2024.09.10
投稿日:2024.08.05
外構3Dパースとは?デザインイメージを共有する強力ツール
外構工事を計画する際、完成後のイメージを正確に把握することは非常に重要です。「こんなはずじゃなかった・・・」という後悔を避けるためには、3Dパースの活用が効果的です。
3Dパースを用いることで、施主と業者の間で事前イメージのずれを最小限に抑え、要望に近い満足度の高い外構工事の実現が可能になります。
本記事では、外構工事におけるパース図の重要性、メリットとデメリット、そして実際の完成物との比較について詳しく解説します。パース図を確認してから工事を依頼することで、理想的な外構空間づくりへの第一歩を踏み出しましょう。
目次
外構工事でよく耳にする「パース」とは?
パースとは、建築や外構工事などの完成イメージを視覚的に表現した図のことです。英語の”Perspective”(透視図法)に由来し、立体的な空間を平面上に描く技法を指します。
パースは、平面図や配置図とは異なり、立体的な奥行きや高さを含めた、実際に目で見たような空間全体のイメージを表現します。これにより、施主は完成後の外構をより具体的にイメージすることができます。
例えば、庭の植栽や門扉、駐車スペースなどの要素が、実際の見え方に近い形で描かれます。
3Dパースのメリットとは?手描きパースや平面図との違い
3Dパースの特徴とメリットについて説明していきます。
完成イメージを驚くほど正確に表現できる
3Dパースの最大の魅力は、驚くほどリアルな視覚表現ができることです。木の質感や金属の輝き、布地の風合いまで、細かな素材感を見事に再現します。さらに、自然光や照明の効果も精密に表現でき、時間帯や季節の変化までも表現可能です。
この圧倒的なリアリさのおかげで、お互いのイメージを共有しやすくなるので、施主と業者の間で「イメージが違う」といったすれ違いを防ぎ、より理想に近い外構設計が実現できるでしょう。
多様な角度から見られるので、デザイン全体を把握しやすい
3Dパースのもう一つの強みは、様々な角度からデザインを見られる点です。3Dモデルを使えば、どんな視点からでも自由に画像を作成できます。例えば、空から見下ろした感じや、細かい部分をじっくり見たい時など、好きな視点で簡単に画像が作れます。一つのモデルから色んな見方ができるので、デザインの全体像がつかみやすくなります。この点は、手描きパースでは実現できません。
また、建物の内部と外部を連続的に表現できるので、空間のつながりも理解しやすくなります。部屋の中に立っているような視点で見せられるので、窓からの植栽の眺めやウッドデッキの配置など、実際の暮らしのイメージがつかみやすくなりますよ。
打ち合わせの場で編集・修正が可能
3Dパース図の魅力は、その場ですぐに修正や変更ができる点にあります。昔ながらの手描きパースや平面図と違って、デジタルツールを使っているので、リアルタイムで編集できるんです。
例えば、お客様との打ち合わせ中に「やっぱりこの色じゃなくて…」なんて話になっても大丈夫。外構の色を変えたり、素材を入れ替えたり、植栽の配置を動かしたりと、その場で新しいデザイン案を見せられます。
お客様との相談がスムーズに進むだけでなく、デザインの決定までの時間も大幅に短縮できるんですね。
「3Dパース」のこだわりすぎはNG?
3Dパースは非常に役立つツールですが、注意点があります。クオリティを上げれば上げるほど、専門知識や技術が必要となり、時間とコストも増加します。
中には本物と見間違うほど精巧なパースもありますが、そこまで求めるかどうかは施主様次第です。パースに予算をかけすぎて、肝心の外構工事の質が落ちては本末転倒ですからね。
また、中には3Dパースを作らない業者もいますが、その場合は「3Dで作ってください!」と依頼することも大切です。このような要望に対して丁寧に対応してくれるかどうかも、外構業者を選ぶ際の判断基準の1つになりうるでしょう。
平面図ならではのメリットもある
平面図には独自の強みがあります。正確な寸法や配置の確認、建物全体の構造把握、導線計画などの検討に適しているんです。
また、実際の工事現場では職人さんが平面図を頼りに作業を進めます。さらに、建築確認申請などの役所への手続きでも平面図が必要になります。
お施主様も、DIYの際などにこの平面図を活用されていることがけっこう多いんですよ。
つまり、3Dパースがイメージ理解に向いているのに対して、平面図は実務的な用途や詳細な検討に欠かせないツールなんです。状況に応じて、両者をうまく使い分けることが大事なんですね。
3Dパースと実物写真の比較
こちらは、弊社の3Dパースと実物写真です。
夜の照明が当たったイメージで作成していますが、植栽の光の当たり方など、細かい部分までイメージできるのではないでしょうか。
別アングルからのパースも作っているので、全体的なイメージもしやすいですよね。
3Dパースを活用して、後悔しない理想の外構を実現しよう
外構工事において「想像していたのと違う」という後悔を防ぐには、施主様と業者の間でイメージを共有することが重要です。そこで活躍するのが3Dパースです。これを使えば、完成後の外構をより具体的に思い描くことができ、意思疎通の行き違いを未然に防げます。
どうでしょうか?ご自宅の外構を一度3Dパースで見てみたくなりませんか?
現在の雰囲気とは全く異なるイメージに、驚かれるかもしれません。雰囲気がよくなるだけでワクワクしますよね。
達匠でも、3D CADソフトウェアを活用してヒアリングを行っています。これにより、お打ち合わせの段階から完成イメージを具体的にお示しできます。
お客様のご要望を素早く視覚化し、変更や追加のアイデアにも柔軟に対応いたします。
完成形に最も近い形でのプレビューをご覧いただくことで、デザイン性はもちろん、その後の生活シーンまでを考慮したご提案が可能です。
美しさと快適さ、両面からお客様のニーズに応える外構プランをご用意いたしますので、ぜひ一度ご来店ください。
この記事を書いた人
金森元章紀
絵や写真に携わる異業種経験を通し、建物やエクステリアに興味を持ち転職。外構 エクステリアの業界で営業 設計として21年目。