
投稿日:2025.02.20 最終更新日:2025.02.20
普段何気なく目にするフェンスですが、これはただの境界線ではなく、目隠しや防犯対策、デザイン性などいろんな目的があります。
しかし、フェンス選びは意外と奥が深いもの。
高さや素材、耐久性、費用などを考える必要があり、どれがいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、おしゃれな外構フェンスの種類やデザイン、選び方、おすすめ商品、そしてデザイン事例まで幅広く紹介します。
フェンス選びのポイントを押さえて、理想の住まいを実現しましょう!
目次
外構フェンスにはさまざまな種類があり、それぞれデザインや機能性が異なります。
ここでは、代表的な5つのフェンスについて特徴を解説します。ご自宅の雰囲気や目的に合わせて、最適なフェンスを選びましょう。
フェンスの種類 | プライバシー性 | 防犯性 | デザイン性 | 初期費用 | ランニングコスト | 耐久性 |
---|---|---|---|---|---|---|
目隠しフェンス | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ | ○ |
メッシュフェンス | △ | △ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
アイアンフェンス | ○ | ◎ | ◎ | △〜× | △ | ◎ |
ウッドフェンス | ◎ | ○ | ◎ | △ | △〜× | △ |
生垣フェンス | ○ | ○ | ◎ | ○ | △〜× | ○ |
目隠しフェンスは、外からの視線を遮り、プライバシーを守るためのフェンスです。
完全に視界を遮るものから、適度に光や風を通すものまで、さまざまなデザインが用意されています。素材にはアルミ、樹脂、木材(天然木・人工木)などがあり、それぞれに特徴があります。
フェンスを選ぶ際は、どの程度の目隠し効果が必要かを考えましょう。また、設置場所の日当たりや風通しを考慮し、圧迫感が出ないようにバランスをとることも大切です。
メッシュフェンスは、金属製の網状フェンスで開放感が特徴です。
比較的リーズナブルで設置しやすく、シンプルなデザインはどんな住宅にも馴染みます。
視線を完全に遮るわけではありませんが、隣地との境界を明確にしながら、圧迫感なく空間を仕切ることができます。
近年ではデザイン性に優れたメッシュフェンスも増えており、おしゃれな外構にも取り入れやすくなっています。
アイアンフェンスは、鉄製の装飾的なフェンスで、洋風やクラシックな住宅との相性が抜群です。
デザイン性が高く、優雅で高級感のある雰囲気を演出できます。
耐久性にも優れていますが、錆びやすいというデメリットがあるため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
特に海沿いなど塩害の影響を受けやすい地域では、防錆対策をしっかりと行いましょう。
近年では、アルミ製のアイアン調フェンスも登場し、メンテナンスの手間を軽減できます。
ナチュラルテイストやカントリーテイストの住宅によく合い、外構全体を優しい雰囲気に仕上げます。
天然木は、時間が経つにつれて風合いが変化し、その自然素材ならではの経年美を楽しむ人も多いです。
ただし、美しさを維持するためには、年に1〜2回の塗装や防腐処理が必要です。
一方、人工木は天然木の風合いを持ちながら、耐久性が高く、腐食しにくいというメリットがあります。
メンテナンスの手間が少なく、日常の掃除も簡単に済むため、手軽に木の雰囲気を楽しみたい方におすすめです。
ただし、人工木は天然木に比べると質感がやや劣ることがあり、長期間使用するうちに変色する可能性もあるため、設置場所や環境に応じて選びましょう。
生垣フェンスは、植栽を利用したナチュラルなフェンスで、自然な景観を楽しめるのが特徴です。
四季折々の変化を楽しめる反面、剪定や水やりなど定期的な手入れが必要になります。
設置場所の日当たりや土壌の状態に適した植物を選ぶことが大切です。
たとえば、常緑樹のトキワマンサクやレッドロビン、落葉樹のドウダンツツジなどが生垣に適しています。
設置場所や素材、高さ、さらには家全体の雰囲気に合うかどうかを考えながら選ぶことで、長く快適に使えるフェンスを見つけることができます。
そこで、フェンスを選ぶ際に押さえておきたい大切なポイントを詳しくご紹介します。
外構フェンスは、設置する場所によって必要な目的も変わります。それぞれの場所に最適なフェンスを選びましょう。
庭に設置するフェンスは、プライバシーを守りつつ、周囲の景観になじむことも意識したいものです。
完全に視線を遮るのではなく、ある程度開放感のあるデザインがおすすめです。
例えば、自然な風合いのウッドフェンスや、植物と組み合わせやすいメッシュフェンスなどが良いでしょう。
玄関前は、いわば「お家の顔」。デザイン性の高いフェンスで、おしゃれに演出したいですよね。
しかし、外からの視線が気になる場所でもあるので、ある程度の目隠し効果も必要です。
デザインとプライバシー、両方のバランスが取れたフェンスを選びましょう。
道路に面した場所のフェンスは、通行人や車からの視線を遮ることが一番の目的。
ある程度の高さと、しっかりとした目隠し効果があるフェンスがおすすめです。
防犯面も考えて、乗り越えにくいデザインを選ぶと、さらに安心ですね。
ェンスの素材は、見た目の印象だけでなく、耐久性やメンテナンスのしやすさにも大きく影響します。
それぞれの素材の特徴を知って、ご自身のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
軽くて耐久性が高く、そして錆びにくいのがアルミの魅力です。デザインも豊富で、どんな家にも合わせやすい、人気の素材です。
お手入れも比較的簡単なので、「忙しくて、なかなか時間が取れない…」という方にもおすすめです。
スチールは、とにかく頑丈さが自慢。防犯性を重視したい場所に、特におすすめです。
「重厚感のある雰囲気が好き」という方にも、選ばれています。
ただ、錆びやすい素材でもあるので、定期的なメンテナンスは欠かせません。
天然木製フェンスは、自然の風合いが何よりの魅力。「木の温もりを感じながら暮らしたい」という方に、選ばれています。
ただ、木の種類によって、耐久性には差があります。
樹脂製フェンスは、木の風合いを再現しつつ、水や湿気に強く、メンテナンスがとても楽です。
「木の雰囲気は好きだけど、お手入れは簡単に済ませたい…」という方に、おすすめです。
色あせもしにくいので、長い間、きれいな状態を楽しめます。
人工木製フェンスは、木材と樹脂を組み合わせた素材です。
見た目は、見た目は木に似ていますが、耐久性やメンテナンスの簡単さは、樹脂ならでは。
環境にも優しい素材として、人気があります。
フェンスの高さは、どのくらいプライバシーを守りたいか、そして、どのくらい開放感がほしいかによって選ぶ必要があります。
設置場所や目的に合わせて、ちょうど良い高さを見つけましょう。
庭の境界線を区切ったり、花壇を囲ったりするのに、ちょうど良い高さです。
圧迫感がなく、開放的な雰囲気を楽しめます。
外からの視線を程よく遮りつつ、圧迫感も少ない、バランスの取れた高さです。
一般的な住宅のフェンスとして、よく選ばれています。
外からの視線をしっかりと遮り、プライベートな空間を守りたい方におすすめの高さです。
防犯性を重視する場合にも、安心ですね。
フェンスの色は、住まいの外観とのバランスを考えて選びましょう。
建物の外壁や屋根の色、庭の雰囲気などに合わせて、しっくりと馴染む色を選ぶことが大切です。
ホワイト、ブラック、グレー、ブラウンなどのベーシックカラーは、どんな外観にも合わせやすく、飽きがきません。
レッド、ブルー、グリーンなどのアクセントカラーは、個性的で目を引く外観を演出できます。「ちょっと個性を出したい」という方におすすめです。ただ、周囲の景色との調和も考えて、慎重に選びましょう。
外構フェンスは、雨や風、砂埃などで、どうしても汚れやすいもの。
ブラックやグレーなどの濃いめの色を選ぶと、汚れが目立ちにくくなります。
これらのポイントを参考にしながら、デザイン性だけでなく、防犯性やプライバシー保護、そしてお手入れのしやすさも考慮して、ご自宅にぴったりのフェンスを選んでくださいね。
では、実際に、さまざまなスタイルに合わせたおすすめのフェンス商品をご紹介します。
それぞれの商品の特徴や、どのような外構に合うかを詳しく解説していきますので、ぜひフェンス選びの参考にしてください。
※2025年2月現在の情報です。
目隠しフェンスは、隣家や道路からの視線を遮るため、プライバシーを守る大切な役割を果たします。
ここでは、デザインも機能も、どちらも妥協したくない!という方におすすめの、目隠しフェンスをご紹介します。
引用: LIXIL | フェンスAA
LIXILのフェンスAAシリーズは、横格子やメタル調のデザインが特徴。上品で洗練された雰囲気が、お家をワンランクアップさせてくれます。
「外から見えないようにしたいけど、おしゃれさも諦めたくない…」そんな方に、おすすめのフェンスです。
YKK APのシンプレオ フェンスは、シンプルでスタイリッシュなデザインが魅力。横スリットのデザインが、気になる視線をしっかりと遮り、プライバシーを守ります。
「すっきりとした、都会的な雰囲気のお家にしたい」という方に、おすすめです。
タカショーのエバーアートフェンスは、まるで本物のような木目調や石目調のデザインが特徴。高級感あふれる雰囲気が、お庭をワンランクアップさせてくれます。
「自然の素材感は好きだけど、お手入れが大変なのはちょっと…」という方にも、おすすめです。
引用: LIXIL | フェンスAB
LIXILのフェンスABシリーズは、横スリット、横ルーバー、採光ルーバーなど、様々なデザインから選べるのが魅力。
「光は取り入れたいけど、視線は遮りたい…」そんな、わがままな願いも叶えてくれます。
シンプルながらも、洗練されたデザインが、お庭をすっきりと見せてくれます。
YKK APのルシアス フェンスは、木目調のアルミ素材を使った、温かみのあるデザインが魅力。
「木のフェンスは憧れるけど、お手入れが大変そう…」と諦めていた方にも、おすすめです。
視線を遮りながらも、お庭に優しい雰囲気をプラスしてくれます。
引用: 三協アルミ | レジリア
三協アルミのレジリアは、丈夫なスチール製のフェンス。「とにかく頑丈なフェンスが良い!」という方におすすめです。
シンプルなデザインながらも、高い防犯性と目隠し効果で、安心・安全な暮らしをサポートしてくれます。
LIXILのGスクリーン 目隠しフェンスタイプは、視線をしっかりと遮りながらも、デザイン性にもこだわりたい方におすすめ。上下に動かせるタイプなら、日差しや風通しを、自由に調整できます。
「プライバシーは守りたいけど、暗い印象になるのは嫌…」そんな方にも、ぴったりです。
メッシュフェンスは、風通しが良く、お庭を広く見せてくれるのが魅力。「お庭を明るく、開放的にしたい!」という方におすすめです。
プライバシーは守りつつ、しっかりとお隣との境界線も作りたい、そんな方にぴったりのフェンスをご紹介します。
YKK APのイーネット フェンスは、シンプルなメッシュデザインが特徴。「風通しを良くしたいけど、お隣との境界線は、きちんと作りたい…」そんな方におすすめです。
ペットを飼っているご家庭や、ガーデニング好きの方にも、選ばれています。
引用: 三協アルミ | ユメッシュプラス
三協アルミのユメッシュプラスは、色々な使い方ができる、便利なメッシュフェンスです。
「風通しは良くしたいけど、防犯面も気になる…」そんな方にも、おすすめです。シンプルなデザインなので、どんなお家にも合わせやすいですよ。
三協アルミのハイブリッドT・T フェンスは、メッシュとフレームを組み合わせた、スタイリッシュなデザインが特徴です。
「シンプルだけど、ちょっと個性的なフェンスが良いな…」そんな方におすすめ。丈夫な作りなので、安心して長く使えますよ。
アイアンフェンスは、「お庭を、もっとおしゃれにしたい!」という方におすすめです。
外国のお家のような、上品な雰囲気を演出できます。
引用: 四国化成 | ガーデンフローラ
四国化成のガーデンフローラは、重厚感のあるアイアン調のデザインが魅力。
「ヨーロッパのお城みたいな、高級感のある雰囲気にしたい!」という方に、おすすめです。デザイン性だけでなく、防犯性も高いので、安心して使えます。
LIXILのラフィーネフェンスは、上品なアイアン風のデザインが魅力の、アルミ鋳物フェンスです。
「お家の外観を、もっとエレガントに見せたい」という方に、おすすめです。まるで外国の家のような、素敵な雰囲気を演出できます。
ここでは、外構工事のプロである「達匠」が実際に施工した、おしゃれな外構フェンスのデザイン事例をご紹介します。
「どんなフェンスが自分の家に合うのか分からない」「具体的なイメージが湧かない」という方は、ぜひ参考にしてください。
温かみのあるブラウンの木樹脂フェンスが、自然素材をふんだんに使ったお庭の雰囲気とあっていますね。フェンスの支柱を黒にすることで、お庭全体の印象も格好良くなりました。
施工事例:https://www.tatsusho.com/works/modern/p5855/
スタイリッシュなアルミフェンスは、カーポートと同素材。フェンスもカーポートも広い面積を占める部分なので、外構全体にとても一体感が生まれます。
中からは圧迫感のない高さにしつつも、通行人からの視線を遮っています。
施工事例:https://www.tatsusho.com/works/modern/p6115/
曲線が美しいアイアン調の鋳物フェンスは、リゾート風の建物にピッタリです。
アイアンの黒と外壁の白のコントラストが美しいです。
施工事例:https://www.tatsusho.com/works/resort/p5590/
広々としたお庭は家族や友人と心地よく過ごすためのスペース。木調の目隠しフェンスでしっかりとプライバシーを確保しています。支柱やフレームに異素材を使用すると、抜け感が出ますね。
施工事例:https://www.tatsusho.com/works/modern/p5805/
ファザードはフレームフェンスで開放的に。お庭空間はしっかりと目隠しフェンスを活用して、プライバシーを確保。フェンスそれぞれのメリットを活かした設計です。
施工事例:https://www.tatsusho.com/works/modern/p6107/
お隣との隣接した敷地には、高さのあるアーバンフェンスでプライバシーをしっかりと確保。高さはありますが、程よく抜け感があって圧迫感を与えないのがポイントです。
施工事例:https://www.tatsusho.com/works/modern/p6120/
樹脂フェンスの一部に、赤のポイントカラーを入れて外構のアクセントに。
実は、玄関ドアと宅配ポストも同じカラーを使用しています。シンプルなデザインの外観に、遊び心と個性をプラスした外構デザインです。
施工事例:https://www.tatsusho.com/works/modern/p6128/
カーポートからお庭の導線もフェンスでしっかり目隠しした外構デザイン。
駐車中はそこまで気になりませんが、外からの視線が気になる方も多い部分なので、フェンスがあると安心ですね。
施工事例:https://www.tatsusho.com/works/modern/p6130/
日本の伝統的な竹垣の一種である「みす垣」を大胆に用いたお庭です。しっかりと目隠ししながら、上品で風通しの良い外構デザインとなりました。
施工事例:https://www.tatsusho.com/works/modern/p3932/
黒を基調とした建物に合わせて、黒の幕板フェンスを使用した外構デザイン。
夜にはグランドライトでフェンスを扇状にライトアップして幻想的。防犯対策としても効果的です。
施工事例:https://www.tatsusho.com/works/modern/p5375/
おしゃれな外構フェンスを選ぶためには、デザインだけでなく、設置する場所や素材、高さ、色など、色々なことを考える必要があります。
外構フェンス選びで押さえるべき5つのポイント
まずは自分たちが実現したいこと、目的を整理することから始め、ご自宅のスタイルに合わせてぴったりのものを選びましょう。
もし、「自分たちだけでは、なかなか決められない」という場合は、達匠にご相談ください。
達匠は、岐阜・名古屋エリアで豊富な事例を持つ外構専門業者です。
5,000件以上の施工実績を誇り、さらに「LIXILエクステリアコンテスト2024」では、で金賞・銀賞の同時受賞の実績があります。
お客様の家にぴったりなフェンスや外構を設計から施工までお手伝いをさせていただきます。
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>>>堀・フェンスのご紹介
絵や写真に携わる異業種経験を通し、建物やエクステリアに興味を持ち転職。外構 エクステリアの業界で営業 設計として21年目。
投稿日:2025.02.20 最終更新日:2025.02.20
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