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完璧な木はない!シンボルツリーで後悔しないために決める3つのこと

シンボルツリーを決めるときに、「大きくなりすぎて手に負えなくなったらどうしよう」「落ち葉などでご近所に迷惑をかけないかな」と、植えてから後悔しないか不安で決められないという方もいるのではないでしょうか。

あるいは、すでに植えた木について同じように悩んでいる方もいるかもしれません。

実際、達匠へのご相談でも、「手入れがいらなくて、虫もつかなくて、できれば常緑がいい」というご要望をよくいただきます。

私たち達匠は、岐阜県岐阜市を拠点に累計5,000件以上の施工を手がけてきました。

シンボルツリーの後悔には共通点があります

それは、自分たちの「庭との付き合い方(スタンス)」に合わない木を選んでしまっていること。

そこで今回は、植えてから気づきやすい後悔のパターンや、現場の経験から「ちょっと注意点を知っておいてもらいたい木」についてまとめました。

この記事でわかること
  • 植えてから気づきやすい後悔のパターン
  • なぜ後悔が起きるのか
  • 後悔しないためにはどうすればいい?
  • 事前に知っておいてもらいたい、注意点がある木
  • すでに後悔している場合はどうする?
この記事を書いた人
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金森元章紀

絵や写真に携わる異業種経験を通し、建物やエクステリアに興味を持ち転職。外構エクステリアの業界で営業設計として21年目。LIXILエクステリアコンテスト2024では、手がけた作品が金賞・銀賞。

目次

シンボルツリーで後悔する人は意外と多い!植えてから気づく3つの失敗パターン

シンボルツリーの失敗は、見た目よりも、植えたあとの「手入れの手間」や「敷地環境とのミスマッチ」で起こることがほとんどです。

よくあるのは、次の3つです。

落ち葉や枝が敷地をはみ出して、ご近所トラブルになる

落ち葉が風に乗って隣の家の駐車スペースや庭に落ちてしまい、苦情につながることがあります。

また、枝が隣の敷地にはみ出したり、根が地中で伸びていったりすることも。

これらは、植えるときに境界線から十分な距離を取っておくことで防げます

少し硬い話になりますが、2023年に施行された改正民法では、隣の土地にはみ出してきた枝について、一定の条件を満たせば「はみ出された側」が自分で切り取れるようになりました。

植える前に、落ち葉や枝がどこまで伸びるかまで考えておきたいところです。

日当たりや気候が合わず、枯れたり育たなかったりする

せっかく木を植えても、日当たりや地域の気候が合っていないと枯れたり育たなかったりします。

見た目が気に入るかどうかだけでなく、その場所で無理なく育つかも、植える前に見ておきましょう。

  • 日当たり:植える場所が日なたか、日陰・半日陰かを確認しましょう。日照を好む木を日当たりの弱い場所に植えると、間延びしたり葉が落ちやすくなります。
  • 気候:夏の暑さと冬の寒さ、両方に耐えられる木かを確認しましょう。
  • 水はけ:土の水はけも見ておきましょう。オリーブのように、水はけの悪い土を嫌う木もあります。
  • 風当たり:風が強い場所かどうかも確認を。強風地では、一本立ちより株立ちのほうが管理しやすい場合があります。

木が大きくなりすぎて、10年後に管理が手に負えなくなる

シンボルツリーは、植えた「今」だけでなく、10年後・20年後を想像することがとても大切です

木は生き物なので、当然大きくなります。

木が育つほど、剪定の手間そのものも増えていきます。

ここで大事なのは、「手間ひまをかけて庭を育てるのが好き」なのか、「なるべく手入れに追われず綺麗を保ちたい」のか、という皆さんのスタンスです。

庭いじりが好きなら、成長が早い木を選んで休日に少しずつハサミを入れる時間も、素晴らしいリフレッシュになります。

しかし、「手入れはなるべくラクにしたい」という方なら話は別です。将来自分では手が回らなくなって業者に頼むことになり、その費用もかかり続けるかもしれません。

庭の維持そのものが、将来負担になっていかないか。それとも、楽しめる趣味になりそうか。今のうちに、自分たちの「庭との付き合い方」を一度考えてみてください。

なぜ後悔が起きる?失敗の本当の原因

ここまで後悔のパターンを見てきましたが、ご相談を受ける中で感じるのは、多くの方が木を選ぶ前につまずいているということです。

失敗が起きる理由は、大きく分けて2つあります。

「手入れ不要・虫なし・常緑」3つとも完璧に求めてしまう

「手入れがいらなくて、虫もつかなくて、できれば常緑がいい」。

これは、シンボルツリーを検討される方が思い描きやすい3つの条件です。

お気持ちはとてもよくわかります。

しかし、正直にお伝えすると、この3条件をすべて同時に満たす木は、ほとんど存在しません

たとえば、常緑樹の多くは成長が旺盛で、放っておくとどんどん大きくなり「暴走」しやすい傾向があります。

一方で、成長がゆっくりで手入れが楽な木を探すと、その多くは落葉樹に行き着きます。

シンボルツリーで人気で、達匠でよくご提案する「アオダモ」も、完ぺきではありません。

ちなみに、「常緑樹なら落ち葉は出ない」と思われがちですが、常緑樹でも新しい葉と古い葉が入れ替わる時期には少量の落ち葉が出る場合があります。

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見た目より先に「自分たちのスタンス」を決める

だからこそ、「これだけは譲れない」「ここは妥協してもいい」という優先度を決めておくことが、失敗を防ぐコツです。

  1. どこまでなら手入れできるか(週末の庭いじりを楽しみたいか、業者に費用を払ってでもラクしたいか)
  2. 常緑と落葉、どうしても譲れないのはどちらか(落ち葉の掃除はできるか、ご近所へ迷惑にならないか)
  3. そもそも植えるスペースに余裕はあるか(木が大きくなったとき、隣の敷地や通路の邪魔にならないか)

このように、「自分たちは庭とどう付き合っていきたいか」を先に考えておけば、「それならこの木が合いますね」と自然に絞り込まれていきます。

逆に、自分たちのスタンスを決めないまま、見た目だけで「この木がいい!」と先に決めてしまうと、手入れや場所の問題が後から出てきて、後悔につながってしまいます。

シンボルツリーで後悔しないために、知っておいてほしい注意点がある木

達匠では、基本的に「この木はダメ」と否定することはありません。

お客様からご希望があれば、「どうすればうまくいくか」を一緒に考えますし、その人にとって良ければ全部正解だと思っています。

ただ、いくつかの木については、後から後悔しないよう、知っておいてもらいたい注意点はあります。

金木犀:主役の位置だと、ずんぐりした樹形が目立ちやすい

香りの良さで人気の金木犀ですが、放っておくと「ずんぐりむっくり」とした、少しボワンとした樹形になりやすい特徴があります。

そのため、家の顔としてスポットライトを当てるようなメインの場所には、少し扱いにくい面があります。

「どうしても植えたい」というご希望にはお応えしていますが、配置には少し工夫が必要です。

桂:自然な樹形が整いにくく、ご自宅での管理が難しい

桂の木は、ハート型の葉っぱが個性的で可愛らしい木です。

ただ、自然な樹形がきれいに整いにくく、ご自宅での管理が少し難しい面があります。

達匠でも積極的に「植えましょう」とご提案することはあまりありません。

ソテツ:葉が硬く鋭いため、小さな子どものいる家庭には向かない

リゾート感のあるソテツですが、葉が硬く、先端が鋭くて痛いため注意が必要です。

とくに小さなお子様がいるご家庭では、怪我のリスクがあるので、積極的なご提案は控えています。

オリーブ:枝が横に広がるため、狭い場所に植えると樹形が崩れる

達匠に植えてあるオリーブ

達匠でもよくご提案する人気のオリーブですが、枝が「横へ横へ」と広がりやすい木です。

狭い場所に植えてしまうと、本来残したい枝まで泣く泣く切り落とすことになり、オリーブらしい自然な形が崩れてしまいます。

スペースにしっかり余裕がある場所に植えて、のびのびと枝を伸ばしてあげるのが美しく保つコツです。

ユーカリ:成長がとても早く、植えた翌年から剪定に追われやすい

ユーカリは、ミモザなどと並んで「暴走しやすい」「姿形が乱れやすい」木の代表格です。

成長スピードが非常に早いので、年に何度も剪定を強いられます。

また、すぐ伸びるからと言って知識なしに切れば切るほど樹形が崩れていくので、注意が必要です。

さらに、「根の張りが浅い」ことに加え「幹が柔らかく脆い」性質もあるでの、台風などの強風で枝折れを起こしたり、根元から倒れてしまうこともあります。

すでに植えたシンボルツリーで後悔している場合の対処法は?

もし、すでに木を植えてしまってから「失敗したかも」と悩んでいる場合でも、やり直すことは可能です

現状を変えるための3つの選択肢をご紹介します。

まずは剪定で、樹形とボリュームをリセットできないか検討する

大きくなりすぎたり樹形が乱れたりしている場合、まずは剪定でコントロールできないかを検討します。

たとえば成長が早い木なら、思い切ってバッサリと短く切ってしまうのも一つの手です。

そこからまた新しい芽が出てきて、ちょうどいいボリュームを作り直すことができます。

ただし、剪定にはリスクも伴います。

木の種類によって「切っていい時期」「切るべき箇所」「正しい切り方」が決まっていて、これを間違えると不自然な樹形のまま二度と戻らなくなってしまいます。

自分で手を入れるのが難しいと感じたら、取り返しがつかなくなる前に専門業者へ相談するのがベターです

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まだ小さな木なら、条件に合う別の木に植え替える

植えてから1〜2年以内のまだ小さな木であれば、冬の休眠期(12月〜3月頃)を利用して、別の場所へ移植したり、新しい木へ植え替えたりできます。

「もう少し様子を見よう」と放置してしまうと、どんどん根が深く広く張り巡らされ、抜根(ばっこん)に重機が必要になったり撤去費用がかかってしまいます。

樹高が低く根が浅いうちこそ、負担も費用も最小限でやり直せる絶好のタイミングです

植え替えで二度目の失敗を防ぐためには、以下の2つを意識してみてください。

  • 1回目の失敗原因を特定する:「成長が早すぎた」「日当たりが悪かった」など、何が合わなかったのかを整理します。
  • 「やってみて分かった限界」を一番の基準にする:「剪定が追いつかないから次は成長が遅い木にする」「落ち葉掃除がしんどいから常緑にする」など、今回身にしみたリアルな気づきを最優先にして選び直しましょう。見た目はその次で大丈夫です。

「せっかく植えたから…」と無理して維持し続けるよりも、小さいうちに自分たちの生活に合った木へバトンタッチしてあげるほうが、この先を考えるとラクです。

思い切って木を撤去し、手入れの少ない外構に作り替える

思い切って「もう木はいらない」と判断するのも、選択肢の一つです。

木を撤去した後のスペースは、タイルや砂利を敷いたり、目隠しのフェンスやデザインウォールを作ったりすることで、手入れのいらないすっきりとした外構に生まれ変わります

達匠では、撤去作業から新しい外構の設計・施工まで一貫して対応していますので、「木をなくした後の空間をどう活かすか」も含めてご提案できます。

シンボルツリーの後悔や選び方に関するよくある質問

シンボルツリーについてよくいただく質問をまとめました。

Q:シマトネリコはやめたほうがいいと聞きますが、実際はどうですか?

たしかに成長が早く、地植えにすると1年で1〜2メートル伸びることもあるので、毎年のこまめな剪定は欠かせません。

しかし、敷地が十分に広く、定期的なお手入れを楽しめる(または業者に頼む費用を許容できる)のであれば、小さな葉が風に揺れるとても美しい木です

達匠でも、条件が合うお客様にはよくご提案しています。

Q:後悔しないためには、どの木を選べばいいですか?

達匠でよくご提案するのは、ソヨゴ(常緑・成長が緩やか)やアオダモ(落葉・成長がのんびり)などです。

ただ、先ほどもお伝えした通り「手入れ不要・虫なし・常緑」をすべて満たす完璧な木はほぼありません。

だからこそ、自分たちは庭とどう付き合っていきたいか、どこまでなら手をかけられそうかを先に考えてみてください

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Q:撤去や植え替えを考えたら、まず何をすればいいですか?

まずは、外構業者に現状を見てもらうのが一番確実です。

木の大きさ、根の張り方、搬出経路などの現場状況を確認することで、具体的な選択肢や費用をお伝えできます。

まずは「今の状況でどんな選択肢があるか」をプロに相談してみてください

まとめ:自分たちの「庭との付き合い方」に合った木を選ぼう

シンボルツリー選びに、「誰にとっても正しい正解」はありません。

もし庭いじりが好きで、「週末に手をかける時間も楽しみたい」「最初は余白を残して、自分たちで育てながらお庭を作っていきたい」という方なら、ある程度手間がかかる木を選ぶのも素敵な選択です。

ただ、「手入れに追われないか心配…」「なるべく楽に綺麗を保ちたい」と感じるなら、無理は禁物。

見た目の好みだけで決めず、成長がゆっくりな木を選ぶなど、自分たちのスタンスに合わせてあげるのが一番です。

そして、もしすでに植えた木で悩んでいる場合も、無理して抱え込む必要はありません。

小さいうちの植え替えや剪定、あるいは木を撤去して手入れの少ない空間に整えるなど、やり直しの選択肢はいくらでもあります。

この記事のポイント
  • 庭いじりを楽しみたいなら手間がかかる木もアリ:余白を残して育てていく時間もひとつの楽しみ方
  • 心配なら無理はしない:見た目の好みだけでなく「かけられる手間」に合わせて選ぶ
  • 今の木で後悔していてもやり直せる:植え替え・剪定・撤去など暮らしに合わせた解決策がある

「我が家の暮らしにはどんな木が合うんだろう?」「今の木をどうにかしたい…」とお悩みでしたら、ぜひ一度達匠にご相談ください。

私たちは岐阜・愛知・三重(北勢)エリアで、現地をしっかり拝見した上で、お客様それぞれの「庭との付き合い方」に合わせたベストな解決策をご提案します。

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