2024.10.28
おしゃれな「ホテルライク外構」を叶える6つのコツとデザイン事例を紹介
広々としたスペースにどこか高級感のあるアプローチ、夜はライトアップでまた違った雰囲気に…そんなホテルのエントランスのような特別感ある「ホテルライクな外構デザイン」。
ホテルライクな外構デザインは、洗練されたエントランスや、心地よい照明、上品な植栽などで、まるでホテルのような非日常的な雰囲気を自宅に取り入れられるスタイルです。
とはいえ「家なのにホテルっぽいデザインってちぐはぐにならない?」「広いスペースが取れないからうちには合わないかも…」など、不安な方も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、この記事では「外構をホテルライクに仕上げるコツ」を実際の施工事例とともに詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ホテルライクな外構とは?
自宅の外構をホテルライクでおしゃれに仕上げるために、まずはホテルライクなデザインの特徴を把握しましょう。
ホテルライクな外構とは、訪れる人に特別な印象を与えるような、シンプルでありながらも、上質で高級感を重視した「ホテルのエントランス」をイメージした外構スタイルです。
このスタイルでは、自然石やタイルなど上質な素材や統一感のあるモノトーン、アースカラーの色味が使われることが多く、都会的でエレガントな印象を引き立てます。
また、高木やデザイン性のあるフェンスを活用して視線を遮ることで、ホテルの庭のようにプライバシーを保ちながら、落ち着ける空間を演出するのも特徴です。
さらに、夜間にはシンボルツリーや壁面にスポットライトを当てて美しく演出し、昼夜問わず幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
非日常的な特別感が感じられるデザインとして人気を集めている今トレンドの外構です。
おしゃれなホテルライクな外構の6つのポイント
とはいえ、ホテルのようにオシャレにするのは、ハードルが高くてなんだか難しそう…と不安に思う方も多いのではないでしょうか?
実は、ホテルライクな外構には「コツ」があるんです。
以下ではホテルライクな外構をおしゃれに仕上げるポイントを4つご紹介します。
1.ライトアップによる雰囲気の変化にこだわる
夜の外構を美しく見せるために、照明の配置にこだわりましょう。
ホテルライクな外構には照明を使ったナイトシーンの演出が欠かせません。
アプローチを間接照明やグランドライトで誘導したり、シンボルツリーをライトアップすると、エントランス全体が幻想的で高級感のある雰囲気に包まれます。
明るさや色味を調整すると、より洗練された印象が演出できるので調光機能のあるものを選ぶのがおすすめです。
2.タイルや石材をアクセントに取り入れる
タイルや石材といった質感のある素材をポイントで取り入れるのもおすすめです。
洗練されたデザインを追求していくと、シンプルだけどなんだか寂しい仕上がり…なんてことも。
そこで、駐車スペースの一部にタイルをモザイクのように配列したり、階段やアプローチに石材を敷くと、ぐっと華やかな印象になります。素材違いのデザインは単に派手なデザインとは一味違う高級感が演出できますよ。
ベージュやグレー系の石材は、ホテルライクな外構によく合います。
3.プライベート空間を確保
イメージしてみてください。ホテルでは、日常から離れてプライベートな空間で非日常をおもいっきり楽しみたいですよね?
つまり、プライベート空間のデザインもホテルライクな外構には欠かせません。
高さのあるフェンスや植栽を用いることで、周囲からの視線をブロックし、まるでリゾートのようなプライベート空間を楽しむことができます。これにより、外部の目線を気にすることなくくつろげる環境が生まれます。
4.植栽を取り入れてさらに雰囲気を演出
リラックスした癒しの空間づくりという意味では、季節を感じることもできる植栽が欠かせません。海辺のリゾートホテルにあるヤシの木などは、イメージしやすい例ですよね。
また、高級感のあるデザインは近寄りがたくなってしまいそうで心配…という方にとっても植栽を取り入れるのはおすすめです。
ヤシの木はもちろん、オリーブやシマトネリコ、少し和風に寄せたい場合は、スタイリッシュなアオダモもおススメです。また、リゾート感のあるアガペやニューサイラン、マホニアコンフューサなどの低木も雰囲気が出ます。
シンボルツリーや低木などのグリーンだけでなく、季節の花もおすすめです。ホテルのエントランスのような華やかな印象を際立たせます。
自然の温かみは親しみやすい雰囲気を作り出すことができますよ。
5.配色はシンプルかつ統一感を
ホテルライクな外構では、配色をシンプルかつエレガントに統一感が出るようにまとめることがポイントです。
グレー、ブラック、ホワイトなどの落ち着いたモノトーンや、ベージュやブラウンなどのアースカラーがよく使われます。
また、植栽の緑や水景のブルーなどの自然なアクセントカラーを加えることで、より豊かな表情が生まれます。
6.思い切って水景も取り入れてみる
少し敷居は高くなりますが、よりラグジュアリーなホテルライク外構を目指すなら、水景を採り入れることも考えるといいでしょう。
噴水やウォーターガーデンといった水景は、視覚的にも音の面でも高級感を増し、リラックスできる環境を作ります。特に、テラスの近くに小さな水景を設置すると、よりリゾート感のある外構になります。
ホテルライクな外構のデザイン事例集【達匠】
異なるテクスチャーを組み合わせた門扉
施工事例:https://www.tatsusho.com/works/modern/p5357/
異なる素材を組み合わせたおしゃれな門扉が目を惹くデザインです。開放的でありながら玄関は直接見えないようにフェンスが配置されています。
階段・植栽のライトアップ
施工事例:https://www.tatsusho.com/works/hotellike/p5373/
浮き階段や植栽を温かい光でライトアップすることで、ナイトシーンを演出しています。石材の床や鉄格子など、素材の高級感にもこだわった事例です。
クローズ外構でセキュリティ優先
施工事例:https://www.tatsusho.com/works/modern/p4959/
こちらは他とは異なるセキュリティ重視のクローズ外構を採用した事例です。閉鎖的になりがちなデザインですが、全体的に明るいカラーで統一し、道路横をグランドライトで照らすことで、印象を和らげています。
ホテルライクな外構を叶える業者選びのポイント
ホテルライクな外構を実現するためには、デザインや施工に高い専門性を持つ業者を選ぶことが大切です。ここでは、ホテルライク外構を得意とする施工業者を見極めるポイントについて解説します。
「ホテルライクなデザイン」の施工実績を確認
まずは業者の施工実績が豊富かどうかチェックしましょう。
ここでポイントなのは、特にホテルライクな外構に特化した事例があるかどうかです。施工軒数が多くても、ホテルライクなスタイルはあまり実績がないということも。
SNSやウェブサイトで公開されている事例から、素材・植栽の使われ方や夜間の照明、なにより自分のイメージに近いデザインか?に注目して確認しましょう。
複数の業者の事例を見てデザインの参考画像を集めるのもおすすめです。
デザインの提案力をチェック
気になる業者が見つかったら、次はデザイン提案力を吟味しましょう。
完成してから「ホテルライクは叶ったけど、なんだか理想と違う…」なんてことになったら悲しいですよね。理想とするデザインがある場合は特に、ヒアリングの段階でイメージをどこまで共有できるかがポイントなんです。最初の打ち合わせで、あなたの要望やイメージに対してどれだけ具体的な提案ができるか、また最新のトレンドを反映したアイデアを持っているかを確認しましょう。
「要望を汲み取ったオリジナルティのあるデザインか?」だけでなく、「高級感やプライベート空間の演出があるデザインか?」も要チェックです。
ホテルライク外構デザインはプロに相談するのがおすすめ
ホテルライクな外構は、シンプルで洗練されたデザインが、日常を忘れさせる非日常感を演出し、訪れる人に特別な印象を残すことができます。この記事では、照明による夜間の雰囲気作り、シンプルで統一感のある配色、プライバシーを保ちながら高級感を演出するポイントを紹介しました。
特別感のあるスタイルとして人気を集める一方で、効果的な照明計画や統一感のあるデザイン力によって仕上がりが大きく左右されるデザインです。理想のホテルライクな外構を叶えるには、豊富な施工実績と高い技術力を持つ業者を選びましょう。
5,000軒以上の施工実績を持つ当社では、ホテルライクな実績も多数です!3D CADを用いた詳細な提案と、自社一貫の高品質な施工を活かして、お客様のご要望に合わせた最適な外構をご提案しております。
デザイン性においては、LIXILエクステリアコンテストにおいて6年連続受賞という評価を頂いています。
外構デザインにこだわりたい方や外構工事に不安がある方はお気軽にご相談ください。
達匠のInstagramアカウント(@tatsusho_exterior)や施工事例もぜひご覧くださいね。
この記事を書いた人
吉村英朗
12年間住宅の設計に携わり、その際、エクステリアの持つ可能性に興味を持ち、外構の設計として13年になります。