリが発生したりする原因に。 家の寿命を縮めないためにも、換気口を塞ぐことは絶対にできません。   そこで必要になるのが、「グレーチング」と呼ばれる金属製の格子フタ。 建物の壁とタイルデッキの間にこの格子を挟むことで、「人が安全に歩けるフラットな床面」と「床下の空気の通り道」を両立させます。 このグレーチングは特殊な建材で、設置にも手間や専門的な技術が必要になるので、通常の段差があるデッキに比べてどうしても費用が高くなります。 また、このグレーチングをはめ込めるかどうかは、換気口の形や配置によって違います。 図面だけでは判断できない部分が多いので、実際に施工できるかは事前の現地調査での確認が必須となります。 「窓の高さ」と「水はけ」の両方が必要 本来、雨水の侵入を防ぐために窓とデッキの間には段差が必要ですが、グレーチングを使えばこの段差をなくせます。 ただし、これにはさらに2つの条件があります。 窓の高さ:もともとの窓の位置が低すぎると、グレーチングを仕込むスペース(厚み)が足りなくなります。 水はけ(雨水の侵入リスク):窓とデッキが同じ高さになるため、大雨や強風の際に雨水が室内に侵入しやすくなります。そのため、通常のデッキよりも「絶対に水を溜めない」シビアな排水設計が必要です。 つまり、「窓の高さ」と「安全な排水ルート」の両方がそろわないと、段差ゼロは作れません。 さきほどの床下換気口と同様に、ここも図面だけでは判断できない部分です。 やはり、実際に現地を見てみないと施工できるかどうかの判断ができません。 庭の傾斜や隣との距離によっては、施工自体ができないこともある 建物だけでなく、お庭の「傾斜や広さ」も、やはり現地で見なければ分からない重要なポイントです。 もし敷地に高低差がある場合、デッキを水平に保つために地面を高く立ち上げる工事が必要になります。 この高低差が大きいほど、土台を支えるコンクリートの壁を作るなど大掛かりな工事が必要になり、その分費用も上がります。   また、建物と隣の敷地との距離が狭い場合は、作業スペースの制限により、グレーチングの設置やデッキを持ち上げる工事自体が難しいこともあります。 ここまでご紹介したように、段差ゼロを実現するには、建物の構造から庭の環境まで、多くの条件をクリアしなければなりません。 図面だけでは判断できない部分が非常に多いので、段差のないタイルデッキをご希望の際は、まずは実際に現地調査で見てもらうのが一番です。 タイルデッキとの段差ゼロが難しい場合はどうする? もし、段差ゼロが難しい場合でも、ステップや手すりをつけたり、滑りにくいタイルにすることで、上り下りの負担やつまずくリスクを減らせます。 特に高齢の方や、お子さん、ペットがいる家では、安心ですよね。 ステップ(踏み台)で上り下りを楽にする デッキの高さを庭の地面に合わせる場合、リビングとの間に3〜4段分の大きな段差が生まれます。 この段差には、ステップを設置すると上り下りがかなり楽になります。 デッキと同じタイルやコンクリートで一体感を持たせて作れば、見た目もきれいです。 また、先ほどご紹介した「水切り合わせ(階段1段分の段差)」の場合も、あらかじめステップを1段足しておくことで、毎日の出入りがさらにスムーズになります。 手すりを設置して段差を上り下りしやすくする 段差が残る場合は、手すりを設置すると上り下りの動作がかなり安定します。 特に高齢の方やお子さんがいる家では、手すりがあるだけで上り下りの安心感が全然違います。 ステップと手すりを組み合わせれば、さらに安心です。 手すりの素材や形はデッキのデザインに合わせられるので、見た目のすっきり感を保ちながら、安全性をプラスできます。 雨の日も安心な「外床用タイル」にする 段差をなくしても、タイル自体が滑りやすければ転倒の危険は残ります。 屋外のデッキで使うタイルは、カタログや商品ページに「外床(そとゆか)○」のマークがあるものを選ぶのが基本です。 表面にザラつきや凹凸がある仕上げのものほど、雨の日でも足が滑りにくくなります。 逆に、見た目がツルツルしていて光沢のある室内用タイルなどは、濡れると一気に滑りやすくなるため屋外には向きません。 達匠の施工事例|高さの違いがわかるタイルデッキの仕上がりイメージ 高さの違いは、文章だけではイメージしにくい部分です。 リビングとほぼフラットにつながる事例、水切りまわりの納まりを考えたい事例、段差を残しながら使いやすくまとめた事例を実際に見てみましょう。 リビングからフラットにつなげて部屋が外まで広く見える事例 お部屋から庭へ出る位置に、水栓スペース付きのタイルデッキを設けた事例です。 広い人工芝の庭と組み合わせています。 リビングからフラットにつながる大判タイルのテラスを設けた事例です。 木目天井の独立テラスの下にソファを配置し、屋外リビングをつくっています。 水切りの高さに合わせた事例 タイルテラスと人工芝、パーゴラを組み合わせた事例です。 テラス部分には、日差しを調整できる可動式屋根のパーゴラを設置しています。 玄関ポーチ、アプローチ、タイルデッキがつながる広めの外構事例です。 玄関ポーチ・アプローチとつながる広いタイルデッキに、埋め込み型の二口水栓を合わせています。 深い軒の下に、大判タイルのテラスを設けた事例です。 日差しや雨を避けながら過ごせる場所をつくっています。 水切りの少し下の高さでタイルデッキを仕上げた事例です。 広めのアプローチ階段を組み合わせ、グレーのタイルと明るい砂利のコントラストでデッキまわりをすっきりまとめています。 大きな段差にステップを追加して出入りしやすくした事例 室内からテラス、ガーデンルームへつながる導線をつくった事例です。 駐車スペースから庭スペースまでをタイルテラスでつなぎ、外まわりを一続きにしています。 タイルデッキの高さ選びで後悔しないためには?2つのポイント タイルデッキの高さは、完成後に変えるのがかなり難しい部分です。 現地確認と、費用・使いやすさ・段差の優先順位を着工前に決めておくこと。これが、後悔を減らす準備になります。 完成後は高さを変えられないので「予算」と「使いやすさ」の優先順位を決めておく タイルデッキはコンクリートを使って頑丈に固めて作ります。 そのため、完成した後に「やっぱり高さを変えたい」と思っても、一度すべて壊して作り直す大掛かりな解体工事が必要になります。 余計な費用を出さないためにも、「予算を抑えるのか」「段差のない使いやすさを最優先するのか」を着工前に決めておくことが大切です。 段差なしにできるかは現地確認なしに決めない|業者と一緒に判断する ここまでご紹介した通り、段差ゼロにできるかどうかは、換気口の位置や窓の高さ、庭の傾斜など、家と庭の条件がすべて揃って初めて実現します。 これらは図面だけでは判断できない部分が多いので、まずは現地調査で「自分の家で段差ゼロができるかどうか」をプロに見てもらうのが一番です。 まとめ:段差ゼロにできるかは、現地調査の相談から始めよう タイルデッキの高さは、リビング床に近づけるか、水切りの高さで止めるか、庭の地面に近づけるかで変わります。 この記事のポイント リビング床に近づけるほど段差は小さくなるが、費用は高くなりやすい 水切り合わせは、10〜18cmほどの段差が残る中間の高さ 庭の地面に近づけると費用は抑えやすいが、段差は大きくなりやすい 段差が残る場合は、ステップや手すり、滑りにくいタイルで出入りを整える ただ、どの高さが合うかは図面だけでは決めきれません。 換気口の位置、窓の高さ、水はけ、作業できるスペースは、現地で見ないと判断しにくい部分です。 まずは段差ゼロにできるかを、現地で確認してもらいましょう。 段差が残る場合も、その場でステップや手すりの入れ方まで考えておくと、毎日の出入りがしやすくなります。 施工実績5,000件超の達匠では、現地調査で敷地条件を確認したうえで、ご自宅に合う高さパターンをご提案しています。 「段差ゼロにしたいけれど、自分の家で本当に可能か分からない」。その段階でのご相談にも対応しています。 迷っている段階でも構いません。まずはご相談ください。

タイルデッキが増加中?ウッドデッキとの9項目比較と10年後の費用差の意外な事実

タイルデッキにするか、ウッドデッキにするか。 デッキ選びで迷っている方は多いですよね。 価格、見た目、メンテナンス。 比較ポイントが多く、なかなか決められないのも無理はありません。 じつは最近、達匠ではタイルデッキのご依頼が増えています。 とはいえ、費用もメンテナンスの手間も、素材によってかなり違います。 BBQをよくするご家庭か、小さなお子さんの遊び場にしたいか。 そういった使い方によっても、変わってきます。 この記事では、タイルデッキとウッドデッキの費用・耐久性・安全性・用途別の向き不向きをプロの視点で解説します。 あわせて、最近タイルデッキのご依頼が増えている背景についても考察してみます。 この記事でわかること 初期費用と10年の維持費を合算したトータルコスト比較 耐久性とメンテナンスの手間の違い 安全性の違い(滑り・硬さ・夏の熱さ) BBQ・子どもの遊び場など用途別の向き不向き タイルデッキが増えてきた背景(現場からの考察) タイルデッキとウッドデッキはどこが違う?費用・寿命・メンテナンスで比較 「費用ってどのくらい違う?」「手入れはどっちが楽?」「どっちが長持ちするの?」 デッキを選ぶとき、きっとまずそこが気になりますよね。 まずはざっくりと全体像を把握するために、主な比較項目を一覧にまとめました。 比較項目 ウッドデッキ タイルデッキ 素材・構造 束柱+骨組み+木材(天然木または人工木) コンクリート基礎+モルタル+タイル仕上げ 耐久性・寿命 5〜30年(種類による) 30〜50年目安 メンテナンス 3年に1度の再塗装が目安+年1回水洗い 日常の掃き掃除・水洗いが中心 初期費用(10㎡目安) 25〜40万円 15〜80万円 10年間の維持費 12〜18万円(業者依頼の場合) ほぼなし(長期で目地補修の可能性あり) 滑りやすさ 濡れると滑り注意 防滑性能を数値で選べる。濡れると滑りやすい 転倒時の安全性 木材の弾力で衝撃を吸収 硬いため転倒時の衝撃が大きい 夏の表面温度 60℃程度まで上昇することがある 70℃近くになる場合もある 火気への対応 取説で「近くで火気使用禁止」と明記 陶磁器質タイルは国交省告示の不燃材料 では、それぞれの違いをもう少し詳しく見ていきましょう。 ウッドデッキは束柱、タイルはコンクリート基礎で作る まずは構造的なお話(どうやって作るか?)から。 ウッドデッキは、地面に束柱(支柱)を立てて骨組みをつくり、その上にデッキ材を張って仕上げます。 素材は天然木か人工木(樹脂系)かで、耐久性もメンテナンスの手間もかなり違ってきます。 床下に湿気がこもりやすいため、通気と水はけがとても大切になります。 一方、タイルデッキは、地面を砕石で固めてコンクリートを打ち、モルタルで平らに均してからタイルを張ります。 地盤から順番につくり上げていく分、工事の手間はかかります。 タイル自体は雨にも紫外線にも強い素材ですが、目地や下地が傷んでくると見た目も足元の安全性も落ちてきます。 木はナチュラルな温もり、タイルはモダンで高級感 見た目の方向性は、ウッドデッキが「自然な木の温もり・ナチュラルな雰囲気」、タイルデッキが「モダンで高級感のあるスタイリッシュな印象」と、大きく違います どちらが家の外観に合うか、どんな雰囲気にしたいかは最終的には好みによるところが大きいです。 タイルの寿命は30〜50年、天然木は5〜10年が目安 耐久性はの差は、「木かタイルか」だけはありません。 ウッドデッキは素材によって寿命の差がかなり大きいからです。 一般的な木材(ソフトウッド寄り):防腐塗装をしても耐久年数は5〜10年程度 ハードウッド(イペやウリンなど):20〜30年 樹脂系(人工木):20年以上   タイルデッキは、陶磁器質タイルの耐用年数は30〜50年が目安とされており、変色・変質がほぼ起きないのが特長です。 ただし「半永久的」というのはあくまで素材の話で、目地の劣化や施工不良が原因の浮き・剥がれは別の問題。 長期的な点検は必要です。 「長持ちさせたい」ならタイル、「経年変化を楽しみたい」なら天然木のウッドデッキ。 ここが選び分けのポイントになります。 メンテナンスの手間を減らしたいならタイルが楽 ウッドデッキを長持ちさせるには、年1回程度の水洗いと、3年に1度を目安にした再塗装が基本です。 「手間」と感じるか「楽しみ」と感じるかは人によりますが、忙しい共働き家庭にとっては正直なところ、負担になりやすいですよね。 タイルデッキは日常の掃き掃除と水洗いが中心で、メンテナンスの手間はずっと少なめです。 ただし完全にゼロではなく、10〜15年後には目地のひび割れが発生する場合があります。 要は、木は「塗装(保護)で延命する素材」、タイルは「汚れを落とせばリセットできる素材」というイメージでしょうか。 タイルデッキとウッドデッキ、10年間でかかる費用はどのくらい違う? 「ウッドデッキの方が安いですよね?」というご質問をよくいただきます。 初期費用だけを見るとウッドデッキの方が安く見えますが、長期的なメンテナンス費用を含めると、話は少し変わります。 10年間のトータルで計算してみました。 初期費用はウッドデッキが安くなりやすい 結論から言うと、同じ広さで比べた場合、ウッドデッキの方が初期費用は安くなりやすいです。 10㎡(約6畳)前後の費用目安は次の通りです。   初期費用の目安(10㎡前後) ウッドデッキ 25万〜40万円 タイルデッキ 15万〜80万円 タイルデッキの費用の幅が大きいのは、コンクリート基礎工事とタイル貼り作業が必要で、下地の条件・高さ・デザインによって費用が大きく変わるからです。 一方、ウッドデッキは基礎工事がシンプルな分、材料費・施工費ともに抑えやすいです。 ただしこれは、あくまで目安で、材質・サイズ・デザイン・土地条件によって変わるため、実際の費用は見積もりで確認するのが確実です。 維持費はタイルがほぼゼロ、ウッドデッキは再塗装費がかかる 初期費用と並んで大切なのが、毎年かかる維持費です。 ウッドデッキは定期的な再塗装が必要で、業者に依頼すると1㎡あたり4,000〜6,000円かかります。 10㎡なら1回4万〜6万円。 これが3年に1度のペースで発生します。 DIYで塗装する場合は塗料代のみで1㎡あたり1,000〜1,500円程度に抑えられますが、時間と体力は必要です。 タイルデッキの維持費のほとんどは掃き掃除・水洗いで、費用としてはほぼかかりません。 ただし、先ほどお伝えしたように10〜15年後に目地の補修が必要になる場合があります。 「まったくゼロ」ではない点は頭に入れておきましょう。 10年総額では同じくらいになることもある 10㎡のデッキで、10年分の費用を試算してみるとこうなります。 10㎡のウッドデッキ(業者再塗装の場合) 初期費用:25〜40万円 再塗装:4〜6万円×3回(3年に1度)=12〜18万円 10年の総額:37〜58万円 10㎡のタイルデッキ 初期費用:15〜80万円 維持費:ほぼなし(長期で目地補修の可能性あり) 10年の総額:ほぼ初期費用のみ   タイルデッキが40〜60万円台なら、再塗装を繰り返した場合のウッドデッキの10年総額とだいたい同じくらいという結果になります。 ただ、実際は庭の広さや素材の違いなどさまざまな要素が影響してくるので、まずは自分の希望がどれくらいなのか、見積もりを取ってみることから始めるといいかと思います。 安全性や快適性は?小さな子どもやペットがいても安心なのはどっち? 「子どもが転んでも痛くない?」 「夏に素足で出られるの?」 そのあたりも気になりますよね。 雨の日はどちらも滑るので注意 まず知っておいてほしいのが、「木なら滑らない」は正確ではない、という点です。 ウッドデッキも濡れたり苔が生えたりすると滑りやすくなります。 メーカーの取扱い情報でも「濡れた表面は滑りやすいので注意」と書かれているほどです。 ただし、タイルデッキは雨の日や水遊びの後に特に滑りやすくなります。 滑りにくいタイルを選ぶか、滑り止めマットを敷くといった対策がおすすめです。 転んだときの衝撃は、ウッドデッキの方がやわらかい これはイメージ通りかと思いますが、転倒したときの衝撃はウッドデッキの方が小さくなります。 タイルデッキはコンクリート+タイルの硬い下地のため、転倒時の衝撃がどうしても大きくなります。 小さ難いお子さんがいるご家庭では、マットやラグを敷く・コーナークッションを設置するなどするといいでしょう。 夏の表面温度は60〜70℃に達することも(色選びと屋根が重要) 夏場の表面温度は、正直なところ「どちらも熱くなります」。 どちらも条件次第で50〜70℃級に達することがあり、素足では歩けないレベルです。 タイルの方がやや高温になりやすいですが、素材だけで決まるわけではありません。 実は、素材よりも「色」の影響が大きいです。 濃色の素材は日射を吸収しやすく、明るい色は熱くなりにくい。 どちらの素材でも明るい色にすれば、表面温度はある程度抑えられます。 また、屋根があるだけでもずいぶん変わります。 BBQや子どもの遊び場、洗濯干しでどちらが向いている? BBQを楽しみたいのか、子どもを思いきり遊ばせたいのか、それとも毎日の洗濯を楽にしたいのか。 目的が違えば、選ぶべきデッキも自然と変わってきます。 代表的な4つの用途ごとにまとめました。 BBQや炭火を使うならタイルデッキが安心 バーベキューを楽しみたいなら、タイルデッキをおすすめします。 タイルは不燃材料なので、炭火や火の粉が飛んでも床が傷みません ウッドデッキでバーベキューをされる場合は、耐熱シートをデッキに敷いた上でご使用ください。 子どもの遊び場にはウッドがおすすめ 毎日子どもが駆け回る場所として使うなら、ウッドデッキの方が安心です。 転倒時の衝撃が和らぐだけでなく、素足で遊んでも夏場の熱さが比較的マイルドです。 ペットの場合は少し事情が違います。 ウッドデッキ(特に天然木)は爪跡がつきやすく、タイルデッキは滑りが気になる場合があります。 一長一短なので、使い方に応じてご相談いただくのがベストです。 なお、プールをデッキの上で使いたい場合はタイルデッキをおすすめします。 プールに水をたっぷり入れるとかなりの重さになります。 ウッドデッキだと構造に負担がかかりやすいですが、コンクリート基礎のタイルデッキなら重さにも対応できます。 毎日の洗濯干しには段差が少ないタイルが便利 毎日洗濯物を干す用途であれば、リビングとフラットに接続しやすいタイルデッキが使い勝手よく感じることが多いです。 段差が少なく出入りがスムーズで、砂・花粉・泥が付いても水洗いで落とせます。 ただし、ウッドデッキでも段差をなくせれば、同じように使えます。 くつろぎのセカンドリビングとしてはどちらも◎ 「セカンドリビングとしてくつろぎたい」という用途では、どちらも十分に使えます。 ウッドデッキは木の温もりと自然な風合いが魅力で、裸足で歩く心地よさは環境にはなかなか出せません。 天然木の経年変化を楽しめる方には、特に愛着が湧く空間になります。 タイルデッキはモダンで高級感のある雰囲気を長く保てます。 「うちの場合はどっちがいいんだろう?」と迷った方は、ご相談ください。 最近、達匠でもタイルデッキのご依頼が増えています。 お客様の暮らし方やご予算に合わせて、最適なプランをご提案します。 なぜ今、タイルデッキのご依頼が増えている?(達匠の肌感覚) データで裏付けたわけではありませんが、「こういう背景があるんじゃないか」と感じていることが4つあります。 毎日が慌ただしくなって「手間のかからない方がいい」に変わってきた コロナ以降、BBQとプールが庭の"定番"になった 庭ではなく「外部リビング」として設計する人が増えた 今どきのモダン・ホテルライクな住宅と、デザインの相性がいい ① 毎日が慌ただしくなって「手間のかからない方がいい」に変わってきた 共働き家庭が増え、週末の使い方も以前とは変わってきました。 庭は使いたいけれど、手入れに時間をかけられない。 そういう家庭が増えるほど、メンテナンスが楽な素材を選ぼうという流れは自然なのかもしれません。 ② コロナ以降、BBQとプールが庭の"定番"になった コロナを機に、庭を使って楽しむ時間が増えました。 油汚れ・水濡れ・ビニールプール。 これらとタイルの相性がとにかくいい。 水で流せばリセットできるので、後片付けの楽さは体感レベルで違います。 ウッドデッキでも楽しめますが、炭火や油汚れが木に染み込むとなかなか落ちません。 「もっと気兼ねなく使いたい」というニーズが強まったことが、タイルへの関心につながっているのかもしれません。 ③ 庭ではなく「外部リビング」として設計する人が増えた 最近は「庭」というより、リビングの延長線上に外のスペースを位置づけるお客様が増えているように感じます。 タイルは高級感が出しやすく、建物との一体感も作りやすいのが特長です。 モダンな外観の住宅との相性もよく、「室内から続く空間として見せたい」という方には選ばれやすい素材だと感じています。 ④ 今どきのモダン・ホテルライクな住宅と、デザインの相性がいい 新築住宅のデザインが、ここ数年でずいぶん変わってきました。 白や黒を基調としたシンプルな外観、石目調やマット系の素材取り入れたホテルライクな仕上げが増えています。 そういった家には、同じ素材感のタイルデッキが自然と合いやすい。 ウッドを合わせると「温もりが出すぎる」と感じる方もいて、そこがタイルを選ぶひとつの理由になっているのかもしれません。 【結論】あなたにはどっちがおすすめ? ここまで見てきて、まだ迷っている方は、この3つを考えてみてください。 10年後も塗装の時間(または費用)をかけてでも、木の質感を取りたいか? BBQや炭火を使う機会が多いか? 転倒リスクを、床の柔らかさで減らしたいか?   1・3にYESが多いならウッドデッキ、2にYESならタイルデッキが向いています。 おしゃれなウッドデッキの施工事例や選び方は、以下の記事で紹介しています。 タイルデッキのデザインや施工事例は、こちらをご覧ください。 まとめ:使い方が決まったら、まずは見積もりを取ってみよう この記事のポイント 初期費用+維持費の10年総額はほぼ同水準になる BBQや炭火を使うならタイル(不燃材料で安心) 子どもの遊び場にはウッドの弾力がおすすめ 夏の表面温度は素材より「色」の影響が大きい タイルも人工木も完全フリーではない タイルが増えている背景には、暮らし方やトレンドの変化がある 10年分のコストで考えると、タイルとウッドデッキの差は、実は初期費用ほど大きくありません。 決め手になりやすいのは「BBQをよく使う家かどうか」「子どもが毎日走り回る場所にするかどうか」といった、使い方の方向性です。 実は、費用より先に「使い方」を決めてしまうと、意外とすんなり決まるのではないでしょうか。 方向性が絞れたら、次は見積もりを取って費用感を確かめてみましょう。 達匠は岐阜・愛知エリアで5,000件超の施工実績を持ち、タイルデッキ・ウッドデッキどちらも自社施工で対応しています。 LIXILエクステリアコンテストのデザイン部門6年連続受賞の実績もあり、ご用途とご予算に合わせて中立的にご提案します。 どちらにするか迷っている方は、気軽にご相談ください。

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【主な施工エリア】

  • 岐阜県: 岐阜市、各務原市、大垣市、羽島市、瑞穂市、本巣市、関市、美濃加茂市、可児市などを中心とした岐阜地域・西濃地域・中濃地域
  • 愛知県: 名古屋市(全域)、一宮市、春日井市、小牧市、稲沢市、清須市、北名古屋市などを中心とした尾張地域
  • 三重県: 桑名市など北勢エリアの一部

上記は主なエリアです。近隣の市町村についても、まずはお気軽にご相談ください。