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シンボルツリーにおすすめの常緑樹7選!プロが選ぶおしゃれ度と手入れの手間

「シンボルツリーは、一年中葉が落ちない常緑樹にしよう」 と思っても候補が多すぎて迷ってしまいませんか?

私たち達匠にご相談にいらっしゃるお客様からも、「手入れがいらなくて、虫もつかなくて、できれば常緑がいい」というご要望をよくいただきます。

たしかに、冬でも緑を楽しめて、落ち葉掃除の負担も少ないのが、常緑樹の大きな魅力です。

ただ、プロの目線から少しだけ正直にお伝えすると、「すべての常緑樹が手入れ不要」というわけではありません。

実は、常緑樹の多くは成長が旺盛で、木の種類によっては放っておくと“暴走”して大きくなりすぎてしまうという側面もあります。

木は一度植えると、そう簡単には植え替えられません。

そこでこの記事では、岐阜・愛知エリアで数多くの庭を手がけてきた達匠が、よく選ばれる常緑樹7種をピックアップ。

「管理の手間」と「家のスタイルとの相性」に絞って、現場のリアルな声も交えます。

この記事でわかること
  • 常緑樹にしてよかった3つのこと
  • 植える前に知っておきたい4つの注意点
  • 管理の手間と外観の相性で比べた7種の特徴
  • 費用・移植・根の広がりなどよくある質問への答え

あなたの家にぴったりの一本を、一緒に見つけていきましょう。

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金森元章紀

絵や写真に携わる異業種経験を通し、建物やエクステリアに興味を持ち転職。外構エクステリアの業界で営業設計として21年目。LIXILエクステリアコンテスト2024では、手がけた作品が金賞・銀賞。

目次

シンボルツリーに常緑樹を選んでよかったことは?

「葉が落ちなくてラクそう」というイメージの強い常緑樹ですが、実際に植えた方が「よかった」と感じるポイントは大きく3つあります。

  • 冬の玄関まわりが寂しくならない
  • 落ち葉掃除に追われる日々がない
  • 一年中「目隠し」として機能する

一年中緑が続き、外観の印象が変わらない

常緑樹なら冬でも葉が落ちないので、落葉樹のように玄関まわりが寂しくなることがありません。

一年中いつでも明るい印象を保てるのが常緑樹の良さです。

落ち葉掃除の手間が、落葉樹より少ない

ただ、「緑をキープできる=落ち葉がゼロ」というわけではなく、古くなった葉は少しずつ落ちます。

それでも、秋から冬にいっせいに葉を落とす落葉樹のように、「毎日ほうきで掃き続けないといけない」という大変さはありません。

掃除の負担が圧倒的に軽いのは大きな魅力です。

冬も葉が残り、目隠し効果が途切れない

道路やご近所からの視線を遮りたい場所にもおすすめです。

落葉樹を目隠しにすると冬に家の中が丸見えになってしまいますが、常緑樹なら一年中しっかりプライバシーを守れます。

植える前に知っておきたい!常緑樹の4つの注意点

「一年中葉が茂っている」からこそ、気をつけてほしいポイントもあります。

  1. 成長スピードと剪定の手間(放っておくと暴走する)
  2. 植える場所(成長後の圧迫感や冬の日差し)
  3. 虫や病気(葉が密集して風通しが悪くなる)
  4. 重たい印象(ナチュラルな雑木感は出しにくい)

1. 成長スピードと剪定の手間(放っておくと暴走する)

一番気をつけていただきたいのが、木の成長スピードです。

たとえばシマトネリコのように成長が早い木は、年に1〜2回の剪定が必須になります。

手入れの手間をできるだけ省きたい場合は、ソヨゴのように成長がゆっくりな木を選ぶのが正解です。

2. 植える場所(成長後の圧迫感や冬の日差し)

苗木のときは小さくても、一年中葉が茂る常緑樹は成長すると想像以上の圧迫感が出ます。

家やブロック塀に枝がぶつからないよう、成長後の高さを踏まえてゆとりのある場所を選びましょう。

また、一年中葉が落ちないということは、冬の貴重な日差しも遮ってしまうということ。

南側の窓の前に大きな常緑樹を植えてしまうと、冬場に部屋が暗く寒々しくなることがあるので、植える場所には気をつけましょう。

3. 虫や病気(葉が密集して風通しが悪くなる)

葉が常に密集しているので、内側の風通しが悪くなり、カイガラムシなどの虫や病気が発生しやすくなる一面もあります。

適度に枝をすいて、風を通してあげる手入れが必要です。

4. 重たい印象(ナチュラルな雑木感は出しにくい)

森のような「雑木の庭」に憧れている場合、常緑樹だけで庭を作ると、どうしても葉がこんもりと重たい印象になってしまいます。

自然で軽やかな雰囲気を出したいなら、落葉樹もあわせて検討してみてくださいね。

常緑樹のシンボルツリーおすすめ7選

人気の常緑樹7種の特徴をまとめました。

まずは一覧表でざっと比較してみてください。

樹種 成長速度 剪定の手間 日当たり 外観との相性
シマトネリコ 非常に速い 年1〜2回以上 日向 ナチュラル・モダン全般
ソヨゴ 遅い ほぼ不要(年1回) 日向〜半日陰 和モダン・シンプル
オリーブ やや速め 年1〜2回 日向 洋風・カフェ風
常緑ヤマボウシ やや速め 年1〜2回 日向 ナチュラルモダン・和洋
ハイノキ 遅い ほぼ不要(年1回) 半日陰 和モダン・シンプル
キンモクセイ 普通 年1〜2回 日向〜半日陰 和風・和モダン
メラレウカ 普通 年1〜2回 日向〜半日陰 洋風・ナチュラルモダン

シマトネリコ|涼しげで大人気。でも「成長の早さ」には覚悟を

達匠に植えてあるシマトネリコ

シマトネリコ

  • おすすめの外観:シンプルモダン・ナチュラル全般
  • 手入れの頻度:年1〜2回以上(成長が非常に速い)
  • 最大の注意点:あっという間に伸びるので、こまめな剪定が必須

小さな葉が風に揺れる、言わずと知れた大定番。

どんな家にも似合う万能選手です。

ただ、一番気をつけてほしいのが「成長スピード」。

地植えにすると1年で1〜2メートルも伸びるので、毎年のこまめな剪定が欠かせません。

「手入れはラクなほうがいい」という方には不向きな木です。

ソヨゴ|手入れがラクで、日陰にも強い優等生

達匠に植えてあるソヨゴ

ソヨゴ

  • おすすめの外観:和モダン・シンプル
  • 手入れの頻度:年1回程度(成長が遅い)
  • 最大の注意点:赤い実がなるのは「メスの木」だけ

「手入れは少なくしたい」「植える場所があまり日当たりが良くない」という方に真っ先におすすめしたいのがソヨゴ。

成長がゆっくりなので、ハサミを入れるのは年に1回軽く整える程度で十分です。

ただ、成長が遅い分ボリュームが出にくいので、広い場所に1本だけポツンと植えると少し寂しい印象になることもあります。(※実を楽しみたい場合は、購入時にメスの木か必ず確認してください)

↑こんな感じで、少しボリュームが出にくいのが特徴です。

オリーブ|シルバーの葉が外観を引き立てる。横に広がるスペースの確保を

  • おすすめの外観:洋風・南欧風・カフェ風
  • 手入れの頻度:年1〜2回(成長はやや速め)
  • 最大の注意点:横に広がるため、狭い場所には不向き

シルバーグリーンの葉が、洋風やカフェ風の外観をさらにおしゃれにしてくれます。

ただ、枝が「横へ横へ」と自由に広がる性質があるので、狭い場所に植えると本来残したい枝まで泣く泣く切り落とすことになります。

結果として、オリーブらしい自然な形が崩れてしまいます。

だからこそ、スペースにしっかり余裕がある場所に植えてのびのびと枝を伸ばしてあげることが、オリーブの樹形を美しく保つ最大のコツです。

常緑ヤマボウシ|花・実・紅葉。一本で季節の変化を楽しめる

達匠に植えてある常緑ヤマボウシ

常緑ヤマボウシ

  • おすすめの外観:ナチュラルモダン・和洋どちらも
  • 手入れの頻度:年1〜2回(成長はやや速め)
  • 最大の注意点:一般的なヤマボウシは「落葉樹」なので品種間違いに注意

「一年中同じ姿だと寂しい」という方にはこちら。

初夏に白い花が咲き、秋に赤い実をつけ、冬にはほんのり紅葉も楽しめます(厳しい寒さだと葉を少し落とすこともあります)。

和風にも洋風にもスッと馴染む懐の深さもあり、季節の変化を感じられる貴重な常緑樹です。

ハイノキ|スリムな立ち姿。狭い場所や和モダンにぴったり

  • おすすめの外観:和モダン・シンプル
  • 手入れの頻度:ほぼ不要〜年1回(成長が遅い)
  • 最大の注意点:強い西日が当たると葉焼けしやすい

細い幹がスッと立ち上がる、繊細で涼しげな木です。

枝が横に広がりにくくスリムなので、玄関前のちょっとしたスペースにも圧迫感なく収まります。

強い西日は苦手なので、「木漏れ日が入るくらいの半日陰」に植えてあげるのがベストです。

キンモクセイ|秋の香りを楽しむ。目隠し効果もバツグン

  • おすすめの外観:和風・和モダン
  • 手入れの頻度:年1〜2回(成長は普通)
  • 最大の注意点:夏に枝を切ると秋に花が咲かなくなる

秋にあの甘い香りを届けてくれる定番の木。

香りの強さには好みも分かれますが、葉っぱがギュッと密に茂るので、外からの視線を遮る「目隠し」としての実力はピカイチです。

ただ、放っておくと「ずんぐりむっくり(ボワンとした樹形)」になりやすいので、実は家のメインとなるシンボルツリーとしては少し扱いが難しい木でもあります。

剪定のタイミングには注意し、適度に枝をすいてあげましょう。

メラレウカ|個性的な細い葉で、庭を海外風に

  • おすすめの外観:洋風・ナチュラルモダン
  • 手入れの頻度:年1回程度(成長は普通)
  • 最大の注意点:寒さに弱い品種が多いので、冬越しできるか確認を

「オリーブやシマトネリコはご近所と被りそう…」という方におすすめ。

細い針のような葉が風にそよぐ姿は、外国の庭のような洗練された雰囲気を作ってくれます。

ただし、寒さに弱い品種も多いので、住まいの地域で冬越しできる品種(レプトスペルマム系など)をしっかり確認して選んでください。

よくある質問

常緑樹のシンボルツリー、植えるのにいくらかかる?

戸建てのシンボルツリーとして一般的なサイズ(樹高2〜3m)の常緑樹を1本植える場合、総額の費用相場は約3万〜8万円が目安となります。

もちろん、樹種やサイズ、環境によっても費用は変わってくるので、具体的な金額は現地の状況を見たうえでの見積もりが必要です。

抜いたり移植したりはできますか?

植えて1〜2年以内の小さな木なら、冬の休眠期(11〜2月頃)に移植できる場合があります。

しかし、何年も経って大きく育った木の移植は専門的な技術が必要になり、費用もかかります。

「植える場所を変えたい」と思ったら、早めにプロへご相談ください。

根が広がって基礎や隣地に影響しませんか?

木の種類によって根の張り方はまったく違います。

たとえばシマトネリコは浅く横に広がるため、水道管などの近くに植えると配管を傷めるリスクがあります。

家のどこに配管が通っているかをプロと一緒に確認しておきましょう。

常緑樹を選んで、あとから後悔することはありますか?

達匠へご相談いただく方の多くは、植える前の段階から「手入れはできるだけ少なくしたい」とお話しになります。

ただ、成長の速い木を選んでしまうと、あとから剪定の手間を後悔されることもあります。

事前に樹高や成長速度、日当たりを確認しておけば、そうした後悔は防げます。

四季の変化や軽やかさを優先したい場合は、落葉樹も選択肢に入れて比較してみてください。

まとめ:常緑樹のシンボルツリーは「外構全体のイメージ」で選ぼう

常緑樹のシンボルツリーは、ただ「人気だから」という理由だけで選んでしまうと、「すぐ大きくなって手入れが追いつかない」と後悔してしまうこともあります。

「敷地のどこに植えたいのか」「日頃の手入れはどれくらいできそうか」 この2つを軸に考えると、家に合う木は1〜2種に絞り込めるはずです。

この記事のポイント
  • 常緑樹は冬も緑が続くが、成長が早い種類は剪定の手間が大きい
  • 手入れをラクにしたいなら、成長が遅い「ソヨゴ」か「ハイノキ」
  • 人気の「シマトネリコ」は成長が早いため、こまめな剪定が必要
  • 洋風やカフェ風の外観に合わせるなら「オリーブ」か「メラレウカ」
  • 植える前に「成長後のサイズ」と「日当たりの良さ」を必ず確認する

岐阜・愛知エリアで数多くの庭を手がけてきた私たち達匠では、木を植えたあとの「日々の暮らし」にどう馴染むかを大切にしています。

手入れがいらない庭ももちろん良いですが、週末に少し時間をかけて伸びた枝を切る。

そんな手入れの時間そのものが、実は日々の暮らしのリラックスにつながったりもするものです。

外構全体のデザインはもちろん、「この木をどこに、どう植えれば暮らしが豊かになるか」という植栽のプランニングまで一緒に考えます。

「木を植えたいけれど、どれがいいか分からない」といったご相談も大歓迎です。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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